【写真】映画泥棒の素顔を明かそうと、奮闘する二宮和也
6月25日、都内にて「シークレットシネマ 人生で一度は映画館で見てほしい一本」のトークイベントが開催され、二宮和也が登壇。全国300以上のスクリーンで生中継される大規模なイベントに、「自分でもよくこの壇上に上がったなと(笑)」と照れ笑いを浮かべながらも、映画館への熱い思いを語り尽くした。
■シークレットシネマならでは…映画館の“本当の醍醐味”
シークレットシネマとは、映画を愛するアンバサダーが選んだ「人生で一度は映画館で観てほしい一本」を、当日までタイトルを伏せて上映する特別イベント。
指先ひとつで情報が入る時代に、あえて作品を知らずに劇場へ行く「偶然の出会い」を通して、特別なワクワク感を提案。ネタバレや先入観、評価も一切ない真っさらな状態で、一生忘れられない映画体験を味わえるイベントとなっている。
■「40代だし『嫌だ』とは言ってられない(笑)」アンバサダー就任の裏側
映画業界の未来を担う若手クリエイターたちが「一人でも多くの人に映画館に足を運んでほしい」という願いから立ち上げた本プロジェクト。その初代アンバサダーに就任した二宮だが、当初は「正直な話、嫌でしたよ(笑)」と本音をポロリ。
「こういう企画って、“映画偏差値”というか、『こいつのセンス、これなんだ』って透かされてしまう。普段偉そうなこと言ってるけど…と思われそうで」と冗談めかしつつも、「若手の人たちが映画館に行きましょうと動いているなか、もう40代に入ったわけだから『嫌だ』なんて言ってられない」と、業界の先輩としての責任感と愛を持ってオファーを受けた経緯を明かした。
■二宮が選んだ“人生の一本”は「旅館の話」? 異例のヒントに会場騒然
イベントの目玉は、二宮が選んだ「人生の一本」をタイトルを伏せたまま上映するシークレット形式。選定基準を問われた二宮は、「今この空間にいる人たちと感情を共有できる、没入感のある作品」と語る。
さらに、上映直前のファンに向けて「キーワードは『没入感』。構成的に、ある瞬間に急に世界観が変わる。そこからのくだりは本当に見てほしい。…まあ、言ってしまうと『旅館の話』なんですけど(笑)」と、まさかの大ヒントを投下。
自身の過去の出演舞台『青木さん家の奥さん』を例に出し、「オープニングから物語に入ったあとの追体験できるような構造は、作る側としては非常にチャレンジング。安牌(あんぱい)に作れるはずなのに、そうしない。羨ましいくらい贅沢な作品です」と、クリエイター目線で絶賛した。
■「いつか無声映画を撮ってみたい」二宮が描く映画の未来
トークは二宮自身の映画観にも及び、「昔はコスパ重視で打率を上げたかったけれど、今はいいものを知るために、あえて評価が芳しくないと言われる作品も見る。そうすることで自分の好きなものへの解像度が上がる」と持論を展開。
さらに、いつか映画を撮ってみたいという夢について聞かれると、「無声映画をやってみたい」と意外な回答。「今、テレビも情報量が多すぎる。音が鳴らないという異常事態を、劇場でみんなで共有するのは面白いチャレンジだと思う」と、映画というメディアの可能性を常に模索する姿勢を見せた。
■「NO MORE 映画泥棒」との初対面に「本物だ!」
イベント後半には、特別ゲストとして「NO MORE 映画泥棒」のカメラ男とパトランプ男が登場。二宮は「初めて生で見ました!本物だ!どっから見てるんだろうな(笑)」と無邪気に喜び、フォトセッションでは挟まれる形でシュールな3ショットを披露。客席を大いに沸かせた。
最後に二宮は、「映画館は自分の好き嫌いを確認する場所でもある。今日出会う作品が、皆さんの幅を広げるきっかけになれば。ぜひ劇場に足繁く通っていただきたい」と、満員の観客と全国300館の映画ファンへ向けてメッセージを送り、イベントを締めくくった。
尚、二宮が選んだ映画は、京の奥座敷と呼ばれる貴船を舞台に、繰り返す2分間のループから抜け出せなくなってしまった人々の混乱を描く群像劇で、主演は藤谷理子が務める「リバー、流れないでよ」(2023年)だった。
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