<M-1グランプリ2026>ラストイヤーの男性ブランコ、前回の教訓を仲間に共有「受かると思うな2回戦、あると思うな追加合格」

穏やかな語り口と実体験に基づいた説得力ある言葉で観客を引き込んだ男性ブランコ/※ザテレビジョン撮影

<M-1グランプリ2026>ラストイヤーの男性ブランコ、前回の教訓を仲間に共有「受かると思うな2回戦、あると思うな追加合格」

6月23日(火) 6:31

穏やかな語り口と実体験に基づいた説得力ある言葉で観客を引き込んだ男性ブランコ
【動画】M-1グランプリ2026 開催記者会見

漫才日本一を決める大会「M-1グランプリ2026」の開催会見が東京・六本木のYOSHIMOTO ROPPONGI THEATERにて行われ、「M-1グランプリ 2025」王者・たくろうと前回大会のファイナリスト8組、さらに今大会期待のコンビやラストイヤーとなるコンビなど5組の計14組が登壇。今大会に向けての意気込みなどを語り合った。その中から、今大会注目のコンビ5組の様子をリポートする。

■「M-1グランプリ2026」がいよいよ始動

2001年にスタートした「M-1グランプリ」は、プロ・アマ問わず結成15年以内の「最も面白い漫才師」を決める大会。4年の休止期間を挟みつつ過去21大会が行われ、これまで中川家、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、ミルクボーイ、錦鯉ら歴戦のコンビが王者に輝いてきた。また、令和ロマンは2023年、2024年大会で史上初となる連覇を達成し、大会にその名を刻んだ。

2025年大会は、史上最多となる11521組がエントリー。各地で開催された予選を勝ち抜いた9組と、敗者復活戦から勝ち上がった1組がハイレベルな戦いを展開する中、ファーストラウンド2位のたくろうが最終決戦で逆転を果たし優勝。新時代の幕開けを印象付けた。

そして、2026年大会のエントリー受け付けが6月22日よりスタート。今大会は1回戦が全国12地区で開催となり、さらに門戸が拡大。史上最多を記録した前回を上回るエントリー数となりそうだ。



■前回大会が盛り上がったのは男性ブランコのおかげ?

結成15年目で挑む今大会は、コンビにとっての“M-1ラストイヤー”となる男性ブランコ。2022年大会ではファイナリストとなりながら、前回大会はまさかの2回戦敗退となってしまったが、浦井のりひろは「昨年のM-1が盛り上がったのは、ひとえに我々が2回戦で落ちたことで、全員の気を引き締めたからですんで」と強調。

平井まさあきは「先ほどヤーレンズの出井(隼之介)さんから、『下味がついた』と(言ってもらえた)」と明かし、浦井も「皆さん素材のままで行こうとしたところを、我々が落ちたことで『あ、これはダメだ』ということで慌てて(下味をつけた)」と、多くの仲間たちがその屍を越えていったことを自虐的に語った。

一方で、平井は「昨年我々の“影分身”が準々決勝にいたということもあるので、2回戦で落ちた気がしないと言うか」と、某コンビが前回の準々決勝で披露した“完コピネタ”に言及。浦井も「自分たちを自宅で見るという不思議な体験をしました」と率直な感想を明かした。

そんな中で迎えるラストイヤーについては、「(普段はコント中心でやっているため)漫才のネタがまだ仕上がってないので。こっから作っていこうかなと思っています」(平井)とコメントするも、早くも話すことがなくなったのか「いやぁ…本当に、どうですか? 皆さん」と観客に全振りする一幕も。これには浦井もたまらず「そうなるの早すぎる。ちょっと待ってくれ!」とツッコんでいた。

そして浦井は「本当にこれで皆さんわかったと思うんですけど、『受かると思うな2回戦、あると思うな追加合格』! よろしくお願いします!」と、共に頂点を目指す仲間たちの気を引き締める一言で締めくくった。
 前回まさかの2回戦敗退となった男性ブランコは、登場するなり深々と頭を下げる場面も



■“復活”のダンビラムーチョ、ラストイヤーで過去最高の状態へ

同じくM-1ラストイヤーで、3年ぶりの決勝進出を目指すダンビラムーチョ。登場するなり大原優一は「しゃれになって~ないじゃん!」というおなじみのフレーズを放ち、諸事情により深みを増したこの言葉でしっかりと笑いを誘う。

