「トイ・ストーリー」長編6作品&短編7作品を紹介最新作ではデジタルの脅威を描く

「トイ・ストーリー」長編6作品&短編7作品を紹介最新作ではデジタルの脅威を描く

7月3日(金) 12:00

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おもちゃたちの冒険と成長を描き、長年愛されている「トイ・ストーリー」シリーズ。7年ぶりとなる最新作「トイ・ストーリー5」では、現代的なテクノロジーというかつてない脅威を前に、ウッディとバズが再び手を取り立ち向かう姿が描かれる。そこで、おもちゃたちの活躍を描く「トイ・ストーリー」シリーズの長編6作品、短編7作品を振り返りたい。紹介する作品は「トイ・ストーリー5」を除き、全てディズニープラスで配信されている。

<長編作品>
「トイ・ストーリー」
「トイ・ストーリー2」
「トイ・ストーリー3」
「トイ・ストーリー4」
「バズ・ライトイヤー」
「トイ・ストーリー5」

<短編作品>
「ハワイアン・バケーション」
「ニセものバズがやって来た」
「レックスはお風呂の王様」
「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」
「トイ・ストーリー謎の恐竜ワールド」
「ボー・ピープはどこに?」
「フォーキーのコレって何?」

<長編作品>

●「トイ・ストーリー」(1995)

カウボーイ人形のウッディ(声優:トム・ハンクス/日本版声優:唐沢寿明)は、持ち主の少年アンディの1番のお気に入りで、仲間のおもちゃたちのリーダー的存在。ところがある日、最新式のおもちゃであるバズ・ライトイヤー(ティム・アレン/所ジョージ)が誕生日プレゼントとしてやってきて、ウッディはお気に入りの座を奪われてしまう。バズは、自身を本物のスペース・レンジャーだと思いこみ、おもちゃだという自覚がなかった。

ジョン・ラセター監督が自身の短編「ティン・トイ」をもとに製作し、長編デビューを飾った本作は、史上初のフルCGアニメ作品を作り上げた功績が称えられ、第68回アカデミー特別業績賞を受賞している。

●「トイ・ストーリー2」(99)

ある日、バザーに売りに出されたペンギン人形のウィージーを助けに行ったウッディは、通りすがりのおもちゃ屋アルに盗まれてしまう。バズと仲間たちはウッディの救出を計画し、アルのおもちゃ屋に向かう。一方、アルのマンションに連れて来られたウッディは、テレビ番組のキャラクターで、「ラウンドアップの仲間」であるジェシー(ジョーン・キューザック/日下由美)、プロスペクター、ブルズアイと出会い、自分がプレミア人形であることを知る。

持ち主に捨てられてしまうという、おもちゃのトラウマを描き「おもちゃにとっての幸せは?」を問いかける深いストーリー性が支持を集めた。バズと宿敵ザーグの戦いも明らかになり、バズのバックグラウンドにも深みが与えられた。

●「トイ・ストーリー3」(2010)

ウッディやバズたちは、変わらずアンディの家にいたが、17歳になったアンディの大学進学が決まり、おもちゃは整理されることに。ウッディは大学に、バズたちは屋根裏部屋に保管されることになるが、トラブルで近くの保育園に寄付されてしまう。アンディに捨てられたと思いこみ傷心のおもちゃたちだったが、ウッディはただひとりアンディを信じて、保育園からの脱出を試みる。

ずっと一緒だと思っていた子どもたちが成長してしまったら?おもちゃが避けては通れない宿命を通して、彼らの絆と友情が感動的に描かれた。ファンにとっては、アンディの成長も涙なしには見られなかったはず。“最凶の悪役”ロッツォ(ネッド・ビーティ/勝部演之)の存在も強いインパクトを残した。

第83回アカデミー賞では、作品賞含む5部門にノミネート。長編アニメーション賞と、「We Belong Together」(邦題「僕らはひとつ」)で主題歌賞を受賞した。

●「トイ・ストーリー4」(19)

新しい持ち主であるボニー(マデリーン・マックグロウ/中村優月)とともに遊ぶ日々を過ごすウッディやバズたち。しかし、遊びの中心にいたウッディはクローゼットにしまわれたままの日々を過ごしていた。幼稚園で行った工作で、先割れスプーンやモールを材料としたおもちゃの「フォーキー」(トニー・ヘイル/竜星涼)を作ったボニー。いまでは、フォーキーが一番のお気に入りのおもちゃとなっていた。

前作には姿を見せなかった陶器製の人形ボー・ピープが、驚きの変身を見せたように、おもちゃにもおもちゃ“本人”の幸せがあることを描いた本作。自分をゴミだと思い込むフォーキー、誰からにとって特別な存在になりたいギャビー・ギャビー(クリスティーナ・ヘンドリックス/新木優子)らの幸せ探しは、最終的にウッディにも影響を与えていく。

●「バズ・ライトイヤー」(22)

「トイ・ストーリー」シリーズに登場した、おもちゃのバズのルーツが明らかになる長編アニメーション。有能なスペース・レンジャーのバズ(クリス・エバンス/鈴木亮平)は、自分の力を過信したために、1200人もの乗組員とともに危険な惑星に不時着。遥か遠くの地球に帰還するため、バズは猫型の友だちロボット・ソックスと、危険なハイパー航行に何度も挑む。やがて彼は、親友アリーシャすらもう居ない62年後の世界に到着し、アリーシャの孫で新米チーム「ジュニア・パトロール」の一員であるイジーと出会う。

●「トイ・ストーリー5」(26)

