SUPER☆GiRLSが、約2年ぶりとなる32ndシングル「Sunset Kiss」を7月1日にリリース。グループの代名詞ともいえる“夏スパガ”らしい、爽やかで切ないサマーチューンだ。さらに本作は、メンバーの坂林佳奈、田中想の卒業シングルも兼ね、現体制ラストの特別な作品。坂林、田中に加え、竹内ななみ、柏綾菜の4人に、最新シングルに込めた想いやMV撮影の思い出、卒業を前にした心境を聞いた。
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Photo/佐賀章広
Text/渡辺麻美
坂林佳奈
1997年1月26日、兵庫県出身。
――表題曲「Sunset Kiss」を最初に聴いた時はどう思いましたか?
竹内:今の8人体制の最後のシングルでもあるし、SUPER☆GiRLSの代名詞である“夏スパガ”の楽曲でもあるし、どんな感じになるか、私たち自身もすごく楽しみにしていました。私たちの楽曲は“今”にフォーカスしていることが多かったんですが、「Sunset Kiss」は、これまで出会ってきた人たちとの思い出や、過去に想いを馳せているような、切ない要素が強いというか。現体制ラストという意味を持った、すごく素敵な楽曲になったと思っています。
坂林:田中想と坂林が卒業する前の大事な作品としてデモ音源をいただいて、聴いてみると、ファンの方や聴いてくださる方の情景が浮かび上がって。いつも卒業シングルは、グループ全体の進む道がフォーカスされていた中で、今回は夏曲としてのリリースになります。最後のシングルに、王道の夏曲をいただけたことをとても感謝していますし、卒業が迫って切ない気持ちも、夏らしい、この季節ならではの感情として届けたいなという気持ちです。
田中:初めて聴いた時から、好きな曲調ですごく刺さりました。これが卒業シングルになって、今年、背負っていく夏曲になるんだなと。スパガの夏曲は、前向きな女の子の恋を歌っているものが多くて。ちょっと切なくて儚い感じのすごく素敵な楽曲なので、たくさんの方に求めていただけるだろうなと思いました。
柏:曲が決まるまでに、いくつか候補があったんですけど、この曲を聴いた時に「これならいける!」と。この6章のメンバーで約3年間やってきて、その精一杯を一番、出せる曲なんじゃないかと感覚的に思いました。今年の夏、この1曲に込めようと思えたすごく素敵な曲です。
――特に気に入っているところを教えてください。
竹内:明るい曲調なんですけど、歌詞をじっくり読んでいくと、ところどころに現体制のラストを思わせる言葉があって、そこが私の一番好きなところです。パフォーマンスしていてもやっぱり想いが募りますし、それをファンの方もすごく感じ取ってくださるというか。ただ楽しいだけの夏じゃない、最後の特別な夏というところを届けていきたいと、すごく気持ちが入ります。
坂林: Bメロの歌詞が一番、切なさや苦しさがあって感情が入りやすいですね。Bメロ終わりにメンバーが一列になる振り付けがあるんですけど、そこではファンの皆さんをハグするような気持ちでいます。リリースイベントなどで皆さんと会える時間も残り少なくなってきましたが、最後まで精一杯、皆さんのことをハグしていけるような作品にしたいと思っています。
田中:私の好きなポイントは、Bメロから落ちサビにかけてのところです。やっぱり最後ということもあって、一つひとつの歌詞に気持ちが入りますし、ファンの方を思いながらパフォーマンスしていると、すごくエモい気持ちになります(笑)。
柏:特にサビの部分の歌詞が、ファンの方目線、卒業するメンバー目線、卒業せずに残るメンバー目線の、3つの見方ができる曲だなと。いろんな意味で解釈して楽しめる曲だと思います。
田中想
2005年7月19日生まれ、大阪府出身。
――ミュージックビデオも夏らしさ全開ですね!