その後も「来年からセ・リーグがDH導入ということなので、今年までですもんね、セ・リーグでピッチャーが打席に立つっていうのは」などと、“ラストイヤー”にかけて野球ネタを語る大原だったが、司会の川島明(麒麟)からは「ダンビラムーチョとしては、いろいろと取り返さないといけない」と檄が飛ぶ。

その言葉に、大原は「昨年が本当にめちゃくちゃな状態で、ネタどころじゃなかったところもありまして。今年は本当に(ネタを)仕上げて頑張りたいですね」と真面目にコメント。原田フニャオも「本当に漫才ができる喜びを噛みしめすぎて、もう勝つとかどうでもよくなっちゃいますよね(笑)。2人でできるのが幸せすぎて」と、笑いを交えつつ偽らざる本音を吐露していた。

諸事情で大原が不在の間も一人舞台に立ち続けていたという原田は、「一人でけん玉、皿回し、いろんなことをやらせていただきました。コマを回して上半身裸になって、乳首に乗せたりとかもやってました」と、体を張った笑いにも挑戦していたそう。2人での活動を再開してからは「ダブルインパクト2026」でも決勝に進出するなど、いい状態で臨めているようだ。

また、原田は大原が歌ネタに活かすためヨーデル教室に通っていることを告白。それについて大原は、「ラストイヤーに向けてヨーデルも仕上げようと思っていて。ヨーデル教室は1時間なんですけど、その間で結構先生が当たり障りない話とかをするんで、最近教えてもらう時間が短くなってきるのにちょっと悩んでます」と、せっかくのヨーデル教室があまり機能していないことを嘆いていた。
深いコンビ愛を感じさせる言葉が数多く飛び出したダンビラムーチョ



■世界から色を失ったカラタチ前田、勝負ネタまで失う悲劇

同じくラストイヤーのカラタチだが、前田壮太の推しである武元唯衣が櫻坂46を卒業したことで、コンビの活動にも非常に大きな影響が出ている様子。前田は「2月5日の22時に推しが卒業を発表しまして、あの日からカラフルだった僕の世界がモノクロになりました」と神妙に語り出す。大山和也は「カミカミなんだよ! もうちょっと流暢に言ってくれよ!」と、動揺を隠しきれない相方を叱咤する。

川島が「普通は推しに色をつけてもらうんですけど、(色のない世界に)もう一回戻るんですね?」と尋ねると、「黒澤映画の中を生きているような…」(前田)とポツリ。推しとの共演について話が及ぶと、「一応あったんですけど、同じ空間にいさせちゃいけないみたいなルールがあるみたいで。本格的にはお金払ってしか喋れない」(前田)とリアルな実情を明かしてくれた。

そんな中で迎えるラストイヤーは当然決勝進出を目指すことになるが、前田は「ネタが全部なくなっちゃって」とまさかの告白。大山が「武元唯衣ちゃんに向けてのネタを作っていたので、今年は養成所時代のネタしか無くなっちゃったんですよ」と補足すると、他の芸人たちも一様に「え~っ!」「ホンマにモノクロになってんだ…」と驚き。

そして、「もしかしたら、僕が不動産会社に行くっていうネタをやるかもしれない」(前田)「コンビニとかそういう系で」(大山)と、15年目にして若手芸人らしいオーソドックスな設定に原点回帰する可能性も示唆すると、芸人たちからは「今更?」「逆に見たいかも!」との声が上がった。
「推しの卒業」という深い悲しみから立ち直れていない様子のカラタチ・前田壮太(写真右)



■ボケない東×甘やかすホセ×宙に浮いた太刀=豆鉄砲を食らわす

ここ2年連続で準決勝まで進出し、あと一歩で決勝というところまで来ている豆鉄砲。東健太郎はなぜか刀を手にして登場。東は鞘から刀を抜きながら「正式には刀じゃなかったです。ちょっと長くて。太刀(たち)って言います」と説明するも、川島は「みんなが(実は)短いとか、いろんなことを想像してたと思うんですけど、ボケは『ちょっと長い』ですか?」とツッコむ。

すると東は「こんなところでスベったら末代までの恥なんで、スベったら(相方に)斬ってもらおうかなと思って」と自らの覚悟を示し、ホセに刀を託す。そして川島から公約について問われると、「多分誰も言ってなかったと思うんで…開催します!」と、「M-1グランプリ2026」の開催を改めて宣言するというボケを見せる。

