わが子を守りたい気持ちと、周囲に迷惑をかけたくない気持ち。その間で揺れながら、私は子どもに「我慢して」と言い続けていました。そんなとき、思いがけないひと言に救われた出来事です。
体格を理由に、遊びを控えるよう言われて
わが子は小さなころから体が大きくしっかりしていて、幼稚園でも目立つ存在でした。戦いごっこで相手にパンチをされても、やり返さないようにと私は言い聞かせていました。
さらに、少しぶつかっただけでも相手が転んでしまうことがあり、
先生から「加減ができないから」と戦いごっこやボール投げを控えるよう言われたこともありました
。
中身は同じ4歳なのに、と複雑な思いを抱えながらも、私はトラブルにならないようにと、我慢させることを選んでいました。
声をあげてくれた、ひとりのお母さん
そんなある日、ひとりのお母さんが言ってくれたのです。
「その子だけが禁止なら、みんなもやめるべきじゃないですか?」
そのひと言を聞いたとき、胸がいっぱいになりました。わが子だけに制限をかけるのではなく、どうすればみんなが安全に遊べるかを考える視点に、ハッとさせられました。
救われたのは、私のほうだった
これまで「体が大きいから仕方ない」と思い込んでいたのは、私だったのかもしれません。子どもは悪気があって強く当たっているわけではなく、ただ同じ4歳の子どもにすぎません。わが子を守るつもりで我慢させ続けていましたが、救われたのは私のほうでした。
まとめ
子ども同士のトラブルは、どの家庭でも起こり得ます。けれど「体が大きいから」「目立つから」という理由だけで、ひとりに我慢を強いるのは違うのかもしれません。
今回の出来事を通じて、わが子を守るとは「ただ波風を立てないこと」ではなく、周囲と一緒に「みんなが安全に過ごせる方法」を考えていくことなのだと気付かされました。あのときのお母さんのひと言のおかげで、今は肩の力を抜いて、わが子の成長を真っ直ぐに見守れるようになった気がします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田中直音子/40代女性・会社員
イラスト:藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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