「キャプテン翼」誕生秘話を原作者・高橋陽一&初代担当が語る特集が放送、葛飾区に誕生した“リアル南葛SC”に集まる元日本代表も直撃

「キャプテン翼特集」が6月25日(木)、BS12で放送/(C)高橋陽一(C)Yoichi Takahashi

「キャプテン翼」誕生秘話を原作者・高橋陽一&初代担当が語る特集が放送、葛飾区に誕生した“リアル南葛SC”に集まる元日本代表も直撃

6月24日(水) 8:00

「キャプテン翼特集」が6月25日(木)、BS12で放送
【動画】原作者・高橋陽一氏も出演、「キャプテン翼」に込めた思いを語る

主人公・大空翼のオーバーヘッドキックを真似する少年たちが続出し、日本中の子どもたちをグランドに走らせたサッカー漫画のパイオニア「キャプテン翼」。ワールドカップの熱戦が続く中、6月25日(木)夜9時より、BSトゥエルビ(BS222ch※全国無料)の「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」では、「キャプテン翼特集」が放送される。番組では、原作者・高橋陽一氏や初代担当編集者が登場して「キャプテン翼」誕生秘話を語る。さらに、葛飾区に誕生した”リアル南葛SC”も紹介。同チームに集まった元日本代表らが「キャプテン翼」を語る。

■案内人は元ヴェルディ川崎監督の松木安太郎

「週刊少年ジャンプ」(集英社)で「キャプテン翼」の連載が始まったのは昭和56年(1981年)。当時、子どもたちが熱を上げるスポーツと言えば、ON砲が憧れであった野球が定番。スポーツ漫画は野球の一強だった。国内におけるサッカーはマイナースポーツで、ルールの理解もあやふや。「サッカー漫画は当たらない」と言われた時代に「キャプテン翼」は登場した。

番組で案内人を務めるのは、サッカー解説者の松木安太郎。監督として、ヴェルディ川崎をJリーグ初代王者に導いた松木も「キャプテン翼」の大ファンであり、「『キャプテン翼』がなかったら日本のサッカーが成長したかどうかも分からない」と、漫画の世界のみならず、現実のサッカー界にも大きな影響を与えた同作の功績を熱く語る。
「キャプテン翼」


■漫画の世界が現実に、葛飾区に誕生したリアル南葛SC

松木が訪れる葛飾区四ツ木は高橋氏の生まれ故郷で、漫画ではこの町をモデルに、南葛SCでの翼の活躍が描かれた。2013年(平成25年)には漫画の世界を飛び出し、南葛SCがリアルサッカーチームとしてこの地に誕生。2019年からは高橋氏がオーナーとなり、現在は関東サッカーリーグ1部で戦いながら、Jリーグ入りを目指している。

南葛SCの監督は、川崎フロンターレで指揮を執り、三苫薫や田中碧らを育てた名将・風間八宏だ。さらに、1997年のアジア最終予選で決勝ゴールを決め、日本をW杯初出場へ導いた野人・岡野雅行が事業本部長としてフロント入り。加えて、43歳の今も現役にこだわる元日本代表の今野泰幸選手も所属。「キャプテン翼」が好きだからこそ集まった3人が、リアル南葛SCでの夢を語る。

元日本代表では、前園真聖も番組に登場。「キャプテン翼」に出会ってサッカーを始めた前園少年は、1996年のアトランタ五輪で日本代表のキャプテンとなり、“マイアミの奇跡”を打ち立てた。前園は現在の代表で翼くんに似た選手として、若きエース・久保健英選手の名前を挙げる。「期待しかない」と、これからの日本代表の未来を自信の面持ちで語る前園。それに頷く松木の姿も印象深いものだ。

■初代担当者が語る「キャプテン翼」誕生秘話

原作者・高橋陽一氏のスポーツ好きは有名だが、初めからサッカー漫画を描いていたわけではない。高校3年のとき、高橋氏が集英社に持ち込んだ漫画は、西部劇とSFだった。そこからどう「キャプテン翼」が始まり、打ち切りの危機を乗り越えたのかを語るのは、高橋氏の初代担当編集者だった鈴木晴彦氏だ。

5作目で「キャプテン翼」の原型、“純度100%高橋陽一作品”が完成したと語る鈴木氏。さらに、中学生設定で熱血ハード系だった雛型を、小学生のサッカー少年たちの物語へと変えたのは高橋氏の提案だと明かす。鈴木氏は、設定を小学生に変えた高橋氏の少年性と、それがもっとも発揮されたというシーンを振り返る。

また、鈴木氏は“10週打ち切り”を回避した伝説の第4話、「キャプテン翼」にオーバーヘッドキックが描かれた瞬間も振り返る。
松木安太郎氏&鈴木晴彦氏


「キャプテン翼」原作者・高橋陽一氏

■高橋陽一氏を直撃、なぜ“翼くんを小学生”に設定変更したのか?

番組後半では、高橋氏にインタビューを敢行。じつは鈴木氏は、主人公を小学生にすることにどれほどの確信があったのか、高橋氏に長年聞きたくて聞けなかったという。45年越しに聞く答えには、「ワールドカップ」という言葉さえ知られていなかった連載当時に、一人のサッカーファンとして日本代表のワールドカップ出場を夢見ていた高橋氏の思いがあった。

さらに、高橋氏は「キャプテン翼」を流行りのスポ根漫画にしなかったわけも説明。「ボールはともだち、こわくないよ」の名フレーズが生まれた納得の理由となる。

45年前、サッカー途上国の日本で生まれたサッカー漫画が、今、世界中のサッカーファン、サッカー王国の選手たちをも魅了している。現在、連載漫画としての「キャプテン翼」は終了しているが、大空翼の物語はネーム掲載という形でウェブサイト「キャプテン翼WORLD」で継続している。

インタビューで高橋氏は、「翼を描くために漫画家になった」「最後まで描ききりたい」と、ファンには期待しかない言葉を送る。そして、リアル南葛SCを大きくするための壮大なプロジェクトも語る。

「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」第59回「サッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』の現在と未来」は、6月25日(木)、夜9時からBS12 トゥエルビ(BS222ch※全国無料)にて放送。放送終了後から、TVerでの見逃し配信も行われる。

◆文=鈴木康道



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