【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、「COMICエトワール」で連載中の椎野イトウさんによる『あゝ、ゴミクズどもよ。』をご紹介しよう。
同作は、社畜OLと無職のヒモ男の共依存生活を描くラブコメ漫画。以前椎野さんのX(旧Twitter)に第1話がポストされると、約2万ものいいねが寄せられている。そこで作者の椎野さんに、同作を描いたきっかけやこだわりについて話を伺った。
■社畜OLが養うヒモ男…利害一致の同居生活とは
ある日、ブラック企業で働く社畜OLの五味かすみが3日ぶりに帰宅すると、無職の同居人・葛田メオが畳の上に倒れていた。葛田は路頭に迷っていたところを五味に拾われ、彼女に養われている身だ。五味が事情を聞くと、葛田は五味から渡されていた食費をパチンコに使ってしまい、2日間何も食べていなかったという。
五味のヒモ状態となっている葛田だが、実は五味に好意を寄せていた。彼女と釣り合う男になって告白するため、社会復帰を決意する葛田。ところが、五味は葛田に必要とされることで自己肯定感を保っており、葛田の社会復帰をあの手この手で阻止しようとして…。
読者からは「クズなのに葛田くんの真っ直ぐさがかわいい」「五味さんのダメ女っぷりが憎めない」などのコメントが寄せられている。
■作者・椎野イトウさんに創作への想いをインタビュー「『利害関係』を軸にキャラクターを考えていきました」
――『あゝ、ゴミクズどもよ。』を創作したきっかけや原体験があればお教えください。
もともと、ラブコメをテーマとした読み切りコンペのために描いた作品でした。私があまり読んでこなかったジャンルなので手探りだったのですが、ラブコメはお互いを選ぶ理由に納得感が欲しかったので、「利害関係」を軸にキャラクターを考えていきました。
――1話目を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
「生きてていいのだと」のシーンの五味さんの表情です。感情の高まりや瞳が揺らぐ感じを表現するために、あえて目の形を左右非対称にしたりと色々試行錯誤したので、感情が少しでも伝わると嬉しいです。
――1話目の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由とともにお教えください。
葛田が犬に襲われているシーンです。路頭に迷うという深刻な状況なのに、それを感じさせないコミカルさが出せたかなと思います。手に持っているパンの耳もこだわりポイントです。
――キャラクター造形や関係性を描くうえで工夫した点があればお教えください。
五味さんの口の形をもにょっとさせることで、彼女の邪悪さがややマイルドに見えるかなと思います。ただ、そのままだとシリアスなシーンでは抜け感が出過ぎてしまうため、デフォルメ具合を調整するよう意識しています。
――Xでの反響について、ご感想があればお聞かせください。
素直に嬉しかったです。全く意図していなかったのですが、「配信者になろう」を「配偶者になろう」と見間違えたというコメントを見かけて、なんてかわいい見間違いなんだと思いました。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んでくださる方がいることがモチベーションとなっています。本当にありがとうございます。完結まであと少しなのですが、2人の行く末を見守っていただけると嬉しいです…!
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