それに対して誰もがホセが刀を振る展開を期待する中、当のホセは刀を鞘に納めたまま微動だにせず。川島から「ホセ! 斬るんだろ?」と追及されるも、ホセは「ちょっとウケたし、別に趣旨には合ってるんで」と相方を擁護する。

さらに東は、「個人的なことなんですけど、最近めっきり“頑張る”ってことをサッカー日本代表に任せっきりで。応援する方に回っちゃってたんで、僕も気持ちを切り替えまして…シュート! 狙うぞ!」とアピール。だが、ホセはまたも刀を立てたまま動かず「斬れよ!」「行けや!」と総ツッコミ状態に。それでもホセは「W杯頑張ってほしいしな。意気込みは感じたと思う」と相方を甘やかすのだった。

そんなコンビのやり取りを見て、「今何をやってたんですか?」と皆の思いを代弁した川島に観客も爆笑する中、「決勝まで行って、スタジオに東京ダイナマイト以来の刀を持って入場してください!」(川島)とエールを送った。
相方には最後まで刀を抜かなかった豆鉄砲



■“赤ちゃん”、まさかの6000グラム減量に成功も太刀で斬られる

舘野忠臣の突然の“赤ちゃん”化により一気に注目度を増し、前回大会は準決勝まで勝ち進んだネコニスズ。前回大会の反響についてヤマゲンが語ろうとしたのもつかの間、舘野の様子を見た川島は「ちょっと今日、特に顔色悪くないですか(笑)? スーツと同じ色ですよ。大丈夫ですか?」と思わずツッコんでしまう。

周囲の心配に対し、舘野は「内臓がおかしいのかも!」と赤ちゃん風に返答。「笑えないですよ! 真っピンクじゃないと内臓は」(川島)とツッコむ中、ヤマゲンは「事務所が『人間ドック行きなさい』って行かせてもらったんですよ。死んだらアカンタレントになれたんですけど、そしたら赤ちゃんがちゃんと再検査になって」と、しっかり検査に引っかかったことを明かす。

ヤマゲンから「赤ちゃん何キロ痩せたんやっけ?」と聞かれると、舘野は「6000グラム」と回答。「赤ちゃんが減ったらアカン量(の体重)減ったんです」(ヤマゲン)と言いつつも、お菓子を控えて運動にも取り組むなど健康的に痩せていってはいるそうで、「最近(舘野が)美容に目覚めて、日焼け止め塗りすぎで顔色悪いくらいなんで。内臓は元気になっていってるんで」(ヤマゲン)とフォローしていた。

そんな“赤ちゃん”は公約を問われるが、「記者の皆さん、赤ちゃんはね…」と言ったところで寝落ちしてしまう。すると川島は「ホセ! ホセ!」と、刀を手にしたホセに指示を飛ばす。「赤ちゃんはダメだろ…」という声も上がる中、意を決したホセは「えええ~い!」と舘野を一刀両断。一度は倒れた舘野だったが、すぐに立ち上がり「ああ~、斬られちゃった」とあっさりした一言を放つ。

一連の流れに、川島は「すごいスピードで“2分の1”を3回間違えましたよ今(笑)。斬ってはいけないのに斬り、泣き崩れた後『斬られちゃった』。全部が逆」と、ことごとく不正解を選んだホセと舘野をバッサリ。たくろう・きむらバンドは「宇宙かと思いました(笑)」と、会見を牛耳った真空ジェシカ・川北茂澄の“宇宙戦士”を引き合いに語り、川島も「今年のM-1のテーマは『宇宙』で」と同意していた。

そんな中、ダンビラムーチョ・大原は「小田急線乗っている時、鬼が座ってるなと思ったらヤマゲンさんでした」と電車内で真っ赤な顔をしたヤマゲンのエピソードを暴露。無事に“鬼と赤ちゃん”のコンビとなったことに対し、ヤマゲンは「ほぼ“鬼としみちゃむ”やないか!」とツッコんでいた。
豆鉄砲・ホセが“赤ちゃん”を一刀両断!

電車内で目撃したネコニスズ・ヤマゲンの姿を再現したダンビラムーチョ・大原優一






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