私はサトコ。夫と中学生の娘モエと家族3人で暮らしています。私の実家は隣の県にあり、70代の両親が住んでいます。このたび母の退院が決まったので、私は姉のメグミと弟のタクヤと3きょうだいで実家に集まることにしました。タクヤの「俺は長男だから特別扱いされるべき」という態度に、私はいつも不快な思いをさせられています。でも今回集まる目的は、母のお祝いのためだから……。そう思いながら実家に行くと、すでに姉が到着していました。
母はまだ体調が万全ではありません。私と姉は母のために持ち寄った、身体に優しい料理をテーブルに並べました。するとそのとき玄関が開き、タクヤ一家が大声を上げて、リビングになだれこんできました。遠慮などまったくありません。
「あんたたち、手ぶらで来て何言ってんの」姉がそう言ってため息をつくと、タクヤは怒鳴りつけてきました。「なんだよその言い方。俺は長男だぞ?」母はそんなタクヤをたしなめるどころか、私に手を合わせて頼んできました。
タクヤ一家は玄関の引き戸を乱暴に開け、無遠慮にドカドカと上がりこんできました。子どもたちが大声で騒ぎまわり、その衝撃でテーブルに並べた小皿が揺れます。その乱暴なふるまいに、母の退院祝いの場は一気に荒れはじめました。
それなのに母はタクヤを甘やかすし、父はただ笑って見ているだけ。挙句の果てに「男の子には尽くしてあげなきゃ」と言われ、私は信じられないといった顔で母を見つめてしまいました。
原案・ママスタ脚本・motte作画・はなめがね編集・井伊テレ子
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