ジェームズ・キャメロン監督の最新作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」が本日6月24日から、ディズニープラス「スター」で見放題独占配信される。そこで、本作のあらすじ、キャラクターや世界観を理解する上で知っておきたい用語について解説をお届け。今後のシリーズ展開について、現時点での情報をまとめた。
<目次>
【作品概要】
【あらすじ】
【キャラクター】
【用語解説】
【今後はどうなる?】
【作品概要】
2022年に公開された「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の続編。ジェイク・サリーとネイティリの息子ネテヤムの死で終わった前作の後を描く。愛する者を失った悲しみに向き合うサリー家の前に、火山に住む敵対的なナヴィ、アッシュ族という新たな脅威が出現。人類と手を組み、ナヴィ同士の“炎の決戦”を仕掛ける。
昨年12月19日に日米同時公開を迎えた本作は、日本で洋画実写作品として公開から4週連続No.1を記録し、興行収入約25億9000万円、観客動員数は140万人を突破する大ヒットとなった。全世界興収は14.85億ドル(6月16日Box office mojo調べ)を超え、「アバター(2009)」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」に続いて、大ヒット映画の1つの指標である10億ドル突破を達成。また、第98回アカデミー賞(2026)でやはり前2作に続いて、視覚効果賞に輝いている。
【あらすじ】
壮絶な戦いから数週間後。サリーたち家族は、長男のネテヤムを失った悲しみから、いまも立ち直ることができずにいた。それでも、人間が再び海の種族メトカイナの集落を襲うことを避けるため、旅立ちを決意。空を行き交う平和な遊牧民の部族トラリム族に出会い、スパイダーをオマティカヤ族の拠点であるハイキャンプへ送り届ける旅に出る。
しかし、その道中、アッシュ族の襲撃を受ける。ヴァラン率いるアッシュ族は、火山の噴火によって、故郷が全て灰になった一族だった。喪失と怒りに包まれていた彼らは、惑星の神であり、パンドラの精霊であるエイワが、この災厄も自分たちにもたらしたと考えており、強い憎しみを抱いている。アッシュ族にとってはジェイクたちも、彼らが信じる神も、その全てが敵なのだ。
同じ頃、失敗を繰り返すRDA社は苦境に立たされながらも、惑星バンドラの侵略に向けて、新たな計画を立てていた。彼らの故郷である地球は危機に瀕しており、この惑星の鉱石や生物から取得できる天然資源を一刻も早く入手したいのだ。そして、クオリッチは、ジェイクへの復讐だけを胸に準備を整えていた。灰の一族、人間たち、そしてクオリッチ……。サリー家は脅威に囲まれ、これまでで最も烈な戦いに巻き込まれていく。
【キャラクター】
<サリー家(オマティカヤ族)>
●ジェイク・サリー(演:サム・ワーシントン/日本版声優:東地宏樹)
人間の体を捨てて、ナヴィになった元海兵隊員。妻ネイティリと子どもたちと一家を築くが、壮絶な戦いに巻き込まれてしまう。何よりも家族を第一に行動し、彼らを守るためは自らの命すら投げ出す覚悟がある。
●ネイティリ(ゾーイ・サルダナ/小松由佳)
ナヴィのオマティカヤ族の族長の娘。サリー家の母であり、勇敢な戦士でもある。
●キリ(シガニー・ウィーバー/早見沙織)
グレイス博士のアバターから誕生したサリー家の養女。
●ロアク(ブリテン・ダルトン/バトリ勝悟)
サリー家の次男。長男ネテヤムと自分を比較して悩んでいたが、兄の死を機に変化が訪れる。衝動的に行動することが多く、トラブルを招くことも。
●スパイダー(ジャック・チャンピオン/内田雄馬)
幼い頃にパンドラに取り残された人間の子どもで、現在はサリー家の様子。クオリッチが自分の父親であると知る。本名はマイルズ・ソコロ。
●トゥク(トリニティ・ジョー=リー・ブリス/香月萌衣)
サリー家の末娘。いたずらが大好きで、どんなことにも興味があり、大胆な行動に出ることも。
<メトカイナ族>
●トノワリ(クリフ・カーティス/楠大典)
海に暮らすメトカイナ族のリーダーで、ロナルの夫。オマティカヤの血を逃れてきたサリー家をかくますが、複雑な感情を抱いている。
●ロナル(ケイト・ウィンスレット/清水はる香)
メトカイナ族のシャーマンの家長。トノワリの妻であり、勇敢な戦士でもある。
●ツィレヤ(ベイリー・バス/内田真礼)
トノワリとロナルの娘。心優しく、サリー家とも友好的に接している。
<RDA社(資源開発公社)>
●クオリッチ(スティーブン・ラング/菅生隆之)
元海兵隊の大佐。ジェイクと戦い絶命したが、その記憶を宿したリコンビナイト(遺伝子組み換えで生まれた人間とナヴィのハイブリッド戦士)として復活。スパイダーの父。
<アッシュ族>
●ヴァラン(ウーナ・チャップリン/田村睦心)
火山帯に暮らすナヴィ。火山の炎で故郷を奪われたことから、エイワを憎んでいる。
<トラリム族>
