【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、webアクションで連載で連載された、天海杏菜さんが描く『南さんはあざといい子』より第3話をピックアップ。
天海杏菜さんが5月26日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、天海杏菜さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■仕事帰りのミックスバーに職場の新人登場
清川佐奈江は、仕事終わりに行きつけのミックスバーに来ていた。するとそこに、一人の女性に連れられ職場の新人・南朝子が来店する。
こっそり様子を見ていると、突然カラオケでソーラン節を振り付きで踊りだす南。面白い女としてモテている南を見て、思わず声を出し突っ込んでしまう清川。清川が南に自分が女性が好きであること、この場所がどういった場所かを説明すると、南は青い顔をして「ごめんなさい」と謝る。引いてしまったのか、と清川が心配するが
「清川さんを差し置いてラップとダンスで視線ひとりじめしちゃった~」
と斜め上の事を言う南。そんな南にここは「普通」である南には必要ない場所、と帰ることを勧める清川だったが、南は自分が「変な子」「媚びてる」「ぶりっ子」と言われてきた、と話しだし…?
作品を読んだ読者からは、「面白かった」「声出して笑っちゃった」「南さんのキャラが独特すぎて面白い」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・天海杏菜さん「『普通』であること、というのは幻想…」
――『南さんはあざといい子』第3話に当たる今作は、清川さんが同性愛者であることが明かされています。本エピソードが生まれたきっかけや理由などをお教えください。
第3話は、清川さんというキャラクターの一面を紹介する漫画として描きました。
第1話から清川さんは登場していて、最初から清川さんが同性愛者であることには変わりないのですが、第3話でサラッとカミングアウトするような形で描くことで、読者の方々に、身近にいるクローゼット(カミングアウトしていないクィア)の人たちに想いを馳せてもらえたら、と思って描いた側面もあります。
――ソーラン節を振り付きで歌い出したり、ソーラン節をラップと言ったり、インパクトの強い南さんですが、本作の登場キャラクターたちはどのようにして生み出されたのでしょうか。
身近な知人や友人や、自分自身にある要素を少しずつ取って混ぜたりしてキャラクターを作ることが多いです。
ただ、南さんは、私の思惑を超えたところまで走っていってしまう感じです。
――第3話のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
20歳の清川さんが、パートナーと入ったMIXバーで「この空間なら嘘つかなくていいんだ」と思うシーンです。
清川さん、よかった…。と思うので、お気に入りです。
――『南さんはあざといい子』はすでに完結していますが、作品全体を通して伝えたいメッセージがあればお教えください。
「普通」であること、というのは幻想で、実際は誰もが変わったところがあって、独自の悩みがあってその中で誰とも違う自分を大事にして、同じように他人とも歩み寄りたい。
そんな人生の中でできた仲間は、未来に関係性の形が変わったとしても、宝物だよね…。
ということを描きたかったように記憶しております…!
――天海杏菜さんが、今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
今まで全然描いたことがないジャンルに挑戦してみたいです。バトル漫画とか…。向いてないと思うのですが…(笑)
でも今後も、どんなジャンルにせよ、クィア女性キャラクターを登場させたいです。
――最後に読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつもありがとうございます!
これからも色々な楽しい漫画を届けられるようにがんばります。
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