北中米W杯が開幕し、快進撃を続けている日本代表。そのアツい戦いをテレビで見て「いつか現地で応援したい」と思った方もいると思います。
ただ、SNSでは「チケット代が高すぎる」「アメリカの物価が異常」といった投稿も数多く見かけます。実際のところ、W杯を現地観戦するにはどれくらいのお金が必要なのでしょうか。
そこで今回は、現地に6月12日〜7月8日の27日間滞在し、北中米W杯を観戦している筆者が、実際にかかっている費用を紹介したいと思います。
27日間滞在で「最大の出費」となるのは…
今回の旅程は6月12日に日本を出発し、シカゴ、ダラス、オースティン、メキシコ・モンテレイなどを巡りながら、日本代表の試合をラウンド16まで観戦するというものです。
なお、サッカーだけでなく、シカゴで行われた「ホワイトソックス対ドジャース」の試合も観戦しました。
費用の内訳は以下の通りです。
・航空券:174,190円+66,000マイル
・W杯の試合チケット:542,148円
・MLBのチケット:15,884円
・移動費:143,693円
・食費:125,467円
・宿泊費:323,829円
・観光・お土産代:80,248円
・Wi-Fi:13,500円
・ESTA申請費:6,690円
・メキシコ入国税:9,960円こうして見ると、一番高いのは航空券でもホテル代でもありません。圧倒的に高いのが試合チケットです。チケット代の詳細な金額を紹介します。
①日本vsオランダ戦:137,344円
②日本vsチュニジア戦:10,297円
③日本vsスウェーデン戦:95,155円
④ラウンド32:288,455円
⑤ラウンド16:10,897円チュニジア戦、および決勝トーナメントのラウンド16は、昨年抽選で販売されたJFAの60ドルチケットが当たったため、約1万円で確保できました。
なお、FIFA公式リセールサイトから購入した日本対オランダ戦は137,344円、日本対スウェーデン戦は95,155円でした。これらは定価から100~200ドル上乗せされた金額で購入できました。一方でラウンド32は値上がりが続いており、定価の4倍近い1,725ドル(288,455円)かかりました。
SNSでは「チケットだけで海外旅行1回分」「家族で行ったら軽自動車が買える」といった声も見かけましたが、実際に現地へ来てみると決して大げさな話ではありません。
貯まっていたマイルを活用した航空券の内訳
チケット代が高額なため、航空券はできる限りマイルを使って節約しました。
往路のシカゴ便はJALのマイルを使ったほか、アメリカ国内の移動は同じワンワールドグループのアメリカン航空のフライトをJALのマイルで取りました。フライトも1月に予約したため、サーチャージが上がる前に予約できました。
①6月12日羽田→シカゴJAL
金額54,000JALマイル+サーチャージ36,040円
②6月13日シカゴ→ダラスアメリカン航空
金額12,000JALマイル+手数料880円
③7月12日サンフランシスコ→成田ZIPAIR
金額57,270円ここまでが決まっている行程になります。
その他にも、ラウンド32開催地→ラウンド16開催地、ラウンド16開催地→サンフランシスコの航空券が必要になると思われます。
②のようなマイルでの購入も考えておきますが、4万円ずつ×2回の合計8万円で見積もっておきます。174,190円+66,000JALマイルとなりました。
サンドイッチが4,662円…リアルな物価事情
個人的にもっとも驚いたのは現地の物価でした。初日に観戦したホワイトソックス対ドジャース戦のスタジアムで購入したサンドイッチは、なんと4,662円(28ドル)もしたのです。
また、シカゴにあるスターバックスリザーブでは朝食だけで3,984円(24ドル)近くかかりました。
さすがに毎日この生活をするとお財布が持たないので、スーパーを利用する、1日1-2食で済ます、大学の学食を利用するなどして節約をしています。
入国した6月12日からチュニジア戦が行われた6月20日までの9日間で、35,467円かかっています。残りの期間を少し多めに1日5,000円とすると、18日間で9万円、食費トータル125,467円となりそうです。
宿泊費は30万円超えを想定
宿泊費も大きな負担です。今回の遠征ではホステルやモーテルを積極的に利用しています。決して高級ホテルを利用しているわけではありませんが、最終的には32万円を超える見込みです。現状の宿泊費は以下の通りです。
・6月12日~ シカゴ・ホステル 1泊:10,599円
・6月13日~ ダラス・モーテル2泊:25,460円
・6月15日~ オースティン・ホステル 4泊:24,192円
・6月19日~ モンテレイ・ホテル 1泊:8,232円
・6月20日~ モンテレイ・ホテル 1泊:15,299円
・6月21日~ オースティン・ホテル 3泊:38,709円
・6月24日~ ダラス・モーテル 2泊:21,338円ここまで、14泊で143,829円です。
W杯期間中はホテル料金が高騰しており、試合会場周辺では通常の数倍になっているケースもあります。さらに7月8日まで12泊する必要があります。ここまで1泊10,000円で収まっていますが、少し値段を上げて1泊15,000円で見積もると18万円必要です。
W杯チケット代を除くと80万円程度
そのほかにも、都市間のバスや市内のUber、メトロなどの移動費、現地での観光やW杯グッズのお土産購入費などもかかります。1ヶ月の総額は140万円ほどになる見込みです。
より安くうまく生活する方法もあると思いますが、4年に一度のお祭りです。より楽しむためのお金は使いたいと思っています。
今大会は難しいかと思いますが、次回以降のW杯の現地観戦を考えている方、あるいは今後アメリカ旅行を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。
文/Sonoken
【Sonoken】
36歳。過去34ヵ国に訪問歴があり、コロナ禍でも100日間海外を放浪。海外でのサッカー観戦を趣味としており、カタールW杯、ACLなど15ヵ国で40試合以上を現地観戦。大阪関西万博では通期パスを購入し、20回以上訪問し、事前抽選は15回全て当選。
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