【写真】知識の有無“だけ”じゃ勝負はわからない…ふくらPも感心する「アタック25」の構造
日本で最も長く続いている視聴者参加型クイズ番組「BS10 パネルクイズアタック25」。1975年4月にスタートした本番組は、赤・緑・白・青に分かれた4人の出場者が25枚のパネルをかけて早押しクイズで競い合う。これまで日曜日のお昼に放送してきた番組が、7月から金曜日夜9時に引っ越し。その記念すべき第1回である7月3日(金)夜9時放送回のゲストとして出演するのがQuizKnock(クイズノック)の伊沢拓司、河村拓哉、山本祥彰、ふくらPだ。WEBザテレビジョンは収録直後にインタビューをおこない、番組出演の感想や見どころなどを語ってもらった。
■河村「攻めるか攻めないかを見極めるのが大事」
――「パネルクイズアタック25」に出演にあたって気をつけたこと、この番組に出たいと思っている方に向けてのポイントを教えてください。
伊沢:やはり、勝負所で正解できるかどうかがすごく大事ですね。知識の総量よりも勝負勘だったり勇気みたいなものが、このゲームの勝敗を分けるのかなと思いました。なので、昨日の夜からシミュレーションをいっぱいしまして、勇気を出す練習はしてきました(笑)。
山本:僕は“パネルの取り方”は他のメンバーのほうが上手いだろうなと思ったので、パネルの取り方にとらわれすぎず、とにかくいっぱい正解しようという気持ちで臨みました。とにかく“気合い”ですね!
河村:いつ自分が攻めるべきか、今は攻めなくてもいいか、というのを見極めるのが大事だと考えていました。たとえば2問後に「アタックチャンス」が来る時は間違えちゃいけないから“硬め”のタイミングで回答ボタンを押すとか、角が狙えるチャンスでも“実はこの角は自分以外は取りにいけない”っていうシチュエーションだったら別に押さなくてもいいということもあります。周りのこともよく見ながら、誤答してもいい時と誤答しちゃダメな時を見極めるというのが大事かなと思いますね。
ふくらP:日頃のクイズで見ないタイプの目新しい問題…画像クイズだったり、パネルを覚えるクイズだったりしますが、読み上げのクイズでもあまり日頃見ない形の問題が出ることもありました。でもそれに気を取られすぎて、いつも出る形の問題を落とさないようにするというのが一番のアドバイスになるかなと思います。今後出演する方は、「アタック25」に関係ない日頃のクイズが生きるように席に座ってもらうというのがいいかなと思います。
■ふくらP「正解数が少なくても優勝する可能性があるのは魅力」
――今回、実際に出演してみて感じた「パネルクイズアタック25」の魅力は?
伊沢:“切なさ”かな(笑)。やっぱり勝負は一瞬で、さまざまな知識が必要な問題が出るので、一個一個の選択がうまくいったり、いかなかったり。この勝負がどうなるのか最後までわからないという形式、スタイルを作った人は本当にすごいと思います。改めて、ちょっと切ない気分になるからこそ「次の問題は答えたい」「次も出てみたい」という気持ちになりました。中学生の時って、そうやって楽しんでたなぁっていうのを思い出しましたね。
山本:やっぱりハラハラしますよね。場面場面で、それぞれのメンバーの最善手がどんどん状況が変わっていくという魅力があります。その場面を誰目線で楽しむか、見るかによって、番組の見え方が変わってくるというのも魅力なのではないかなと思いました。それぞれの“ハラハラ”があるので、見ている側はそういうところも楽しめるポイントかなと思います。
河村:やっぱり伝統とそれを裏打ちするルールの素晴らしさを改めて感じました。「アタックチャンス」というルールがあるんですけど、これは現場に立ってみると、まぁとても欲しいルールなんですね。見ていたら面白いルールだなと思うのですが、ちょうど20枚くらいパネルが埋まった段階で「他人の角が邪魔でしょうがない」となる。ただそこをちゃんとフォローしてくれてるルールもあり、素晴らしいなと。ここまで伝統として成立するくらい同じルールで続いてきたんだなという歴史を感じました。
ふくらP:“知ってる”“知らない”というだけじゃなくて、パネルの取り方次第では正解数が少なくても優勝できる可能性があるというのは、本当にすごく魅力的です。自分より知識があると思われる人が相手だったとしても、工夫すれば少ない正解数で優勝できるということですから、最後の最後まで優勝の可能性があるというのはやっていても楽しいですし、見ている人も面白いと思います。
■よく知る仲間同士の対戦「プラス面もマイナス面もありました」
――番組側から出される問題への“対策”も必要だったと思いますが、今回はQuizKnockの仲間が出演者ということで、手の内を知っている、知られている相手。何か意識したりしましたか?
伊沢:ちょっと考えすぎちゃうかも、っていう気持ちはありました。対戦相手が全然知らない方ばかりだったら「自分に集中しよう」ってなるんですけど、知っているだけに「この問題は誰々が取りそうだな」という考えがちょっとチラつく。プラス面もマイナス面もありました。ただ雰囲気として楽しくやれたのは良かったかなと思うのと、4人横並びで出演できたのがうれしかったです。
山本:そうですね。やっぱり「ここで絶対に押してくる」というのも読めちゃうので、その駆け引きが僕は楽しかったです。それよりも早く押したい。でも、早すぎると誤答してしまうかも。そんなことを考えながら楽しくやれました。
――早押しのタイミングは難しいですよね。
山本:はい、対戦相手によって早押しのタイミングが変わるっていうのも、こういう早押しクイズの面白さでもあるので、この4人でできたのでより楽しめました。
河村:遠慮しなくていいなって思いました(笑)。全く知らない3人の方と対戦するよりも、自分の実力を出し切れたような気がしますね。たとえば誤答しても罰がないところでドンドン押してしまったりとか(笑)。無礼を働いても大丈夫な人たちだったからこそ、そういう思い切ったこともできたのかなって思いました。
――あの早押し合戦はすごかったですね。
伊沢:「もう早く止めてくれ!」って感じでした(笑)。
河村:エンドレスで続くかと。
――ふくらPさんはどうでしたか?
ふくらP:そうですね。やっぱりそれぞれの得意ジャンル、苦手ジャンルをわかっているし、知識の総量みたいなのもだいたいわかる。「この問題、強そうだな」っていうのがわかるからこそ、こっちも早く押さなきゃという対策というか、そういう心構えができたりしたのかなと思います。あまり言うとネタバレになってしまいますけど、普段の「アタック25」よりは不正解が多かった回になってるかもしれません。
見ている方が「なんでここで押したんだろう」っていうのを考えてもらって理解できたら、すごく面白いストーリーがその先に広がっていると思うので、そういう各プレーヤーのその時の気持ちになりながら見てもらえるとより楽しめると思います。
◆取材・文=田中隆信
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