偉業逃したS・シェフラーが優勝者を気遣う心ないヤジに「ファンはいき過ぎていた」

健闘を称えあうシェフラー(右から2人目)とウィンダム・クラーク(右端)(撮影:GettyImages)

偉業逃したS・シェフラーが優勝者を気遣う心ないヤジに「ファンはいき過ぎていた」

6月22日(月) 16:00

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<全米オープン最終日◇21日◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440ヤード・パー70>

30歳の誕生日を迎えた最終日を最終組でスタートしたスコッティ・シェフラー(米国)だったが、2バーディ・3ボギーのラウンドでスコアを1つ落とし、トータルイーブンパーの4位タイで大会を終えた。「マスターズ」「全米プロ」「全英オープン」に続くメジャー4タイトル制覇のキャリアグランドスラムは来年以降に持ち越しとなった。



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偉業がかかるシェフラーには、ニューヨークのファンから大声援が送られた。『ハッピーバースデー』の合唱がいたるところで響いた。応援を背にシェフラーも耐えるゴルフを展開したが、首位のウィンダム・クラーク(米国)との6打差を縮めることはできず、「タフな1週間だった。追いつけると思ってやっていたけど、惜しいパットが多かった」と振り返る。

シェフラーが受けた声援とは逆に、クラークへは心ない言葉が飛んだ。ナイスショットにはブーイング、ミスショットに拍手が起こる。昨年大会でのロッカー破壊事件などもあって、すっかり悪役となってしまった感のあるクラークに対して、ニューヨーカーは容赦なかった。そんなクラークとの最終組は、異様な雰囲気だったとシェフラーも話す。

「きょうの観衆はタフだった。ニューヨークの人たちはタフだ。グリーンをこぼれたボールに対して声援が飛ぶのは、いき過ぎていると感じた」。懸命に優勝争いを演じているなかで起こったクラークへのファンからの対応には、シェフラーも眉をひそめるしかなかった。

そんな雰囲気の中でも、逆転を信じた。「(キャリアグランドスラムのことは)考えていなかった。集中できていて、メンタル的にもいい状態。勝つにはもう少しだったけど、足りなかった」。2024年には7勝を挙げ、25年も6勝を飾った強さが陰りを見せている今季。いまだ1勝にとどまっている。依然として世界ランキングは1位だが、納得のプレーができていないもどかしさもあったという。優勝したクラークとは最終的に4打差。第1ラウンドの停滞が響いたと原因を分析する。「ウィンダムは遅い時間のスタートで6アンダー。僕は早いスタートで2オーバー。それだけで8打も開いたんだ」。スタートダッシュを今後の課題と感じている。

それでもこの大舞台で「改善傾向にあると感じている」と、この優勝争いが浮上のきっかけになると期待する。来月の今季メジャー最終戦「全英オープン」に向けて調子を上げ、取りこぼしたタイトルのリベンジを果たす構えだ。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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