私はリエカです。控えめに言っても、自他ともに認めるほどの美人で、スタイルもいい私は、物心がついたころからまわりの人にちやほやされながら育ちました。もっと注目を浴びたいと思った私がグループに引き入れたのは、大人しいだけが取り柄のパッとしないミドリ。「ちょうどいい地味さ」が、私の隣には引き立て役として必要だったのです。学生時代はそのパワーバランスですべてがうまくいっていました。ところが大人になってから、少しずつその関係は変わりました。
物心がついたときから「かわいい」とちやほやされていた私。いつだって自分にスポットライトがあたっていないと気が済まないタイプでした。そのために必要なのは、かわいい服でも高価なバッグでもありません。私を最高に引き立ててくれる「ちょうどいい脇役」なんです。
あんなに地味だったミドリは、私よりも先に、非の打ち所がないイケメンでハイスペックな旦那を捕まえて、美少女な娘まで産んだのです。許せませんでした。
だから私は彼女を教育し直すことにしました。ミドリに自分の立ち位置を思い出させてあげるためです。方法は簡単。このグループの「透明人間」にするのです。
物心ついたときから主役でいた私にとって、ミドリは私を引き立てる最高の脇役でした。
しかしミドリが幸せに暮らしていることが許せず、私は今回の集まりで徹底的にミドリをグループの「透明人間」にすることに決めました。
単純なサキを煽り、ユウコを黙らせ、ランチの席ではミドリの善行も話題も無視しかしません。
輪の外へ弾き出され、困惑するミドリの顔を見るのは最高の気分でした。
脇役の分際で私より幸せになるなんて生意気。
ミドリには一生、私の影で無力さを噛み締めていてもらわなければならないのだと再確認しました。
原案・ママスタ脚本・motte作画・ゆずぽん編集・石井弥沙
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