【写真】「THE FIRST TAKE」出演の裏話も語った夏吉ゆうこ&早見沙織
スタジオコロリド&スタジオクロマト制作のオリジナルアニメーション映画「超かぐや姫!」(Netflixにて世界独占配信中)。劇場上映終了の翌日、6月19日に東京・立川シネマシティにて「“最後のファンサだ!”卒業記念舞台挨拶」が実施された。イベントには、声優を務めた夏吉ゆうこ、早見沙織、そして山下清悟監督が登壇した。
■著名クリエーターが集結「超かぐや姫!」とは
「超かぐや姫!」は、「呪術廻戦 第1期」「チェンソーマン」「うる星やつら」などのオープニング映像演出を手掛けてきたアニメーションクリエーター・山下清悟監督の初長編監督作品で、Netflix映画として1月22日より世界独占配信され、2月20日からは劇場上映をスタート。1週間限定の予定だったが、反響を受け急きょ上映期間延長や上映館が拡大され、終映を迎えた6月18日時点で累計動員数134万人、興行収入27億円を突破するロングランヒットを記録した。
“音楽アニメーションプロジェクト”である本作に楽曲を提供するのは、ryo(supercell)、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotらボカロPの面々。山下監督が得意とする、物語に寄り添った情緒的な絵作りと3Dのカメラワークによるアクションを生かし、仮想空間「ツクヨミ」でのライブステージと、“歌”でつながる少女たちの絆を描く。
アニメーション制作は、「ペンギン・ハイウェイ」「泣きたい私は猫をかぶる」などの作品を生み出してきたスタジオコロリドと、今回がスタジオ初の作品となる、山下監督が率いるスタジオクロマトのタッグで行われている。
■令和の竹取物語「超かぐや姫!」あらすじ
古典文学「竹取物語」をベースとした新たな「かぐや姫」となる本作の舞台は、今より少しだけ先の未来。都内の進学校に通う17歳の女子高校生・酒寄彩葉(CV.永瀬アンナ)は、アルバイトと学業の両立に励む多忙な日々を送る中、インターネット上の仮想空間「ツクヨミ」の管理人兼大人気ライバー(配信者)・月見ヤチヨの配信を見て癒やされていた。自分の分身を作って誰もが自由に創作活動を行う「ツクヨミ」で、彩葉はヤチヨの推し活をしながらバトルゲームで細々と小遣い稼ぎをしていた。
そんなある日の帰り道、彩葉は七色に光り輝くゲーミング電柱を見つける。中から出てきたのはかわいい赤ちゃん。放っておけず連れ帰ると、みるみる大きくなり、彩葉と同い年ぐらいの女の子に。彩葉は「あなた、もしやかぐや姫なの?」と驚いた。
成長したかぐや姫はわがまま放題で、彩葉は「ツクヨミ」でのかぐやのライバー活動を手伝うことになる。彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌うことで、2人は次第に打ち解けていく。しかし、かぐやを月へと連れ戻す不吉な影がすぐそこまで迫っていることに、2人は気付いていなかった。
■「長い長い1週間でしたね!」異例尽くしの“1週間限定上映”に感謝
6月19日、劇中の舞台ともなっている立川・シネマシティにて本作の卒業記念舞台挨拶が開催された。全国19館で1週間限定公開して以来、公開規模の拡大・延長を重ねて4カ月のロングランとなった上映は前日18日をもって終了。翌日に実施となった本舞台挨拶の会場には多くのファンが来場し満席となったほか、公式YouTubeチャンネルで実施した中継配信は約4.6万人が視聴するイベントとなった。舞台挨拶には夏吉ゆうこ(かぐや役)、早見沙織(月見ヤチヨ役)、山下監督が登壇し本作への想いと感謝をファンへ伝えた。
夏吉は開口一番「かぐやっほー!」と声を響かせ、早見も「ヤオヨロー!」とそれぞれの演じた役柄のセリフで会場そして配信のファンに挨拶。早見は「最後のファンサだ!ということですので、今日はお互いにファンサを与え合いましょう!」と続けた。今作が初の長編作品となった山下監督も「かぐやっほー!」と声をあげた。
4カ月にわたるロングラン上映となった感想を聞かれた夏吉は「長い長い1週間でしたね!皆さんの熱い応援のおかげで本編の夏の気配が近づくまでの期間お楽しみいただけたことがすごく嬉しいです!時間が経つにつれて注目度も上がっていって、かぐやを演じる機会がたくさん発生しまして、幸せを噛み締めながら過ごしていました。皆さんがこの作品を愛してくれたおかげです。一緒に作品を大きくしてくださっているのを感じています」と感謝。
