<あかね噺>理由は至極真っ当でもそこまでする? 語られた6年前の破門宣告の真相に視聴者も賛否両論

アニメ「あかね噺」第十一席より/(C)末永裕樹・馬上鷹将/集英社・「あかね噺」製作委員会

<あかね噺>理由は至極真っ当でもそこまでする? 語られた6年前の破門宣告の真相に視聴者も賛否両論

6月19日(金) 17:41

アニメ「あかね噺」第十一席より
【写真】チャラさ全開だった阿良川まいける

「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の、末永裕樹・馬上鷹将による落語漫画を原作にしたアニメ「あかね噺」(毎週土曜夜11:30-深夜0:00ほか、テレビ朝日系ほか/ABEMA・Netflix・ディズニープラス・FOD・Huluほかにて配信)。6月13日放送の第十一席「答え」では、6年前、真打昇進試験で桜咲朱音(CV.永瀬アンナ)の父・阿良川志ん太(CV.福山潤)になぜ破門宣告をしたのか。阿良川一生(CV.大塚明夫)がその理由を語った。(以降、ネタバレが含まれます)

■落語を衰退させないため、阿良川一生が行った破門宣告の真意

予選と決勝で異なる演じ方の「寿限無」を披露し、可楽杯を制した朱音。優勝者に与えられる一生との対談こそ、朱音が可楽杯に出場した目的だ。

6年前の阿良川一門真打昇進試験でその日一番の歓声を得た高座を見せた志ん太がなぜ破門にされたのか。それを直接一生に聞くためだったからだ。6年間、一切その話題に触れていない一生にこれを聞くのはある意味タブーであるらしく、「月刊落語」の記者・樫尾公久(CV.岩崎諒太)は「いやっ……いやっ……何ブッこんでんだよ、このコ!……」と衝撃を受ける。

すると「可能であれば彼女と二人にしてもらえませんか?」と人払いをさせた一生は最初、「志ぐまに聞いて来いと言われたか?」と圧のある声で切り返すが、朱音が志ん太の娘であり、彼女が自分の意志で聞きに来たと分かると、当時の高座を振り返りながら、破門の理由を語り始めた。

気まぐれやパフォーマンスとかそんなくだらない理由じゃなくて、信念がある破門宣告だったことを朱音は受け止めるが、それでも、一生が切り捨てた父の芸を最高の芸だと信じている朱音は、一生に「認めさせますよ、あなたが切り捨てた芸で!」と真っ向から宣言するのだった。

ようやく明かされた破門の理由に視聴者も「なるほどねえ」「どえらい正論」「応援で成長するうちはプロではないわな」と共感を覚えるが、一方で、「それで人の弟子も破門はやりすぎ」「理由は至極真っ当、でも破門しなくてもねえ」といったコメントも集まることに。

一生は「志ぐまの芸」に含みがある様子を見せていたので、もしかしたらまだ朱音には話さなかった破門の理由があるのかもしれない。
アニメ「あかね噺」第十一席より


■落語家の前に、志ぐまの弟子でいたかった志ん太

可楽杯の帰路、師匠への報告のため志ぐま邸へ向かった朱音たちは、待っていた阿良川まいける(CV.島崎信長)によって祝勝会に突入する。まいけるのチャラさは相変わらずで、阿良川享二(CV.阿座上洋平)が酒乱だったことも発覚。そんな現場に志ぐまが帰ってくるが、怒ったのはむしろ本気で踊っていないからだった。

一連のシーンは人物描写も楽しく、SNSには「志ぐま一門の楽しさはホントいいね」「まいける兄さん、芸達者」「志ん太はここにいたんだウルウル」などのコメントが寄せられ、芸は楽しんでこそ極められる…まるでそんな言葉を見るような志ぐま一門の様子だった。

志ぐまによれば、破門になったとき、志ん太は他の一門に弟子入りすることで落語家を続けることができたかもしれないという。「本来はあるまじき事だがな」と触れながらも、事実あの日破門された後、別の一門に入り直し真打になった者もいるのだという。しかし、志ん太なら是非と言ってくれる師匠方も多かった中でもそれを選ばず、「僕は落語家である前に、阿良川志ぐまの弟子でいたいんです」と廃業する道を選んだ。朱音も、(志ぐまに弟子入りした)今ならその気持ちが少し分かるという。

視聴者からも志ぐま一門のアットホームさに言及する形で、「朱音、これから志ぐま一門の中でがんばれ!」「良き師匠、兄弟子に囲まれた朱音の成長が楽しみ」「こうなったら絶対に志ぐまの芸で一生を超えてほしいね」など応援の声が多く集まっていた。

可楽杯を通して落語家として大きく成長した朱音。彼女に敗れた練磨家からし(CV.江口拓也)、高良木ひかる(CV.高橋李依)もまた、未来に向けて進むように見受けられる描写もあり、ドラマが多く描かれたエピソードとなっていた。

※島崎信長の“崎”は、正しくは「たつさき」。

◆文=鈴木康道
アニメ「あかね噺」第十一席より




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