「トイ・ストーリー」シリーズでウッディの声を演じてきたトム・ハンクスが、もしも6作目が作られるなら、出演に前向きだと、米エンターテイメント・ウィークリーとのインタビューで語った。ただし、シリーズの人気にあぐらをかいて続けるのではなく、語るべきテーマのある作品であることが条件だという。
「トイ・ストーリー」は、1995年の第1作以来、世界中で愛されてきたピクサーの看板シリーズだ。最新作「トイ・ストーリー5」の公開を間近に控え、早くもその先の6作目があるのかどうかに関心が集まっている。とはいえ続編はまだ正式に発表されたわけではなく、現時点ではあくまで仮の話だ。30年あまりウッディを演じてきたハンクスは、続編をつくるなら中身が伴わなければ意味がない、と釘を刺す。
「また『トイ・ストーリー』を作るのなら、本当に作る価値のあるものでなければいけない。素晴らしい作品でなければならないんだ。ただ人気があるからと惰性で引き延ばすのではなく、何かしらのテーマをきちんと掘り下げるものであるべきだ」
ハンクスがそこまでこだわる背景には、AIへの懸念もある。仮に彼が降板しても、ディズニーがAIを使ってウッディの声をよみがえらせ、6作目以降を作り続けることもできてしまう。30年あまりにわたって演じてきた声が、本人の手を離れて生き続けるかもしれないという不安だ。共演者でバズ・ライトイヤー役のティム・アレンとともに、ハンクスはこれを「ぞっとする話だ」と表現した。
ハンクスは、AIへの危機感をこう明かす。
「『トイ・ストーリー』で僕らがこれまで録音してきたセリフは、すべてどこかにデジタルデータとして残っている。その気になれば、彼らはどんな言葉だって作り出せてしまうんだ」
自分が演じ続けるかぎり、ウッディは人間の声を持ち続ける。ハンクスが6作目に前向きなのも、その思いがあるからなのかもしれない。
「トイ・ストーリー5」は、7月3日から日本で公開される。
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トイ・ストーリー5
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