仏アヌシーで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭2026で、コンペティション部門の授賞式が現地時間の6月27日開催され、四宮義俊監督の「花緑青が明ける日に」(日仏合作)が、個性的な表現や作家性の高い長編作品を対象とするコントルシャン部門の審査員賞、飯野慎也監督「タコピーの原罪」が、テレビや配信向け作品のコンペティション、TVシリーズ部門で審査員賞を受賞した。映画祭のメインコンペティションである長編映画部門の最高賞クリスタル賞は、シンガポール、スペイン、イタリア合作の「The Violinist」が受賞した。
「花緑青が明ける日に」は、日本画家であり、ジャンルを超えてさまざまな創作活動を行ってきた四宮義俊の長編初監督・脚本作。町の再開発で立ち退きを迫られた創業330年の老舗花火工場と幻の花火をめぐる物語。「タコピーの原罪」は、「少年ジャンプ+」(集英社)で連載されたタイザン5による人気コミックをアニメシリーズ化した作品。少女と地球外生命体との交流を描く。
「The Violinist」(Ervin HAN, Raúl GARCÍA監督)は、日本占領下、昭南と呼ばれていたシンガポールの裕福な家庭でバイオリンを習っていた華僑の少女フェイ、フェイの家で下働きをしていたが、音楽的才能を発揮した少年カイが戦争と政治的変化に巻き込まれ離別。しかし絶えることのなかった友情と音楽への愛を描く物語だ。
短編コンペティション部門のクリスタル賞は、アメリカのドン・ハーツフェルト監督作「Paper Trail」に贈られた。
同映画祭は、世界最古、最大級のアニメーション映画祭で、今年第50回を迎えた。世界のアニメーションスタジオが最新情報を発表する場となり、日本からは過去最大となる20作品以上が上映され、大きな注目を集めた。
【作品情報】
・
花緑青が明ける日に【関連記事】
・
アヌシー国際アニメーション映画祭2026開幕、日本関連はコンペ選出作からクラシック作まで20本以上・
「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」アヌシー世界最速上映&サイン会が大盛況!【現地観客の声&監督コメント】・
クエイ兄弟に名誉クリスタル賞キャリア、制作プロセスを語るマスタークラスで新作映像披露【アヌシー国際アニメーション映画祭2026】(C)2025 A NEW DAWN Film Partners