おもちゃが大好きだったボニーは、タブレットに夢中な周りの子たちと話が合わず悩んでいた。想像力豊かだけれど内気なボニーの成長を見守ってきたジェシーは、そんな彼女を心配していたが、ある日、最新の電子タブレット「リリーパッド」(グレタ・リー/広瀬アリス)の登場によって日常が一変してしまう。

前作で新たな生き方を見つけ、いまはボー・ピープら仲間たちと共に捨てられたおもちゃを助ける活動をしているウッディが、ジェシーからのSOSを受けて、久しぶりにボニーの部屋に帰ってくる。“デジタルの脅威”を題材に、これまでの「トイ・ストーリー」シリーズでも原案や脚本を務めてきたアンドリュー・スタントン(「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」)が監督・脚本を担当。米人気歌手のテイラー・スウィフトが映画のために、新曲「I Knew It, I Knew You」を書き下ろした。

<短編作品>

●「ハワイアン・バケーション」

おもちゃの持ち主・ボニーが家族とハワイ旅行に行くことになった冬休み。ウッディやバズらおもちゃたちは、自宅で1週間リラックスできると大はしゃぎ。一方、バービーとケンは、ハワイに連れて行ってもらおうと、ボニーの通学リュックにこっそり忍び込むが、ボニーはリュックを家に置いていってしまう。

夕陽の見えるビーチで、バービーとのファーストキスを計画していたため、ショックを受けるケン。そこでウッディは、仲間たちと協力し、ふたりにハワイ旅行を疑似体験してもらうことに。創意工夫でハワイの風景やアクティビティを再現するおもちゃたちの奮闘と、それらを無邪気に楽しむバービー&ケンの姿が印象的。

●「ニセものバズがやって来た」

ボニーと一緒に、ファーストフード店にやって来たバズ。しかし、キッズセットのおまけとしてレジに展示されていた“ニセもの”バズが悪知恵を働かせ、バズと入れ替り、ボニーの家にまんまとたどり着いてしまう。

厚かましい態度のニセものに、ウッディたちはうんざり顔。一方、店に置き去りになったバズは、脱出を試みますが、店の片隅で開かれていた「捨てられたミールトイの会」に遭遇し、心理療法セラピーを受けているおもちゃたちに引き留められてしまう。果たしてバズは、仲間が待つ家に無事戻ることができるのか?

●「レックスはお風呂の王様」

仲間のおもちゃたちのシャボン玉遊びを邪魔してしまった恐竜のレックスは、ミスター・ポテトヘッドに“お邪魔虫”とイヤミを言われてしまう。しかし、ボニーに連れられやって来たお風呂場で、立場は一変。意外な才能を発揮し、初めて出会ったおもちゃたちを盛り上げると、音と光に包まれた大騒ぎのバブルパーティを演出する“お風呂の王様”に変身する。

便座カバーが「モンスターズ・インク」のサリー柄だったり、キャプテン・ジップ(ボニーのリュックのジッパーに付いたキーホルダー)が一瞬登場したりと、ピクサー作品ならではのイースターエッグにも注目したい。

●「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」

ボニーの祖母の家へ向かう車のトランクのなかで、ホラー映画を見ていたウッディたちは、道中で車がパンクすると、一晩をモーテルで過ごすことに。ボニーとママが寝静まると、ミスター・ポテトヘッドが出かけていき、トリクシーとプリックルパンツも後を追いかける。

見かねたウッディ、バズ、そしてジェシーは、仲間を連れ戻そうとするが、ひとり、またひとりと何者かにさらわれてしまい……。本作の主人公であるジェシーが、勇気を振り絞りながら、箱に閉じ込められていた過去のトラウマと向き合うストーリーが秀逸。プリックルパンツによる「ホラー映画講座」は映画ファン必見。

●「トイ・ストーリー謎の恐竜ワールド」

クリスマスシーズンに、ウッディやバズ、レックスやトリクシーは、ボニーに連れられて、友だちのメイソンの家に遊びに行く。メイソンの部屋は、たくさんのおもちゃであふれており、ウッディたちは部屋の片隅に広がる、バトロポリスと呼ばれる“恐竜ワールド”に迷い込んでしまう。

恐竜の戦闘民族バトルサウルスたちに支配された世界で、ウッディたちは彼らの戦いに巻き込まれ、大ピンチに。一方、トリクシーだけは、戦闘用の装備を身に着けて大はしゃぎ。果たして、無事に脱出できるのか?

●「ボー・ピープはどこに?」

かつてのウッディたちの仲間だった、磁器製の美しい羊飼い人形のボー・ピープ。ウッディと離ればなれになってから、彼女は持ち主にこだわらず、自由でたくましい女性に成長していた。一体、どんな冒険を経験したのか?空白の時間が明らかになる。

ギャビー・ギャビーや手下のベンソンをかわし、セキュリティが厳重なアンティークショップから脱出するスリリングな展開も必見。ちなみに、本作では、トム・ハンクスの弟で俳優のジム・ハンクスが、ウッディの声優を務めている。

●「フォーキーのコレって何?」(全10話)

「トイ・ストーリー4」で初登場したフォーキーは、ボニーが先割れスプーンで作ったおもちゃ。自分のことを“ゴミ”だと思いこんでいて、目を離すと、すぐにゴミ箱に入りたがる。そんな彼が「時間とは」「愛とは」「友だちとは」「読むとは」「コンピューターとは」など、壮大な質問から身近な疑問まで、10のトピックを仲間たちに問いかけていく。

「お金って何?」と質問された貯金箱のハムが、アメリカ合衆国のお金について教えようとしたり、「時間って何?」の問いにレックスが、恐竜のいた時代を例に挙げて時間の概念を説明したりと、おなじみのキャラクターの素顔や考え方を知ることができる。

【作品情報】
トイ・ストーリー5

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