アクション映画「リーサル・ウェポン」シリーズで知られる俳優のダニー・グローバーさん(79)が、アルツハイマー病を患っていることを公表した。米NBCの番組「トゥデイ」の独占インタビューで、本人と家族が語った。
診断を受けたのは、いまから約4年前だという。2022年の初め、長年の慈善活動をたたえるアカデミー名誉賞(ジャン・ハーショルト友愛賞)を受ける、まさにその直前だった。以来、体の動きや言葉はゆっくりになり、記憶も少しずつ薄れていった。それでも故郷のサンフランシスコでは、いまも地域の催しに顔を出している。グローバーさんは、自らの病についてこう語る。
「これはこれで、受け入れて生きていけるものだよ」
診断から4年、病を公にすることを選んだ背景には、家族の思いがある。アルツハイマー病にまとわりつく偏見を、自分たちが前に出ることで少しでもやわらげたい。娘のマンディサさんは、その理由をこう明かす。
「父が自分の人生の物語を、自分の手で握っている。それが何より大切だと思うんです。そして、語るのなら今しかありません」
グローバーさんは1980〜90年代、メル・ギブソン演じる相棒とコンビを組むマータフ刑事役で一躍スターになった。スティーブン・スピルバーグ監督の「カラー・パープル」など、映画・テレビ合わせて約200本に出演してきた。だが、その名はスクリーンの外でも広く知られていた。世界各地で貧困や人種差別と闘う運動に長年身を投じ、冒頭の名誉賞も、そうした歩みをたたえたものだった。
そんなグローバーさんを、いまは家族と友人たちが支えているという。俳優としての歩みをともにしてきた弟のマーティンさんは、こう言う。
「兄は僕を守り、引き上げてくれた。今度は、僕が支える番だ」
グローバーさんはいまもサンフランシスコで暮らしているという。
【作品情報】
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リーサル・ウェポン
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Photo by Gilbert Carrasquillo/GC Images/Getty Images