竹内:グループとしては、7年ぶりにタイでの撮影でした。パタヤビーチを中心にいろいろなところに行きましたが、どれも日本では撮れないようなロケーションで。4月中旬だったんですけど、すでに38度ぐらいの猛暑の中、夏を楽しんでいる様子やメンバー同士のコミュニケーションなど監督さんがすごくこだわって撮ってくださって。メンバー同士の関係性や仲の良さを最大限に見せられるようなMVになりました。
坂林:監督さんの表現したいことを事前に聞いていて。メンバー同士がくっついている瞬間とか、仲の良いところを作品に込めたいということでした。今までのMVで、こんなに顔を寄せたことあるのっていうぐらい。なかなか緊張するよね?(笑)。ここまで近づくことがなかったので、それも含めて日頃ないような体験になりました(笑)。
――「Sunset Kiss」だけに、グッと近い距離で(笑)。
坂林:本当にキスしそうなぐらいの距離感(笑)。
竹内:ほっぺにチューはしてましたよ(笑)。
坂林:竹内から7年ぶりのタイという話がありましたが、その時は4期の門林と私が、「ナツカレバケーション」のMVで、タイのラヨーンにある島に行かせていただきました。今のメンバーでも、同じ場所で同じ夕陽の中で撮影して、その思い出を8人でもう一度作れたことがすごく感慨深かったです。
――卒業シングルならではの素敵な演出ですね。
田中:海辺で私たちが走ってきて、出会って手を繋ぐシーンや、私たちのもとにメンバーが集まってくるシーンなど、卒業らしい演出を監督さんがたくさん作ってくれて。そういう場面でさらに、最後のMVなんだなと実感しました。
――送り出す側のメンバーとしてはどうでしたか?
柏:スパガに加入してから、何度も卒業するメンバーを送っているんですけど、やっぱり一緒に活動していた期間が長いメンバーだからか、なかなか実感がわきませんね。MV撮影中は、とにかく楽しめるように、この光景を焼き付けられるようにと思って笑顔で終わったので、休憩中や帰りの飛行機の方が寂しさを感じました。
坂林:その帰りの飛行機で浸っていたという柏の席が私の後ろだったんですけど、疲れているかなと思って見たら、「NY」と書いた帽子をかぶっていて(笑)。
竹内:タイに行っていたのにね(笑)。
――(笑)。ショッピングなど撮影以外も楽しめたんですね。
田中:行く前にファンの方から、「タイはショッピングモールがすごく大きいよ」って教えていただいたので探索に行きました。本当に大きくて、すごく今風というか、近未来みたいな感じでしたね。
柏:私はタイに行くのは2回目だったんですけど、以前は食べ物が合わなくて苦い思い出で。今回はメンバーと一緒に食事する機会もあったりして、めちゃくちゃ楽しかったです。あとは、くっきり水着の跡が付くぐらい日焼けしたので、日焼けがお土産的な感じ。今も見るたびに思い出します。
竹内ななみ
2004年10月2日生まれ、兵庫県出身。
――坂林さんと田中さんは、今夏の結成16周年記念ライブをもって卒業となりますね。
坂林:SUPER☆GiRLSとして、ライブで全力を出し切ることを目標に活動していたので、年を重ねていくごとに区切りはここまでかなと思うようになりました。結構ハードに振りや歌をやっていたので、成長していく後輩の姿を見てバトンタッチしたいと。ファンの方には、ラストスパートまではモットーを貫き通すからついて来てね、絶対幸せにするから、という気持ちでいます。
田中:1月に卒業を発表するまでは、みんなどんな反応をするのかなという気持ちはありました。でも、かなり前から心が固まっていたというか、腹を括っていたので、不安な気持ちや心がブレるようなことは全くなくて。ここまで一途に応援してきてくれたファンの皆さんに、半年かけてどう恩返しができるか考えてきました。7月の最後のライブは、ファンの皆さんも私自身も、お互い悔いの残らないように迎えたいなと思っています。
――残されるメンバーは寂しい気持ちもありますね。
竹内:遠くない未来に見送るタイミングが来るというのは、心のどこかでわかっていたんですけど、ついにその時がきたんだなと。今のこの8人の体制が居心地良くて楽しかったし、寂しい気持ちはありますけど、2人の人生においてこのタイミングなんだなと理解できました。「なんでいなくなるの?」なんて気持ちは一切ありません(笑)。スパガを卒業した後の未来も、2人にとって良いものになったらいいなと思っています。
柏:卒業すると聞いた時は、すごくびっくりしたんですけど、日が経つにつれてだんだん飲み込めるようになりました。パフォーマンス面でも、ファンやメンバーにとっても、存在感の大きい2人だったので、これからがすごく不安ではありますが、前向きに頑張っていきたいです。
――C/Wの「未来行きの物語」は、夢を持つ人を後押ししてくれる応援ソングですね。
竹内:「Sunset Kiss」が思い出や過去にフォーカスした楽曲だとすると、「未来行きの物語」は現在と未来を描いた楽曲なのかなと思いました。私たちみたいな、目標を持って活動しているアイドルや、こういう世界にいる人たちが、ずっと感じている気持ちが歌詞に込められていて。今の私たちもそうですし、その先のSUPER☆GiRLSも見てほしいなという気持ちでパフォーマンスしています。
坂林:この歌詞は、アイドルが誰しも心に抱いたことがある気持ちだと思います。「諦めないで」とストレートに投げかけていますが、私たち自身も、諦めずに何度も自分と戦ってきたからこそ、今ステージに立てています。そして、それは応援してくれるファンの方がいるからこそです。ファンの方に支えられているぶん、私たちも皆さんを応援したい。そんなメッセージが強く込められている楽曲です。
田中:普段、表には出さないけど、心で思っている感情や弱さが綴られた曲だと思います。そんな私たちを近くで見ているファンの方も、きっとこの曲を歌う私たちの感情を読み取ってくれているはずで。自然と感情が入る、熱い曲です。
柏:いろんな将来、青春がある中でアイドルを、SUPER☆GiRLSを選んだ私たちだから歌える曲だなと思いました。歌わなきゃ、伝えなきゃいけないという歌詞がたくさんあったので、ファンの方がこれからもついていきたくなるような曲にしたいと思いました。
柏綾菜
2005年7月20日生まれ、埼玉県出身。
――もう1つのC/W「please!」は、キーヤキッスが約25年前にリリースした楽曲のカバーですね。オリジナルはザ・平成ソングという感じですが、いかがでしたか?
