「tokyo.sora」「好きだ、」の石川寛監督最新作「あをの情」が、2027年に公開されることがわかった。主演を務めるのは、奈緒。作品のイメージビジュアルも披露された。
本作は、「好きだ、」でニュー・モントリオール国際映画祭最優秀監督賞を受賞するなど国内外で注目を集めてきた石川監督が、「ペタルダンス」以来13年ぶりにメガホンをとる最新作。主演を務める奈緒が演じるのは、広告会社で働く29歳の非正規WEBデザイナーの主人公・みつ役。本作のクランクアップ時に奈緒は「もし今までの日々がこの石川組と出会わせてくれたとするなら、これまでの人生で出会った切なさも心から受け止められると思った」と本作への強い思い入れを語っており、“人のこころを動かす仕事がしたい”と願いながらも、正社員にはなれないまま29歳になった人物を繊細に表現する。
さまざまな人との出会いや再会を通して、“誰かに本音を話せた”というささやかな出来事が、止まっていたみつの心を静かに動かしていく本作。あわせて公開されたイメージビジュアルは、空を背景にタイトルと「あを」の意味だけが記されたシンプルな一枚となっており、石川監督ならではの繊細なまなざしが込められたビジュアルへと仕上がった。
また、本作の公開決定を記念し、テアトル新宿とヒューマントラストシネマ渋谷の2館限定で、イメージビジュアルを使用したA5サイズのミニチラシの配布およびポスター掲出も決定している。
主演を務めた奈緒、そして石川寛監督のコメント詳細は以下の通りだ。
【奈緒】
憧れの石川寛監督と出会い、私は「あを」という言葉の広さを知りました。未熟なだけだった自分と幸せなサヨナラをして、私の歩みは少しだけ加速し始めました。きっと、東京という忙しないこの街で、今日も誰かが人知れず立ち止まり、そして静かに進み始めるのでしょう。あまりに純度の高い撮影の日々の中、何度心の中で「私は石川組が好きだ。」と言い切ったのか数え切れません。きっとこの作品が静かに、誰かに届くことを心から信じています。
【石川寛監督】
映画に残せるものについて思い考えた時期があります。人の、ささいなことでゆれ、うつりゆく感情の流れを残したい。それがはじまりでした。
僕らの日常に起こりうるささいなことに、自分が通ってきたいくつかの感情、出会ってきた人たちの感情をかさねあわせ、脚本を書きました。
はじめて相手の言葉をきき、こころがゆれ、そこを通ってきた言葉をはじめて相手に投げかける。そんなふうに役の感情を生き、そこにいることができる役者の人たち。その人たちの感情表現に、幾度となくこころふるえました。
未熟かもしれない頃の感情の、ゆれて刻々とうごいていくさま、そのあいまいな境目、うつりゆく時間。それを感じてなにを思い考えてもらえるか。スタッフ、役者のみなさん一人一人と、こころをこめてつくりました。
【作品情報】
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あをの情
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(C)2027「あをの情」製作委員会