アヌシー国際アニメーション映画祭2026開幕、日本関連はコンペ選出作からクラシック作まで20本以上

今年で50回を迎える

アヌシー国際アニメーション映画祭2026開幕、日本関連はコンペ選出作からクラシック作まで20本以上

6月22日(月) 10:10

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世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭2026が、現地時間の6月21日仏アヌシーで開幕した。

映画祭のメインコンペティションで、最高賞のクリスタル賞を競う長編映画コンペティション部門に選出された「我々は宇宙人」(門脇康平監督/日仏合作)、作家性の高い長編作品を対象とするコンペ部門コントルシャン部門選出作「花緑青が明ける日に」(四宮義俊監督/日仏合作)、「ペリリュー 楽園のゲルニカ」(久慈悟郎監督)、「トリツカレ男」(髙橋渉監督)をはじめ、京都アニメーションの太田稔監督作などが選出されたテレビや配信向け作品のコンペティション部門、短編部門、制作進行中作品の報告上映、クラシック部門などを含めると20以上の日本関連作品が上映される。世界に日本のアニメーションの新旧の傑作を伝え、その多様性、歴史と存在感を披露する場になりそうだ。

手塚治虫の「リボンの騎士」を原案としたNetflix映画「THE RIBBON HERO リボンヒーロー」(五十嵐祐貴監督)は、8月8日の世界配信開始に先駆け世界初上映、モコちゃん監督による新作テレビアニメ「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」の1,2話世界最速上映、人気ゲームのアニメ化で、坂本龍一の「Blu」が主題曲の「SEKIRO: NO DEFEAT」(沓名健一監督)のワールドプレミアなど、日本より早くアヌシーでお披露目となる作品も話題を集める。

アルプスの麓に位置し、ヨーロッパ随一の透明度を誇るアヌシー湖を擁する風光明媚な地で開催される同映画祭は、世界最古にして最大のアニメーション映画祭だ。1950年代にカンヌ映画祭のアニメーション企画が立ち上がり、そこから独立して1960年に第1回が開催、その後2年に1度の開催から1998年より毎年開催へ変更され、今年で第50回を迎える。映画祭と同時に開催される国際アニメーション見本市のMifaも世界最大規模となる。

今年は第50回という記念すべき開催に合わせ、国際映画製作者連盟(FIAPF)より、アニメーション専門の映画祭としては世界初となるAランク認定を授与された。これはカンヌ、ベネチア、ベルリンなどと同様の最高レベルの映画祭という認定だ。さらに、アニメーション文化複合施設「Cité internationale du cinéma d'animation」が6月19日に開館した。歴史的建造物を改修し、美術、博物館、映画上映、制作レジデンスを統合したアニメーションの国際総合拠点として世界初の規模の施設であると発表している。

ここ数日、フランス各地では日中35度以上の猛暑を記録しており、アヌシーでは22時近くまで明るい夏至の夜に合わせた湖畔の野外上映に涼を求めるアニメーション、映画ファンの市民が集まる姿が印象的だ。なお、本映画祭終了後、6月30日からパリ日本文化会館では同映画祭で上映されたばかりの最新の日本作品を上映する「アヌシー映画祭2026 in Paris:日本映画セレクション」も開催される。アヌシー国際アニメーション映画祭2026は、現地時間6月21日から27日まで開催。

▼アヌシー国際アニメーション映画祭2026日本関連上映作品一覧

■長編映画コンペティション部門(Feature Films In Competition)
「我々は宇宙人」(門脇康平監督)※日本・フランス合作

■コントルシャン部門(Contrechamp)個性的な表現や、作家性の高い長編作品を対象とするコンペ部門
「花緑青が明ける日に」(四宮義俊監督)※日本・フランス合作
「ペリリュー楽園のゲルニカ」(久慈悟郎監督)
「トリツカレ男」(髙橋渉監督)
「The Orbit of Minor Satellites」(クリストファー・サリバン監督)※アメリカ・日本合作

■アヌシー・プレゼンツ部門(Annecy Presents)コンペ外の特別枠で、エンターテインメント長編作品などを上映
「映画えんとつ町のプペル約束の時計台」(廣田裕介監督)
「パリに咲くエトワール」(谷口悟朗監督)
「クスノキの番人」(伊藤智彦監督)
「THE RIBBON HERO リボンヒーロー」(五十嵐祐貴監督)

■ワーク・イン・プログレス(WIP Features)完成前の長編作品プロジェクトを紹介するセクション
「Killtube」(栗林和明監督)
「Monkey Quest」(David N. WEISS監督/共同監督:Stephanie Ma STINE、野口隆高)※日本・アメリカ合作、東映アニメーション

■TVシリーズ部門(TV Films)テレビや配信プラットフォーム向け作品のコンペティション
「二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-」(太田稔監督)
「キャンディーカリエス」(見里朝希監督)
「天幕のジャードゥーガル」(山田尚子監督、Abel GONGORA監督)
「タコピーの原罪」(飯野慎也監督)

■短編映画部門
・短編コンペティション部門
「春の海」(山村浩二 監督)
・パースペクティブ部門
「バケットマン」(ヤカタ・カナタ監督)
「REST」(宮嶋龍太郎監督)
・ミッドナイト短編コンペティション部門
「庭には二羽ニワトリがいた。」(長屋誠志郎監督)
・ミッドナイト短編部門
「Builder」(山田遼志監督)

■学生映画部門(Graduation Films)
「プランクトンα」(カク イニ監督)
「そしてナイフを手にした」(クワ監督)※日本・中国合作
「ビンタ」(オウ イリョウ監督)

■ミッドナイト・スペシャルズ特別上映枠
「Sekiro: No Defeat」(沓名健一監督)

■スペシャルイベント部門
「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」(モコちゃん監督)※世界最速プレミア

■Video Game Cinematics & Trailers部門
「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」プレオーダー・トレイラー(小島秀夫監督)

■アヌシー・クラシック(Annecy Classics 2026)選出作品
「PERFECT BLUE」(今敏監督)
「GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊」(押井守監督)
「獣兵衛忍風帖」(川尻善昭監督)
「火垂るの墓」(高畑勲監督)

【作品情報】
我々は宇宙人

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