【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『おばあちゃん in 玄関』を紹介する。『オッサンの気づき』でも知られる作者の杉村さんが、5月17日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.2件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、杉村さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■出かける時、祖母が欠かさず言葉をかけてくれた理由
学生時代、玄関まで見送りにきた祖母から温かい言葉をかけられていた杉太郎。反抗期があっても欠かさず来てくれていた祖母が亡くなり、杉太郎は「なんで毎日玄関まで来てくれてたのかなあ…」と考えるようになる。
成長した杉太郎は、家の外は何が起きるかわからないため、家の中よりも強い自分でいなければならないということに気付く。だからこそ祖母は玄関口で、杉太郎が強くなれるよう温かな言葉をかけてくれていたのでは…と、出かける妻に温かい言葉をかけた時に思うのだった…。
この心暖まるエピソードを読んだ人たちからは、「号泣しちゃった」「ポジティブの連鎖」「自分も参考にしよう」など、多くのコメントが寄せられている。
■「子どものかわりに妻に受け継いでいる面があります」作者・杉村さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー
――本作では、杉村さんのお祖母様にしていただいたことを、杉村さんが受け継ぎ、奥様へするようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
おばあちゃんは、私にとっての安全基地でした。そして現在は私が、妻にとっての安全基地になっている事を軸に描きました。普通こういう事は親子で受け継がれますが、我々夫婦には子どもがいないので、子どものかわりに妻に受け継いでいる面があります。
――お祖母様とのエピソードで、特に記憶に残っている出来事があれば、理由と共にお教えください。
おばあちゃんは戦後にジャズミュージシャンと結婚し、3人子どもをもうけ、そして離婚し、女手1つで子ども達を育てました。大変苦労が多かった人です。でも亡くなる間際、その元夫の事は恨んでいないと言っていました。私と過ごした穏やかな時間によって、今までの苦労がチャラになっていたのだったら良いなと思っています。
――お祖母様の暖かな言葉が杉村さんに力を与えてくださっておりましたが、玄関でのポジティブなお言葉のほかに特に印象的なお言葉があれば、理由と共にお教えください。
「あなたはコツコツ型だからね」と言われていた事が、今でも私の軸になっています。物事が長い間うまく行かなくても、「コツコツ型だから結果はもう少し後に出るだろう」と、希望を捨てずにいられます。それは人生全体においても、今が辛くてもあと10年後、20年後には幸せな結果が来るだろうというふうに前向きになれます。
――今後の展望や目標をお教えください。
私は漫画を30年近く描いており、一昨年にやっと商業誌デビューできました、なので次は連載をもらうのが目標です。コツコツいきます。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくれている方々、おかげ様でこういう立派な場所に掲載してもらえました。いつも応援ありがとうございます。新しく読んでくれている方々、私は来年50歳になります。この歳でも夢は追えるし叶えられるというのを見せたいです。ご期待ください。
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