幻のもやし、大鰐温泉もやしをついに実食!
「もやしソバ」をこよなく愛するピエール瀧が、名店をめぐりながら、もやしソバとは何なのかを考えたり考えなかったりするこの連載。連載1周年企画第3弾となる今回は、"幻のもやし"といわれる「大鰐温泉もやし」ラーメン&そばをついに実食!そのシャキシャキ感は想像を超える領域にありました!皆さんもぜひ、現地で味わってみてください!
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――ついにやって来ました!「大鰐温泉もやし」ソバが食べられるお店、青森県JR大鰐温泉駅近くにある「花りんご」さんです!
ピエール瀧(以下、瀧)
ついに来たね!え、ちょっと待ってよ。メニューを見たら、もう大鰐温泉もやしずくめだよ。「大鰐温泉もやしラーメン(しょうゆ)」(950円)、「大鰐温泉もやしラーメン(みそ)」(1000円)、「大鰐温泉もやしそば」(1000円)、「大鰐温泉もやしやきそば」(950円)だってさ。なんでもある。
――「大鰐温泉もやし炒め定食」(1300円)や「大鰐温泉もやししゃぶしゃぶ御膳」(1800円)もありますよ。豪華ですね。
店員の幸山ひとみさん(以下、幸山さん)
いらっしゃいませ。しゃぶしゃぶ御膳は大鰐温泉もやしからだしが出ますので、昆布ともやしの風味の効いた極上のおだしになるんです。あと、大鰐温泉もやしは長いので、たくさんお口に入れてのみ込もうとすると噛み切れなくてゲホッとなる場合もあります。ですから、少なめに取られたほうがいいかもしれません。
瀧
なるほど、わかりました。じゃあ、自分は大鰐温泉もやしラーメンのみそ味をお願いします。うーん。でも、和そば(日本そば)の大鰐温泉もやしそばも捨て難いんだよなあ。
――だったら両方お願いして、あとせっかくの機会なので大鰐温泉もやししゃぶしゃぶ御膳も頼んじゃいましょうよ。
瀧
ナイス判断。では、それで。
幸山さん
はい、わかりました。
瀧
俺、もしかしたら和そばのもやし入りは初体験かもしれない。
――少なくとも、この連載では初めてですよ。しかも、大鰐温泉もやしなので超レアものですね。
幸山さん
お待たせしました。まずは、大鰐温泉もやししゃぶしゃぶ御膳です。
瀧
ありがとうございます。もやしは何秒くらいゆでればいいんでしょうか。
幸山さん
そのままでも食べられるので、温まれば大丈夫です。
瀧
はい。じゃあ、さっとゆでて、いただきます。......んんっ、すごい歯応え。これまで食べたもやしの中で口の中に響く音が一番でかい。シャキシャキじゃなくてジャキジャキに近いよ。口だけじゃなくて脳内にも爆音で響いてる。
しゃぶしゃぶ御膳は長さそのままの大鰐温泉もやしが楽しめます
――本当だ。
瀧
音も楽しめる食べ物ってすごくない?で、実は普通のもやしより細いんだよ。この細さで繊維がしっかりしているから、この音が生まれているわけでしょ。そして、このもやしは本当にうまい!ASMR(咀嚼音などの心地よい音を楽しむコンテンツ)を売りにしているユーチューバーは、絶対ここに来るべきだと思うね。
――でも、ここまで歯応えがあると、麺との相性はどうなのかなってちょっと心配になりますね。
瀧
麺に勝つかもしれないもんね。
幸山さん
お待たせしました。大鰐温泉もやしラーメンのみそです。
大鰐温泉もやしラーメンは、みそ味(1000円)を頼みました
瀧
ありがとうございます。もやしでみそ味っていうのが食欲をそそるね。そして、具の種類が多い。豚肉にキャベツ、タマネギ、ニンジン、ワカメ。そして大鰐温泉もやし。ただ、こっちのもやしは、長いのがそのまま入ってるんじゃなくて、短く切ってある。ちゃんと麺を立てているわけか。麺は中太縮れ麺だね。うん、うまい。もやしの主張も強い。
幸山さん
お待たせしました。大鰐温泉もやしそばです。
「大鰐温泉もやしそば」(1000円)
瀧
ついに来た!和そばバージョンのもやしそば。
――もやしがけっこう入っていますね。
瀧
そうだね。で、こっちの和そばバージョンの具は大鰐温泉もやしのほかにシイタケ、ネギ、青森県の地鶏シャモロックのひき肉かな。では、いただきます。
――ラーメンと比べて和そばはどうですか?
瀧
これ、見た目でもやしが多いってわかるけど、食べるとさらにもやしを感じるよ。豆部分がついてないやつもしれっと紛れ込んでんのよ。
――パッと見、似てますもんね。
瀧
そして、和そばはラーメンに比べて麺が柔らかい分、もやしの食感が完全に勝ってる。でも、もやしのおひたしなんていう食べ物もあるわけだから、そういうジャンルだとしてとらえれば全然あり。というか、入れない理由がわからないくらいよ。
――わっ、本当だ。おいしい!
瀧
和そばのだしともやしは合うよね。
――そうですね。ちょっとお店の人にも話を聞いてみましょう。すみませーん。
料理長の千葉譲さん(以下、千葉さん)
はい。
料理長の千葉譲さん(右)と看板娘の幸山ひとみさん(左)
瀧
ごちそうさまでした。大鰐温泉もやしは、とても歯応えがあっておいしかったです。和そばのもやしそばは珍しいと思うんですけど、これはどうやってできたメニューなんですか?
千葉さん
地元の人間としては、なんにでも大鰐温泉もやしを合わせることが当たり前なんですよ。年配の方は「ラーメンじゃなくて、そばのほうがいい」とおっしゃる方が多いと思ったので作ったメニューなんです。
瀧
それにしても、だしともやしの味のバランスが抜群でした。あと、しゃぶしゃぶは長いままで出てきましたけど、ラーメンやそばは切ってましたよね。せっかく長いのにもったいないなって思ったんですけど。
千葉さん
本当は長いままにしておきたいんですけど、年配の方は長いままだと喉につかえたりして危ないので、食べやすさを優先して切っています。
瀧
確かに食べやすさは大事ですもんね。今回は丼ものにいけなかったんですが、きっと丼ものと大鰐温泉もやしも合うんでしょうね。
千葉さん
はい。シャキシャキ感があるので焼き肉丼(1300円)なんかとすごく合うんです。
瀧
音を楽しむところも含めて、大鰐温泉もやしってすごいです。貴重な体験をありがとうございました。
***
■花りんご
青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺11-11
0172-49-1126
※営業日時、メニュー、価格などは変更になる場合があります
※おいしいもやしソバなどの情報は
【moemoyashisoba@gmail.com】
まで
■ピエール瀧(ぴえーる・たき)
1967年生まれ、静岡県出身。ミュージシャン、俳優、声優、タレント。
「無駄こそ宝なり」が信条。好物はもやしソバ。
公式Instagram【@pierre_taki】
構成/TAKA-HO
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