私はサトコ。夫と中学生の娘モエと家族3人で暮らしています。私の実家は隣の県にあり、70代の両親が住んでいます。母の退院祝いのため、私は姉のメグミと弟のタクヤ一家と久しぶりに実家に集まりました。しかしタクヤはいつも「俺は長男だから」と横暴な態度です。母はタクヤや孫たちをさんざん甘やかし、私と姉はまるで召使い。タクヤ一家が帰った後、耐えかねた姉が母に抗議しはじめました。しかし母は「タクヤは特別なの」と譲らず……?
姉は私にも忠告してきました。「サトコももう手を貸しちゃダメ。私たちが動けば動くほど、お母さんの快感につながっちゃうのよ」そのとき私の脳内で、「お母さんはまるで召使いみたいに扱われている」というモエの言葉が響きました。
姉の言葉でようやく私も目が覚めました。タクヤの横暴な態度に悩まされていたけれど、そもそもこんな状況を作り出したのは母なのです。しかも私や姉はその犠牲になっても構わない、そんな母の本音もはっきりしました。もう無理です。
母がタクヤばかりを優先することを、姉は「自己満足の娯楽でしかない」ときっぱり言い放ちました。私や姉がタクヤのために苦労すればするほど、母は「長男のために家族が団結している」という満足感を得ていたのでしょう。誰かの犠牲の上に成り立つ家族円満なんていりません。
私はモエの言葉を思い出し、目が覚める思いでした。そして「もう母の価値観には付き合わない、二度とタクヤの召使いにはならない」と決めたのです。
姉に促され、私は実家をあとにしました。背後で母が何か言っていましたが、私たちは一度も振り返らずに出ていったのでした。
原案・ママスタ脚本・motte作画・はなめがね編集・井伊テレ子
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