本木雅弘が主演を務めたドラマ「八月の声を運ぶ男」が、8月21日より劇場公開されることが決定。あわせて予告映像が披露された。
本作は、長崎に暮らし日本全国を渡り歩いて被爆者の声を集め続けたジャーナリスト・伊藤明彦の実話を基に、原爆によってもたらされた数奇な出会いを描いた物語。昨年8月にNHKにて戦後80年ドラマとして放送されると、第63回ギャラクシー賞テレビ部門大賞に輝くなど、失われていく被爆体験の記憶や言葉を「伝える」とは何かを問いかける静かで力強いヒューマンドラマは大きな話題となった。今回の劇場公開版では、放送では使用されなかったシーンを追加し、登場人物たちの内面がより深く立体的に掘り下げられる。
出演は本木のほか、石橋静河、伊東蒼、尾野真千子、田中哲司、阿部サダヲら。脚本は大河ドラマ「麒麟がくる」の池端俊策。監督は柴田岳志が務める。
高度経済成長を遂げた1972年の日本では、日本人の誰もが豊かさを追い求めていた。その時代の流れに逆らうかのように、長崎の放送局出身のジャーナリスト・辻原保(本木)は被爆者の声を集め出す。しかし、当時はまだ原弾の記憶はあまりにも生々しく、その悲惨な体験を語ろうとする者は少なかった。そんな時、辻原は一人の被爆者・九野和平(阿部)と運命的な出会いを果たす。九野が語る「声」に感銘を受け、心を激しく揺さぶられる辻原。一方で、その「声」は多くの謎にも満ちていた──。
「八月の声を運ぶ男」は、8月21日から全国のTOHOシネマズにて公開(一部劇場を除く)。本木からのコメントは以下の通り。
■本木雅弘
この度「八月の声を運ぶ男」が映画という新たな翼を得て飛び立つことを、大変嬉しく思います。
瞬く星空を見上げ、魂の声を集める覚悟を決めた伊藤さんは、数値化できない「被爆の実相」に考察を重ねました。
読み人知らずの歌が現代にも響くのは、無名であってもその人間の息づかいが心を動かすからです。同じくこの肉声を、人類共有の財産として、被爆者体験を結晶化させることが、伊藤さんの密かなる野心です。
私は、池端先生のさりげなくも奥深い脚本に同様の野望を感じながら、大きなうねりを生むべく懸命に演じました。
一人でも多くの皆さんが劇場に集まり、切実な思いの灯火に心を寄せていただければ、天で見守る伊藤さんも少しは微笑んでくださるのかな、、、そんな思いです。
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製作・配給:WOWOW