難度増し増し…魔の17番が誕生?昨年話題の“佐久間朱莉ルート”も封鎖「正規ルートでいいプレーを」

“奇策”はもう通じない?昨年覇者・佐久間朱莉は17番をどう攻めるのか(撮影:佐々木啓)

難度増し増し…魔の17番が誕生?昨年話題の“佐久間朱莉ルート”も封鎖「正規ルートでいいプレーを」

6月25日(木) 8:15

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“佐久間ルート”は封鎖済み?終盤のキーホールとなる17番パー4に今年も新たな改造が加えられた。予定されていたグリーンの改修だけでなく、隣の16番にティショットを打つ裏ルート対策も実施。今年は全選手が難度を増した17番を正規ルートで攻略することになりそうだ。



【写真】大胆すぎる裏ルート封じ16番のフェアウェイに新ラフ誕生


昨年、想定外の攻略法でバーディを奪ったのが佐久間朱莉だった。大会3日目、17番のティショットをあえて左の16番に打つという奇策。数年の間に、距離延長、フェアウェイバンカーの移設と改造が続き、難しくなった17番を攻略する“裏ルート”として話題を集めた。
 
迎えた今年はティグラウンドの左サイドに3本の木が植えられ、16番にはフェアウェイの真ん中に深いラフを作るという対策が取られた。コース改造に携わる茂木宏美は「いろんな思いがあって、ああいう形になっています。思いというのは皆さんの想像の通り。正規ルートでいいプレーを見せてもらいたいというのが大会の本筋です」と説明。徹底した対策ぶりには裏ルートの開拓者であり、ディフェンディングチャンピオンでもある佐久間も「もう行かないだろうなって感じです」と苦笑いだった。
 
一方、グリーンは別物に生まれ変わった。フェアウェイから縦長に使えたグリーンが横長の2段グリーンに大変身。堀琴音は「1年でこんなに仕上がるなんて、あっぱれですよ」と驚きの声を上げた。茂木プロによれば「18番グリーンの改造もお願いした会社の方が今年の大会に間に合うように計画を立ててやってくれました」とのこと。工事は昨年の大会後にすぐにスタートし、9月中旬に播種(種をまくこと)、今年3月までの養生期間を経てグリーンとしての運用が始まったという。
 
緩やかな砲台グリーンになったこと、右サイドの池近くまでグリーンが広がったことで難度は大幅アップ。練習ラウンドを終えた選手たちは「難しい」と口を揃えた。鶴岡果恋は「ティショットから、セカンド、グリーンと難しい、難しい、難しいだから(平均スコアが)4.5ぐらいになるんじゃないですか?」と大胆予想。昨年の4.0975から平均スコアは実際にどれだけ変化するのか、雨や台風接近の予報も出ているだけに大幅な悪化もありそうだ。
 
「17番を難しいホールにするつもりで数年かけて改造してきました。16番を狙う選手への対策を除いて、ホールとしてはこれが完成形。2打目は左足下がりから軽い打ち上げで、右サイド(二段グリーンの上の段)にピンを切った時はさらに難しいと思います。手前のバンカーもプレッシャーになるし、奥からのアプローチも難しい。この17番を選手たちがどう攻めるのか楽しみです」(茂木)。最終日には優勝争いの大詰めで迎えるホール。今年はどんなプレーが見られるのか、ギャラリーの期待も高まるに違いない。(文・田中宏治)


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