不治の病になった恩人を助けるため…万病を治す”人間薬”となったメイドの物語に「心奪われそう」【漫画】

『MerMaid』より/画像提供/カトウタカヒロさん

不治の病になった恩人を助けるため…万病を治す”人間薬”となったメイドの物語に「心奪われそう」【漫画】

7月2日(木) 8:10

『MerMaid』より
【漫画】本エピソードを読む

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『MerMaid』を紹介する。作者のカトウタカヒロさんが、5月10日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、「サンデーうぇぶり」で連載中の漫画『サイコアイズ』(小学館刊)の作者としても知られる、カトウタカヒロさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■旦那様のために人間薬となったメイドのメル
『MerMaid』より


孤児だったメルは、ある屋敷の旦那様に拾われた。地獄から救ってくれた旦那様に対し、なんでもしてあげたいと思うようになったメル。メイドとなったメルは旦那様を甘やかし、旦那様はメルを「私の生きがい」と言い、2人は仲睦まじい様子だった。

しかしあるとき、旦那様は倒れてしまう。その姿を見たメルは号泣。そんなメルに旦那様の息子は、不治の病を治せるかもしれない“魔女”について話す。メルは一縷の望みをかけて魔女を訪ねた。そこで魔女は、旦那様の病を治すためにメルの体を人間薬にすると言うのだ。人間薬を食べた場合の効能は万病を治し不老長寿を得られるという。しかし、副作用があり薬は愛し合っている者にしか効果がない。それ以外の者が食べると数日で死ぬと言い…。

本作を読んだ人たちからは、「魔女のお婆さんの笑みがなんとも言えない」「ジロだけはずっと愛してくれていた」「愛していたら死ぬことはなかった」「心奪われそう」など、多くのコメントが寄せられている。

■作者・カトウタカヒロさん「メルが息子の問いかけを聞くことによってメルは永遠に愛の在処に迷うことになる」
『MerMaid』より


――『MerMaid』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

新作のネームを考える上でふとマーメイドとメイドのダジャレで何か話を作ろうと思い、不老不死やホーンテッドマンションの要素が浮かんできて、できました。

――本作では、数百年後のメルと執事たちが描かれていました。この先のメルや屋敷の主人のお話などの構想はあるのでしょうか?また、秘話がありましたらお教えください。

「Mer(メル)+Maid(メイド)」で「MerMaid(マーメイド)」です。

メルはその後、亡くなった館の主人の代わりとなる新しい主人がくる度に虜にし、自らの体を食べさせることで愛を確かめたり、逆に主人の方から不老不死を得るためにメルを良い、愛を確かめられないことで命を失った者もいました。

今までの主人たちはメルと一緒に執事として働くことでメルに協力し、メルの体がこの世から消えるまで、新しい主人をメルの愛すべき館の住人としてひとり、またひとりと館に取り込んでいくのでした。

連載の企画としてはそのあたりの「新しい主人を愛と不老不死で虜にしていくメイドと館の住人の話」として始めるつもりでした。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

復活後のメルの前で息子が倒れたあとの「さぁ、どっちだろうな」というセリフです。

本作では館の主人に息子が持ってきた肉、それがメルの一部だったのか、それとも息子は食べさせなったのかを意図的に隠しています。メルが息子の問いかけを聞くことによってメルは永遠に愛の在処に迷うことになる。

そのやるせなさを読む方にも共有するためにあえて曖昧にするためのセリフになっています。

――キャラクターを作り上げる際に、重点を置いている箇所や、悩むことがありましたらお教えください。

なるべくニュートラルに物をみれるキャラクターであることが多いかも知れません。キャラクターの目を通して学びを得たり、壁にぶつかったり、偏りがありすぎず広く物事を受け入れられる根っこのどこかでは優しい人物であってほしいなと。

――カトウタカヒロさんは、現在『サイコアイズ』を連載されていますが、連載作品の構成でこだわっていることや意識していることはありますか?

これまでが割とダークなお話が多くとっつきにくさがあったので、意図的にギャグパートは作るようにしています。一言にギャグでもキャラクターごとに魅力が違うので幅も出せて楽しいです。

――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。

宇宙を舞台にしてもロマンスものが描きたいですね。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつも読んでいただきありがとうございます!まだまだ描きたいものが盛り沢山なので、連載でもそれ以外でも楽しませられれば幸いです!今後とも応援よろしくお願いします!



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