アンドリュー・スタントン監督、デジタルが普及した現代に「トイ・ストーリー5」が描くものを語る

アンドリュー・スタントン監督、デジタルが普及した現代に「トイ・ストーリー5」が描くものを語る

6月20日(土) 11:00

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ディズニー&ピクサーの人気シリーズ新作「トイ・ストーリー5」の監督を務めたアンドリュー・スタントン監督が、デジタルが普及した現代において、本作に込めた思いを語った。

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最新作で描かれるのは“デジタル”の脅威。おもちゃが大好きだったボニーは、タブレットに夢中な周りの子たちと話が合わず悩んでいた。想像力豊かだけれど内気なボニーの成長を見守ってきたジェシーは、そんな彼女を心配していたが、ある日、最新の電子タブレット“リリーパッド”の登場によって日常が一変してしまう。他の子どもと同じようにタブレットに夢中になり、遊びの中で輝いていたボニーの笑顔が失われていく…危機を感じたジェシーのSOSを受け、ウッディが再びボニーの家へ戻ってくる。久々に再会を果たしたウッディとバズと共に、ジェシーはボニーの心を取り戻すため、”デジタル“という史上最大の脅威へと立ち向かうのだが…。

デジタルデバイスが日常に深く溶け込んだ現代において、子どもにとっての“おもちゃの役割”を描いた本作について、スタントン監督は「大前提としてテクノロジーは今後もなくならないということ、そして依然として役に立つものであり続けるべきだということ。そして同時に失われつつある何かがあって、それらもまた大切に守るべきものだということを描きたかったのです」と、本作に込めた思いを語った。

30年に渡って子どもたちとおもちゃの絆を描いてきた本シリーズだが、最新作は「おもちゃはもう必要ないのか?」という問いに真正面から向き合う物語となっている。スタントン監督は、「私の子どもたちは今30代で、いわばテクノロジーの早期導入世代でした。そして今やデジタル機器は生活になくてはならない存在になっています。結局、何事もほどほどが大事なのですが、その“適度”や“コントロール”を、私たち大人ですらまだうまく見つけられていない気がします」と語る。

さらに「ただひとつ確かに言えるのは、タブレットやスマホは今後もなくならないでしょう。そして同時に、画面越しの“リモート人間関係”の中で失われつつある何かを取り戻すべきだということです」と語り、どんどん生活に浸透していくテクノロジーと、以前から存在するアナログな“人とのつながり”の共存の大切さを本作で描いたことをアピールした。

そんな本作では、ボニーのもとにやってきたリリーパッドが一瞬にして日常の中心となり、おもちゃ遊びの中で輝いていたボニーの笑顔が失われていくことにウッディやバズ、ジェシーらおもちゃたちが危機感を覚える。「トイ・ストーリー」シリーズ史上最強ともいえるライバルだが、スタントン監督はリリーパッドについて、「リリーパッドは子ども用のタブレットなので、子どもにとって最善のことをするように設計されています。そんなデバイスはどんな役割を果たすのだろうと考えて、“ヘリコプターペアレント(過干渉な親)”のようであり、同時に“パーソナルアシスタント”のようなキャラクターになりました。でもきっと映画を見たらみんな好きになると思います」と新キャラクターへ期待を込めた。

「トイ・ストーリー5」は、7月3日から全国公開。

【作品情報】
トイ・ストーリー5

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