「サヨナラの引力」インタビュー&メイキングを収めたSP映像披露岩井俊二監督、前田敦子らがコメント発表

「サヨナラの引力」インタビュー&メイキングを収めたSP映像披露岩井俊二監督、前田敦子らがコメント発表

6月29日(月) 15:00

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韓国で口コミによって大ヒットを記録した「サヨナラの引力」が、本作で初共演したク・ギョファンとムン・ガヨンのインタビューとメイキングを収めたスペシャル映像(https://youtu.be/BRts7iR3ADc)を披露した。併せて、本作を鑑賞した岩井俊二監督、前田敦子ら著名人のコメントが公開された。

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本作は、昨年の大晦日に韓国で公開されると公開直後から口コミで支持を広げ、3週連続で週末興行ランキング1位を記録。観客動員260万人を突破し、恋愛映画の名作「私の頭の中の消しゴム」を上回る大ヒットを記録し、話題を集めた。

物語は、地方からソウルへ上京し夢を抱いていたウノとジョンウォンの姿を描く。かつて激しく愛し合い別れた2人が、10年ぶりの偶然の再会をきっかけに思い出をたどっていく。不器用だが誠実な工学部生ウノを演じるのは、「キル・ボクスン」(23)「D.P.脱走兵追跡官」(21)「寄生獣ザ・グレイ」(24)や、日本でも公開された「脱走」(25)などで知られる実力派俳優のク・ギョファン。

一方、厳しい現実のなかで建築家を目指すジョンウォン役は、「女神降臨」(20)のムン・ガヨンが務める。本作での繊細な演技が高く評価され、韓国のゴールデングローブ賞とも称される第62回百想芸術大賞映画部門で最優秀演技賞(女性)を受賞している。メガホンをとったのは、「82年生まれ、キム・ジヨン」のキム・ドヨン監督。

スペシャル映像は、ク・ギョファンとムン・ガヨンが、お互いの印象や撮影時に大切にしていたこと、作品に込めた想いを語っている。ギョファンはガヨンについて「愛らしいところがたくさんある、素敵な方」と表現。対するムン・ガヨンは、ク・ギョファンを「本当に天才」と称え、現場で多くのことを学んだと、演技に向き合う真摯な姿勢に敬意を表している。

自身が演じたキャラクターについて、ガヨンは建築家を志すジョンウォンを「さっぱりした印象もありますが、実はとても繊細な一面もあって、何事にも一生懸命に取り組む人」と分析。一方、ギョファンは、ゲーム作りに情熱を注ぐウノについて「常に自分が見てみたい、そして実際にやってみたいと思うゲームを作る人」と語っている。

続けてガヨンは「私たちは20代から現在までを演じているので、繊細な感情や積み重なる出来事に胸が締め付けられました」と語り、キャラクターの人生をたどるように役と向き合ったことを明かした。また、ギョファンは「ジョンウンを見つめ続け、しっかり耳を傾けること。そしてその一つひとつに応えることが今回の作品における私のミッションでした」と撮影を振り返った。

完成した作品についてガヨンは「どなたでも一度は経験したことのある物語」とコメント。ギョファンも、恋愛を経験してきた一人として「まるで走馬灯のように思い出がよみがえってきました」と明かし、鑑賞後に自身の記憶をたどり、大切な人と語り合いたくなる作品だとメッセージを寄せた。

同映像にはインタビューに加え、キム・ドヨン監督を交えて話し合いながら撮影に臨む姿や、ウノとジョンウォンの関係性にも通じる親密な空気感を感じさせるメイキングの様子も収められている。

「サヨナラの引力」は、7月3日から公開。スペシャル映像と著名人から寄せられたコメントは以下のとおり。

【著名人コメント(五十音順/敬称略)】

■犬山紙子(イラストエッセイスト)

心の中に残り続ける、選ばなかった人生。
“もしも”をせつなく美化するのではなく、
むしろ、自分が選んだ人生を肯定していくことの
大切さを描いている。
ラストで描かれる愛の形に泣いた。

■岩井俊二(映画監督)

幸せな恋愛時代。しかし社会人として自立し、仕事に就き、
夢を叶える過程で離れてゆく二人の関係。きっと誰にでも起こり得る体験。
僕にもあった。僕はそこから「Love Letter」を書きましたよとお伝えすると、
「じゃあこの映画の続編が『Love Letter』ですね」とク・ギョファンさん。
僕らは熱い握手を交わしました。

■新谷里映(映画ライター)

その「サヨナラ」は何のためにあるのだろうと、
自分ごとのように思いを重ねてしまう。
人は未練や後悔を抱えながら未来に向かって生きているのだと、
恋愛と夢、人生のバランスも考えてしまう。
そして、モノクロームの二人はひときわ美しかった。

■劔樹人(漫画家、ベーシスト)

ホラー映画ばかり観てきた僕が
こんなにも心揺さぶられるとは!
人生の選択を後悔するのか、受け入れるのか、
簡単には白黒つけられない。
その割り切れなさを丁寧に描いている作品

■白央篤司(フードライター、コラムニスト)

オードリー・ヘプバーンの名作
「いつも2人で」の世界が見るうち重なってきた。
「つき合い始めてから泣くことが多くなった」
ジョンウォンの悲痛な声が心から消えない。
そして最後の“メッセージ”の温かさ……!
心が荒れたときこそ、まずはしっかり食べよう。
大切なものを見失ってしまわないためにも。

■前田敦子(女優)

涙が止まらない、忘れられない1本。
ウノとジョンウォンのリアルな恋愛が愛おしくも切ない。
「もしもあの時」と自分の人生と二人を重ね合わせ、
ふとした瞬間を思い返したり、心にそっと刻まれる素晴らしい作品。

■よしひろまさみち(映画ライター)

美しくほろ苦い初恋の記憶をたどるうちに、
観ている者も過去を照らしてしまう、大人の恋愛映画。
ヨン・サンホ監督の申し子的存在のク・ギョファンが、
ド直球ラブロマンス!? という意外性も含めてスクリーンで観て!

【作品情報】
サヨナラの引力

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