●ペイラック(デビッド・シューリス/山路和弘)
空を行き交う平和な遊牧民、トラリム族(通称ウィンド・トレーダーズ)のリーダー。
【用語解説】
●パンドラ
地球から遠く離れた神秘の星。当初、人類は資源を求めてこの星を訪れたが、その後は、滅びゆく地球から脱出しようとする人類の最後の希望の地となっている。
●ナヴィ
パンドラの先住民であるナヴィ。肌が青く猫のような目や鼻、尻尾を持ち、身長は3m前後。狩猟や採集技術に優れ、自然との調和を大切にしながら暮らしている。
パンドラ各地には多数の部族がおり、第1作「アバター」には森に暮らすオマティカヤ族、第2作「ウェイ・オブ・ウォーター」には海辺で暮らすメトカイナ族も登場。最新作「ファイヤー・アンド・アッシュ」には、何らかの理由でパンドラに憎悪を募らせているという火口域に住むアッシュ族が新登場する。
●アバター計画
資源の採掘を進めるべく、人間たちがナヴィに近づく手段のひとつとして始動させたのが「アバター計画」。人間とナヴィのDNAを組み合わせ、神経接続により人間の意識を憑依させられるナヴィと同じ肉体のアバターを開発し、ナヴィとの接触を図るというもの。
●スカイ・ピープル
ナヴィが呼ぶ人間(地球人)のこと。人間の意識をアバターに乗り移らせる「夢を歩く体」という意味で、ドリームウォーカーと呼ばれることも。
●アムリタ
トゥルクンの脳内に存在する天然物質。人間の老化を止める医療的効能があり、RDA社が狙っている。
●トゥルクン
パンドラに生息するクジラのような海洋生物。
●トルーク
グレート・レオノプテリクス(空を飛ぶ大型の生き物)のこと。“最後の影”の意味。
●トルーク・マクト
トルークを乗りこなせる人物で、悲しみの時に全ての部族を1つにすると言われる存在。ネイティリの祖父の祖父もその1人。第1作「アバター(2009)」でジェイクがその称号を得た。
●イクラン
空を飛ぶ生き物。絆を結ぶと生涯そのハンターをだけ飛ぶ。
●ナイトレイス
アッシュ族の指導者ヴァランが乗る恐ろしい生物。
●メデューソイド
150メートルもの高さを持つクラゲのような巨大生物で水素ガスを生成する。ウィンド・トレーダーズが移動手段として力を借りている。
●オロエイクタン
ナヴィの部族の長。
●エイワ
壮絶な戦いの中で、ジェイクたちの窮地を救う一手となるのがエイワ。ナヴィが自然と調和する生き方の象徴であり、パンドラの大いなる生命ネットワークであるエイワは、自然を破壊する重兵器を駆使する人間たちからナヴィをとある方法で守る。
【今後はどうなる?】
現在、キャメロン監督による「アバター」シリーズは、「アバター(2009)」「アバターウェイ・オブ・ウォーター」、そして「アバターファイヤー・アンド・アッシュ」が製作されており、パンドラの森・海・火山を題材にした“第1章”が完結したとされている。
「今作(「アバターファイヤー・アンド・アッシュ」)が最後になる可能性もある。第3作の公開で、映画体験がいかに衰退したかが証明されるかもしれないし、特定のタイプの作品については今も健在だと証明されるかもしれない。コイントスのようなものだ」
当初、映画製作の厳しさを知り尽くしたキャメロン監督は慎重な姿勢だったが、“試金石”である「アバターファイヤー・アンド・アッシュ」が期待通りの好成績をおさめたことで、「十中八九やる」とシリーズ継続に意欲。プロデューサーのレイ・サンキーニも「全速力で進んでいる(Full speed ahead)」と明言しており、少なくとも第4弾の正式ゴーサインが出る可能性は、かなり高いと考えられる。
すでに第4弾の一部シーンは、子役の成長をリアルに捉えるために撮影が終わっている。第5弾についても、脚本は完成しており、その内容に20世紀スタジオが太鼓判を押しているとも報じられた。
2022年には「若い監督にバトンを渡すかもしれない」と語っていたキャメロン監督だが、現在は「やらない理由がない。健康だし、準備はできている。あと6~7年間、この仕事の量とエネルギーを処理するため、活発なやり方で作らなければならない」と続投への強い意志を示している。
今後の製作工程についても言及しており「新しい技術をいくつか検討して、より効率的に作れるようにしたい。というのも、あまりにも莫大な費用がかかるし、時間もかかるからだ」と説明。「半分の時間で、3分の2のコストで作りたい。それが私の目標だ。その方法を見つけるには1年ほどかかるだろう。その間に、私は脚本を書き、恐らくほかにもいくつかのことに取り組むことになる」と続けた。
あくまで暫定スケジュールだが、「アバター」第4弾は29年12月21日、第5弾が31年12月19日に公開される予定。キャメロン監督が切り開く映像革命の未来に、今後も注目したい。
【作品情報】
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アバターファイヤー・アンド・アッシュ
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