早見は「感慨深さで胸がいっぱいです。拍手や歓声を聞くだけで込み上げるものがあります。こういう一瞬、一瞬を積み重ねて、この物語に至るまでの輪廻が作られているのかなと思うと、かけがえのない大事な時間を皆さんと一緒に過ごせたなと感じています」と語ると、「ヤチヨの言葉みたい…!」と夏吉も感激した様子を見せた。
続けて山下監督は「上映終了後の拍手や歓声を聞いていて、一番最初にこの作品を見ていただいた試写の反応や評判を思い出しました。この作品が大好きなんですが、それだけだと作品は成立しない、いろんな人に見ていただいて初めて作品として成立すると思っています。実際に配信されて、ロングランもしていろんな人に受け入れて頂いて、ポジティブな感想もいただけて嬉しくて感動していた毎日でした。すごく大事な時間だったので区切りがつくのもいいなと思っています」と心境を明かした。
■「THE FIRST TAKE」収録秘話も披露…約5カ月間の思い出を回想
配信開始から終映までの期間で印象的だったことを聞くと、夏吉は早見と出演した音楽YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」の収録を挙げた。早見も「言おうと思っていた!」と同調。二人でスタジオを押さえて練習をし、打ち上げで鉄板焼きに行ったことも明かした。「この作品がきっかけで生まれた何気ないことも嬉しく、これからもそんな時間がいっぱいあるといいなと思っています」としみじみと夏吉が語れば、早見は「二人で歌っている時間、隣で夏吉ちゃんを感じながら歌うことができたことは嬉しい気持ちもあるし、もうちょっとで泣いちゃうような気持ちもあって。二人でこの気持ちを共有できたことは幸せな時間でした」と語り、舞台上で二人の仲の良さが垣間見れる瞬間だった。
山下監督は「質問の意図とずれてしまうかもしれないですが、この作品で一番覚えていることはやっぱり作っている時です。ラッシュが上がって、このままでは…と残業しながら絵を直している時間がすごく思い出されます。かぐやちゃんの顔を崩すわけにはいかない!俺のかぐやを!とか言いながら作っていました」と作品愛を感じずにはいられないエピソードを明かした。
当日は「ニュースツクヨミ出張版」と題して、配信開始からこれまでの作品の歩みを振り返り。Netflixの「今日の映画TOP10」で第一位を獲得したニュースを振り返った際には、それぞれが驚いたことを話した。監督はどんどん感想が出てくることに「早い!」と驚愕していたそうで「特に批判意見をめちゃくちゃ見ていて。どこがダメだったかを知りたいタイプ。それを全部見切ったあたりでよし!いける!と思っていた記憶があります。ずっと見ていたので1日ごとに精神状態が変わっていたことを覚えています」とSNSでの“エゴサ”エピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
ほかクラウドファンディングでも注目を集めた3Dかぐやたちがライブパフォーマンスを披露するオンラインイベント「ツクヨミ感謝祭」の開催時期が今年12月に決定したことが発表されると、会場からはどよめきの声が漏れた。またイベント後半には酒寄彩葉役・永瀬アンナからのビデオメッセージが到着。続けて9月18日(金)よりMX4D(R)、4DX、SCREENX、ULTRA 4DX、Dolby Atmos(R)といった特別フォーマットを含む復活上映を発表する特報映像が上映されると、会場からも再び反応が。歓声に包まれるなか、卒業からわずか3カ月での復活に「ただいま〜!」と夏吉が叫ぶと、「さっきしんみりしてたのに!」と早見がツッコむ。「往生際悪い作品なんで(笑)」と山下監督も冗談交じりに喜びをあらわにしていた。
長きにわたる「1週間限定劇場上映」にも幕が下り、ひとつの区切りを迎えた「超かぐや姫!」。9月からの復活上映や「ツクヨミ感謝祭」といった新展開も待ち受けるなか、イベントは成功裏に終了した。
なお、「超かぐや姫!」特別フォーマット特報や「ray 超かぐや姫!Version」MVなどの各種映像はWEBザテレビジョンに掲載中。
【関連記事】
・
【動画】「往生際悪い作品なんで(笑)」早すぎる復活に監督も笑顔、『超かぐや姫!』特別フォーマット版特報
・
【動画】ボカロ楽曲の金字塔を早見沙織&夏吉ゆうこが熱唱、「ワールドイズマイン CPK! Remix 」本編ライブシーン
・
<超かぐや姫!>「そんならかぐや!もう1回!」特別フォーマットで劇場上映が復活へ、特報も解禁
・
<超かぐや姫!>“1週間限定”から始まった劇場上映、6月18日に終映へキャスト&監督登壇の卒業記念舞台挨拶が開催決定
・
<超かぐや姫!>夏吉ゆうこ×永瀬アンナ×早見沙織「息をするのも忘れる没入感」 8000年の愛と“推し”が交錯する舞台裏