私(リツコ)は、夫のヒサトと一人娘のアミの3人家族です。保育園の頃からアミは極度の人見知りで、小学校でも早々に行き渋るようになりました。入学以来、遅れて行ったり早退したりとまともに登校できない日々が2ヶ月ほど続き、これ以上私が仕事を調整するのも無理です。八方ふさがりになって助けを求めると、実家の母が遠方から駆けつけてくれました。おかげでアミに笑顔が戻り、私はこれで普通の生活に戻れると希望を抱いていたのですが……。
「もちろん、できるかぎり力になってあげたいと思っているわ。でも先が見えない状況で、ずっとここにいるわけにはいかないの」そう言って、母は朝イチで帰ってしまいました。母の背中を見送った後、私は怒りを抑えきれませんでした。
アミは2階の部屋から降りてきません。母が帰ると聞いてショックを受けていたので、きっと今日も学校に行かないつもりでしょう。私は必死でどうしたらいいかを考えます。そして記憶を全部洗いだして考えたとき、閃いたのです。
このままアミがうまく学校に行けるようになってくれれば……。そう思っていたのに、母はいきなり自宅に帰ってしまったのです。無責任に突き放されたようで、怒りがわきました。
けれど最低なのは私も同じなのでしょう。アミが学校に行けないことで、すべての歯車がかみ合っていません。どうにかしないといけない……そう思ったときに浮かんだのがナナちゃんでした。
ナナちゃんは弟ケンタロウのお嫁さんで、3人の子どもを育てている子育てのプロです。きっと快くアミのことを受け入れてくれるはず。善は急げと思い、私はさっそくナナちゃんに連絡をとったのでした。
原案・ママスタ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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