アニメ版「バーフバリ」進捗報告ラージャマウリ監督サプライズ登場、スタジオカラーの参加を発表【アヌシー国際アニメーション映画祭2026】

来場者に配布された最新アートワークのミニポスター

アニメ版「バーフバリ」進捗報告ラージャマウリ監督サプライズ登場、スタジオカラーの参加を発表【アヌシー国際アニメーション映画祭2026】

6月26日(金) 14:00

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仏アヌシーで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭2026で現地時間6月25日、新作の進捗状況を報告するWork in Progress部門に世界的大ヒットを記録したインド映画「バーフバリ」シリーズのアニメ版で、2027年公開予定の「BAAHUBALI: THE ETERNAL WAR PART 1」(原題)のイシャン・シュクラ監督と主要スタッフが登壇した。プレゼン冒頭で実写版監督のS・S・ラージャマウリがサプライズ登場し、さらに、「エヴァンゲリオン」シリーズや「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」などで世界的に知られるスタジオカラーがアニメパートの一部制作を担うことも明かされた。

この日のセッションとなった会場では、プレゼン前に、最新アートワークが印刷されたミニポスター、さらには作品タイトルとモチーフの一部がプリントされたTシャツやスウェットが参加者に配布された。

まずはアニメ映画の背景を説明するため、実写版「バーフバリ」予告編を上映した後、サプライズゲストとしてラージャマウリ監督が登場、インド全土で1億5000万人を動員した「バーフバリ」独自のビジネスモデルや作品の主題と狙いについて語る。インドが多言語国家であることに言及し、「私たちのテルグ語映画産業の州では、大ヒット作でも1,500万から2,000万人の観客動員数にとどまります。そのため、私たちの映画製作の考え方は、製作費を800万から1000万人の観客動員数に見合うように設定するというものでした。そうすれば、映画が大ヒットした際に、それ以上の収益を得られるからです」と話した。

実写版プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダからの「何かを望めば、宇宙が力を合わせてそれを叶えてくれる」という言葉に導かれたというラージャマウリ監督。「バーフバリ」の真髄は、インド神話から多大なインスピレーションを得ているという点だと強調する。主要なキャラクター像や文化の核はインドに深く根ざしたものとし、視覚的表現は普遍的なものを選んだ。「世界のどこで、どの地域の観客がこの映画を観ても、すぐに共感できるような表現を選んだのです」と狙いを明かす。

「なぜインドだけを市場として見ているのか? これは世界に向けて、可能な限り最高の形で作り上げるんだ」と考え、アニメ版も「イシャン・シュクラが思いついた素晴らしいアイデアが何であれ、私たちはそれを可能な限り最高の形で実現しなければなりません。宇宙が味方して、最高の技術者たち、最高のスタジオが集結し、『BAAHUBALI: THE ETERNAL WAR PART 1』の制作が始まりました。私たちは、正しい道を進んでいると確信しています」と、アニメ版への自信を見せる。

そして発表はシュクラ監督のターンとなる。新作映画のアイデアは、インド神話に登場する14の領域におけるバーフバリ死後の冒険を描きたいという想いから生まれた。物語はヴェーダの宇宙論を大いに取り入れ、複数の並行宇宙や領域を探求するものになるという。

最新映像の披露とともに、実写版と同様にインド神話を世界中の観客に向けてアレンジする上での課題、視覚言語の重要性と、古代の物語、舞踊、武術に関する綿密な調査を行っていると報告。プラバースをはじめとした象徴的な役柄についてのキャラクターデザインの工夫、フランス、イギリス、日本などと国際的なチームを組み広範な協力の下、キャラクターや環境における革新的なデザイン、物語と視覚的スタイルの両面における本物らしさへのこだわりを強調していくと力を込めた。

ビジュアル開発と課題については、コンセプトアーティストと世界各国のスタジオの協力の下、3DCGを駆使して創出されたユニークなキャラクター造形、壮大な背景美術を創出、インドならでは武術や舞踊などの芸術形式をリアルに表現するためにモーションキャプチャーを採用した。この日は、プラバースら俳優たちが専用のスタジオでリハーサルを行い、収録を行った映像も披露された。

最後、各担当者のプレゼンテーションが終わったのちに、「どうしてもアナウンスしたい小さな発表が一つあります」とシュクラ監督。

「映画の中に描かれた世界からさらに離れた場所が登場します。そこはオルタナティブ・リアリティ――完全に異なる世界とされる場所を描くために、『エヴァンゲリオン』の制作会社であるスタジオカラーに参加してもらえることになりました。彼らと一緒に仕事ができることは、光栄で喜びです。チームの多くのスタッフも『バーフバリ』のファンなのです。マヒシュマティのいくつかの環境を、エヴァンゲリオンのスタイルで作り上げてくれています。これはかなりクールなものになるはずです!」と述べ、日本からの公式発表もあったように、アニメパート制作にスタジオカラー、企画・プロデュースをスロウカーブが担当する。スタジオカラー制作によるイメージカットも披露された。

「Baahubali: The Eternal War Part 1」は2027年世界公開予定。日本公開は未定。

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