【写真】“女狂わせ”としてSNSで話題になったYUUKI
IS:SUEの1ST ALBUM『QUARTET』が5月20日にリリースされた。サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPN THE GIRLS」を経て、ファイナリストだったNANO、RINO、YUUKI、RINの4人でグループ結成。2024年6月に「1st IS:SUE」でデビューするとすぐに大きな話題を呼び、いろんな音楽フェスにも出演。同年10月にRINが活動休止を発表し、そこから3人での活動を行ってきたが2026年2月に復帰し、4人による完全体での活動再開。5月24日には東京ガーデンシアターにて初の全国ツアーのファイナル公演となる追加公演を開催し7000人を動員、チケットはソールドアウトとなった。そんなIS:SUEが放つ1ST ALBUM『QUARTET』=“四重奏”という意味のタイトルのアルバムは、まさにファンが待ち望んだ作品で、“4”という数字も重要なキーワードとなっている。今回のインタビューでは、本作に込めた思いについて4人に語ってもらった。
■デビュー時の“ガールクラッシュ”から多彩な魅力への進化
――アルバム『QUARTET』が5月20日に発売されました。特設サイトが出来た時からファンの人たちも盛り上がって、いろんな反響がありましたね。
NANO:アルバムのリリースが発表されて、ジャケ写や新しいアーティスト写真が公表されたり、どんどん新しい情報が出たりするたびにSNSでファンの方たちが盛り上がってくれて、私たちも同じように楽しみな気持ちが大きくなっています。
RINO:『QUARTET』は、今までの私たちが詰まったものでもあり、これからの自分たちが詰まったものでもある、念願のアルバムなので、いろんな方に聴いていただきたいです。たくさんのジャンルの曲が収録されているので、楽しんでもらえると思います。
YUUKI:私たちがデビューした時はかっこいいイメージ、“ガールクラッシュ”なイメージを持っていただけた方が多かったと思うんです。でも、そこから私たちがIS:SUEのいろんな楽曲に出会って、いろんな要素を吸収して、学んで成長しました。今回の衣装、パステルカラーなんですけど、たぶんデビューの時には想像できなかったと思うんです。デビューの時とは正反対ですからね。こういうカラーも表現できるのは、多彩な魅力を身に付けられたからかなと思いますし、『QUARTET』からもそういうのを感じていただけたら嬉しいです。
――RINさんが復帰して、4人で新たに動き出す重要なタイミングでのアルバムリリースになりますが、今の気持ちは?
RIN:休止中、自分の中でいろんなことを考えてました。それをこの作品でどう伝えられるかというのをしっかりと考えてレコーディングに臨めました。準備を含めて、レコーディングを楽しんで出来たなって思います。
■アルバムリード曲「QUARTET」は、笑顔で踊れる新たなIS:SUEを表現
――タイトルトラック「QUARTET」がアルバムのリード曲でもありますが、これはどういう曲になりましたか?
NANO:「運命」という言葉が使われているんですけど、私たち4人が出会ったことが偶然ではなくて「運命的」で、今4人で奏でているハーモニーは最高なんだっていう明るいメッセージが込められた曲になっています。RINが戻ってきて4人で動き出す今この瞬間にぴったりの曲だなって思いますし、明るいメッセージ性を持っているのでいろんな方が聴いて、前向きな気持ちになってくれる曲が1曲増えて嬉しいなという気持ちです。
RINO:“四重奏”という意味のタイトルどおり、「4」という数字がたくさん含まれています。「4」という数字がいろんな方向から描かれている歌詞なので、私も気に入ってますし、楽曲自体、すごく素敵だなって思っています。
YUUKI:今までのタイトル曲は、自分自身にフォーカスが当たっていて、「私は人と違うけど、そんなところも受け入れて前を向いて進んでいく」みたいなメッセージがあったんですけど、「QUARTET」は、私たち同士のつながりというか、メンバー同士のつながりが感じられて、「4」という数字が象徴しているように、この4人でいることへのこだわりとか、つながりにフォーカスが当たっているので、これまでとは違うメッセージ性を持った曲になったんじゃないかなって思います。
RIN:私もこれまでの楽曲にはなかったタイプの曲だなって思いました。歯を出して笑う曲は初めてですし。
YUUKI:“歯を出して”(笑)
RIN:ニコニコで踊れる曲って初めて(笑)。さっき話していた中でも出てきたように、それが吸収して、学んで成長した部分だと思うんですけど、個人的にもこの曲は新しくて新鮮さも感じられて楽しいなって思いました。
■REBORNへの思いを自らの言葉で綴った「Windy」
――そういう進化や成長という意味では、「Windy」はREBORN(ファンの呼称)への感謝の気持ちが込められた楽曲で、作詞を4人が手掛けたということですが。
NANO:そうなんです。他の曲でも、部分的に歌詞が組み込まれている曲があるんですけど、まさか私たち4人が書いた歌詞だけで構成されるとは思ってなかったのでビックリしました。
――嬉しい驚きですよね。
NANO:はい。ファンの方たちに自分の気持ちを伝える機会を作ってくださることって当たり前じゃないですし、すごくありがたいなって感じました。こういうふうに一つの楽曲に出来たことはすごく自信になりましたし、これからもっともっと伝えていきたいという気持ちが強くなりました。
RINO:私としてはこの曲が一番書きやすかったです。REBORNへの感謝の気持ちとか、「こういう想いを届けたいな」って思っていたことがスラスラと言葉になって出てきたんです。“想像して考えて”じゃなく、自分の思いをただ綴ったという感じの歌詞を提出したので、そのままの言葉として受け取ってほしいですね。
――「Windy」に限らず、レコーディングの時にファンの方のことを思いながら歌うことも増えてきてるんでしょうね。それによって、歌い方、歌の表現にも変化があったりするんじゃないですか?