竹内:キーヤキッスさんのオリジナルは、ギラギラ、夏、ギャル……みたいなイメージだったんですが、今の私たちに合うようにアレンジされています。夏という部分では私たちも強みがあると思うので、この曲にも親和性がありますし、「Sunset Kiss」とはまた違った“夏スパガ”を感じていただけたら。
坂林:平成を生き抜いてきた自分としては、すごく懐かしいです(笑)。そして、平成から令和にかけて歌い方も変わっている中、どのようにスパガらしさを出すかというので、レコーディングが一番、難しかった。ディレクターさんとも、「スパガらしさならこうじゃないか」と何度も話し合って歌わせていただきました。
田中:私も、この曲のレコーディングが5年間で一番、難しかったです。まだ生まれていない時代の曲で、初めて聴いた時には、すごくカッコいい女性の曲という印象を受けました。声もカッコよかったんですが、自分がカッコいい声を出すのはあまり慣れていなくて。どう表現すればいいのか、レコーディングでは頭を抱えました(笑)。
柏:個人的に平成の曲が大好きです。今、平成ソングがリバイバルヒットしているので、こうやってカバーさせていただけて嬉しいし、めちゃめちゃやる気になっていました。
――「Pop’n’Roll」はアイドルがたくさん登場するメディアなので、皆さんにとってのアイドル的な存在を教えてください。
竹内:憧れの人はたくさんいるんですけど、強いてあげるなら、AAAの宇野実彩子さんと、解散されてしまったフェアリーズの下村実生さん。すごく大好きで、小中学生の頃、青春時代は2人によって彩られたと言っても過言ではないくらい憧れの存在です。2人に音楽や歌やダンスを通してキラキラしたパワーをもらっていたので、私も誰かに希望を与えられるようなアイドルになりたいと思っています。
坂林:自分にとってのアイドルは、お世話になってきた先輩方です。自分が成長していく中で、その背中を見て、たくさん勉強させていただいたので。あとは、メンバーからもたくさん学ぶことがあったので、メンバーも私にとってアイドルです。
田中:IVEのチャン・ウォニョンさん。芯があってブレない、自分の軸を持っている人で、第一線でずっと活躍されています。どんな言葉をかけられても、貫いている女性はカッコいいです。
柏:松浦亜弥さんです。強さやパワー、一生懸命さを与え続けるアイドルだなと。私もスパガで、そういったものを与え続けられたらいいなと思っています。
「Sunset Kiss」【CD+Blu-ray】
発売:7月1日(水)
定価:2,500円(税込)
レーベル:avex
【CD】
01 Sunset Kiss
02 未来行きの物語
03 please!
04 Sunset Kiss Instrumental
05 未来行きの物語 Instrumental
06 please! Instrumental
【Blu-ray】
01 Sunset Kiss Music Video
02 Sunset Kiss Music Video Making
03 Sunset Kiss Music Video 個人サビver.
「Sunset Kiss」【CD】
発売:7月1日(水)
定価:1,200円(税込)
レーベル:avex
【CD】
01 Sunset Kiss
02 未来行きの物語
03 please!
04 Sunset Kiss Instrumental
05 未来行きの物語 Instrumental
06 please! Instrumental
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