映画「氷血」の完成披露上映会が6⽉17⽇に新宿バルト9で⾏われ、主演の北山宏光、共演の加藤千尋、内藤瑛亮監督が登壇した。
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本作は雪に閉ざされた世界を舞台に、家族の平穏な日常が突如“白い怪異”に侵されていく美しくも残虐な物語。幼い息子・晶を連れて、豪雪地帯にある夫の実家に移住した稔(北山)と悠希(加藤)の夫妻。穏やかな日常を願った二人だったが、やがて家の中には不気味な“白い女”が次々と現れることに。稔は気が触れたかのように“白い女”の絵を描き続け、幼い晶の目には母の姿が次第に“別の何か”へと映りはじめ、家族は一人、また一人と壊れていく──。
家族を思いやる優しい夫という顔を持ちながら、狂気や冷酷さも覗かせる主人公・稔を演じた北山は「撮影してから皆様に観ていただくまで、スタッフ・キャストみんなで一緒に作り上げました」と作品完成に笑顔。稔の妻である悠希役の加藤も「ホラーファンとして本作に愛情たっぷりで、自信があります」と胸を張った。
映画出演は約7年ぶりで、ホラー映画初主演となった北山は「僕は怖いのが好きじゃないというか、苦手で。それなのにこうしてお話を頂いた時に、逆に面白いなと思った。これまでホラーを観る側だったのが作る側に回るのは僕としても新しい挑戦になると思いました」と新境地を開拓したことを語り、一方念願のホラー映画初出演の加藤は「私は内藤監督作が大好きだったのでガッツポーズを決めました。人間って嬉しい時にガッツポーズをするんだと思った。自分の人生の中でも大きなポイントになると思うくらい嬉しくて、母にも連絡しました」と笑わせた。
そんなホラー映画の撮影ならではの恐怖体験を聞かれた北山は「現場に行く時に雪が積もり過ぎて本来あるべき道路がなくなって、曲がらなければいけない所を真っすぐ行ってしまって怖かった。雪で真っ白であるべきものが認識できなかった。冬の怖さと寒さを感じました」とあわや遭難の恐怖を告白。加藤も自身が乗るロケバスが雪で動かなくなってしまった事があったそうで「本当に詰んだ…と思って。スタッフさんが迎えに来てくれて車を救出してくれました」と、観測史上最大量の降雪を記録した最中で行われた過酷な撮影を回想した。
2人は音楽番組での共演はあるが、俳優としては初顔合わせ。お互いの印象について北山が「人見知りなのかなと思ってました。芝居の現場で会う時はどんな感じなのかなと思ったけれど、可愛らしい方だと思った」と述べると、加藤も「クールな方なのかなと思ったけれど、テレビで観るイメージ通りの温かい人でした。知識も豊富で優しくて役者さんとして尊敬できる部分が沢山ありました」と返し、これに北山は「良かった~」と喜ぶ場面も。
さらに加藤から「北山さんが一番怖いものは寒さ」と暴露されると、「そうなんです。寒いのだけは嫌い!雪国で撮影すると聞いた時に、寒いと言えどもいい作品が撮れればいいかと現場に行ったら、想像を超える寒さだった。本当に寒くて…寒いのはやっぱり嫌だと思った」と苦笑い。それでも尋常ならざる白銀世界を捉えた映像に触れた北山は「とんでもなく素晴らしい映像が撮れて、出演させて頂けて改めて良かったと思った」と納得の表情を浮かべた。
最後に内藤監督は「一人でも多くの方が嫌な気持ちになってくれたら嬉しいですし、人によっては爽快感や高揚を感じるような展開もあるので、観てくれた方々がどんなリアクションをしてくれるのか楽しみ」と語り、加藤も「この作品はホラーではありますが、日本の誇らしい部分が散りばめられています。本当に怖いものが好きな人も恐怖を味わえますし、最後に私は『気持ち良い!』と思いました」とPR。北山も「大きなスクリーンで冷気と恐怖を味わっていただけたら嬉しいです」と呼び掛けていた。
「氷血」は7月3日から全国公開。
【作品情報】
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氷血
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