私はルミ。夫のカイト、そして幼稚園年中の息子リクとの3人家族です。ある日、幼稚園のお迎え時間に突然どしゃぶりの雨が降ってきました。するとママ友のショウコさんが傘を忘れてしまったようです。ソウタくんにグズられて困っているのを見かね、私はリクの鮮やかな緑色の折りたたみ傘を貸してあげました。しかし翌日ショウコさんから返されたのは、出所の分からない薄汚れた緑色の傘。リクが自分で選んだ大切な傘は、どこへ行ったのでしょうか。
ショウコさんにとっては、他人の傘なんてどうでもいいのかもしれません。けれどわが家にとってはリクが大事にしているお気に入りの傘なのです。私は腹が立ち、怒りに任せて返信を打とうとしました。しかし途中で手が止まります。
夜になると仕事から帰ってきたカイトが、玄関に薄汚れた見慣れない折りたたみ傘があることに気づいて質問してきました。私はショウコさんにリクの傘を貸したことと、まったく別の傘を返されてしまったことを説明します。
リクはお気に入りの傘が返ってこなくてしょんぼりしているし、あまりに雑なショウコさんの対応には怒りがおさまりません。大事な傘は今ごろどこかの傘立てに放置されているか、誰かに使われてしまっているのだと思います。
ただショウコさんに「弁償してほしい」なんて迫ったら、余計に事態が悪化しそうです。ショウコさんの性格を考えると、都合よく私を悪者にしてその出来事を言いふらしてきそうで……。
カイトに話すと、幸い「ルミが怒るのは当然だよ」と共感してくれました。この悔しさに寄り添ってもらえたことで、少しだけ救われた気持ちです。
原案・ママスタ脚本・motte作画・マメ美編集・井伊テレ子
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