実際に起きた殺人事件をもとに若者たちの退屈、欲望、支配、そして暴力を剥き出しに描いた「BULLY ブリー」が、25年の時を経て4K版として9月11日から上映されることが決定。あわせてビジュアルと予告編が公開された。
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【動画】「BULLY ブリー」
本作は、1993年にアメリカ・フロリダ州で起きたボビー・ケント殺害事件を題材にした、ジム・シュッツのノンフィクション「なぜ、いじめっ子は殺されたのか?」を原作とする青春犯罪映画。「KIDS キッズ」のラリー・クラークが切り取った南フロリダのまばゆい光や、若者たちの危うい身体感覚、そして取り返しのつかない暴力へと向かっていく空気が4Kによりスクリーンに蘇る。
出演は、ブラッド・レンフロ、ニック・スタール、ビジュー・フィリップス、レイチェル・マイナー、マイケル・ピット、ケリ・ガーナー、レオ・フィッツパトリックら。また本作には、ドクター・ドレーfeat.エミネム「ForgotAbout Dre」をはじめ、ファットボーイ・スリム、サイプレス・ヒルなど、Y2Kのサウンドが数多く使用されているほか、サントラにはソニック・ユースのサーストン・ムーアによる楽曲も収録。ヒップホップの時代性とアバンギャルドな音響が交錯する、強烈な音楽設計も大きな見どころとなっている。
南フロリダの郊外。幼なじみのボビー(スタール)とマーティ(レンフロ)は、退屈な仕事やドラッグ、夜の街での小遣い稼ぎを繰り返しながらいつも一緒に過ごしていた。だが二人の関係は、単なる友情ではない。ボビーはマーティを支配し、侮辱し、暴力で縛りつける。マーティは傷つきながらも、その関係から抜け出せずにいた。
そんな二人が出会ったのは、奔放で美しい少女アリ(フィリップス)と、その友人リサ(マイナー)。マーティに恋をしたリサは、彼をボビーの支配から救い出したいと願うようになる。愛、嫉妬、怒り、恐怖。若者たちの間で行き場のない感情が膨れ上がり、やがてリサは「ボビーさえいなくなれば、すべてが終わるのではないか」と思い詰めていく。冗談のように語られた殺意はいつしか仲間たちを巻き込み、誰も止めず、誰も本気だと思わなかったある夏の夜、彼らは二度と戻れない一線を越えることになる──。
今回の劇場公開にあわせ披露された新たなビジュアルは、若者たちの危うい関係性を想起させるデザイン。クラーク作品ならではの生々しい青春の痛みと不穏な空気を伝えるものとなっている。
また予告映像では、退屈な郊外に生きる若者たちの無軌道な日常と、彼らの間に少しずつ広がっていく支配、怒り、殺意の気配が映し出される。ヒップホップと不穏なスコアが交錯する音楽、若きキャストたちの剥き出しの表情、そして取り返しのつかない事件への緊張感。若さはなぜ暴力へ向かい、友情はどこで支配に変わり、愛はなぜ共犯を生むのだろうか。
4K版「BULLY ブリー」は、9月11日からシネマート新宿ほか全国順次公開。
【作品情報】
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BULLY ブリー
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