YUUKI:そうですね。今回は、アルバムの新しい曲の数も多いですし、それぞれの曲の色もハッキリしているということもあって、自分の声を使い分けたり、キャラクターも使い分けたりしました。レコーディングでは試行錯誤した場面も多かったんですけど、同時に学びもすごくたくさんあって楽しかったですね。特に「QUARTET」と「Windy」は、私たち自身のことだったり、ファンの皆さんとのつながりとかを考えさせられる曲なので、「Windy」の歌詞をみんなで書くことができて、思いをより強く込められたかなって思います。
■完全体で挑んだレコーディングで出会った「新しい自分の声」
――アルバムのための新しい曲、そして既発曲の“QUARTET ver.”と、RINさんにとって、いろんなチャレンジがあったと思いますが、レコーディングはどうでしたか?
RIN:はい。今回、“QUARTET ver.”をレコーディングする時は3人の声をお手本にして歌いました。「YUUKIちゃんのラップが上手すぎて、私、こんなふうにできない!」ってヘナヘナ言いながら頑張りました(笑)。3人が歌ってきた曲に私のパートをいただいて、”QUARTET ver.”としてリリースできることがすごくありがたいなと思いましたので、しっかりと練習してレコーディングに臨みました。
――今後、ライブで披露する時は”QUARTET ver.”になりますし、アルバムの新曲もあるので、歌割り、フォーメーションも含めて、新しいIS:SUEを見ることができそうですね。
RIN:はい!
――RINさんだけでなく、皆さん、いろんなチャレンジがあったと思いますが、「これは自分にとって挑戦だった」「これは新しかった」、そういうことも教えてください。
NANO:私は「4 Beats」という曲です。後半にRINOと掛け合いで高音で歌うところがあったり、最後に今までやったことないくらい難しいフェイクのパートを任せていただけたり、いろんな挑戦があった曲です。その部分を含めて、「どうやって表現しようかな?」ってすごく試行錯誤を重ねた曲で、レコーディングに向けてたくさん練習しました。いろんな人に私の思いが伝わると嬉しいです。
RINO:私は、自分の中で新しいなって感じたのは「QUARTET」と「4 Beats」です。「4 Beats」はNANOちゃんが言ってたとおり、私がこれまでの楽曲の中で一番の高音を出すパートがあって、それがNANOちゃんとのハモリの部分なんですけど、デモを聴いた時、「え? ここ私ですか!?」って(笑)。
――デモを聴いた段階で、そう感じたんですね。
RINO:そうなんです。本当に5回ぐらい「私ですか?」って聞き直したくらい高くて。その後、練習して何度も歌っていくうちに新たな扉が開いたような感覚がありました。知らなかった新しい自分の声と出会うことができたんです。なので、レコーディングの時は楽しく歌えました。
――「QUARTET」も挙げてましたね。
RINO:はい。「QUARTET」は、本当に過去トップレベルで難しかったです。かなり苦戦しましたね。それこそ、YUUKIちゃんが言ってたように、ガールクラッシュのようなちょっと強い女性を描く楽曲が多くて、プロデューサーの方からも「Crazy Girlみたいな感じで」って言われてきたんです。この曲の歌詞の内容は、強い女の子だったとしても、「ここは裏声でいってください」みたいに、強いメッセージを裏声でどう表現すればいいのかっていうのをいろいろ考えました。これまでの歌い方を「100」だとして、今回は100まで振り切らず、でも「0」だと弱すぎるみたいな感じで、その中間を狙わなきゃいけなかったんですけど、それが自分の中の辞書というか、レパートリーになかったので、それを探すのにすごく苦戦して難しかったです。
YUUKI:私は、一番難しかったのが「Chemistry」で、一番歌いやすかったのが「4 Beats」でした。たぶん、リズムの相性なのかもしれないんですけど、「Chemistry」はすごくテンポが速くて、音域が高くて、一生懸命歌った記憶があります。ノリノリで歌えました!
「Telepathy」はすごくチャレンジングというか、ここまで“かわいい”に振り切った声を出していいのだろうか?っていうくらい、「甘っ!」って感じるスウィートな声で歌うことが求められたので、自分にとって新しい曲だったなって。あと、「New Moon」は英語が難しくて。…「全曲について喋るのか!」って感じですけど(笑)、“We know it’s time, we own it”っていうフレーズの拍(ハク)の取り方がレコーディングの時に変わって、早口言葉みたいになったので結構練習しました。あと、自分のパートで“From the dark, we’ll rise”というフレーズがあるんですけど、この部分も家でもずっと呪文のように繰り返し繰り返し唱えていた記憶があります。
――口に覚えさせるみたいな感じですね。
YUUKI:滑舌があまりいいタイプじゃないので、いっぱい唱えて口になじませていきました(笑)。
RIN:3人の話を聞きながら、私も考えてたんですけど、「No.4」という曲が一番歌いやすかったです。なんだろう?自分の声にマッチしていたのか分からないですけど、“SA YO NA RA. My イエスタデイ”っていう歌詞があるんですけど、そこがすごく気に入ってます。
■「皆様をさらに狂わせる準備が整っております」
――では、改めてアルバム『QUARTET』の魅力、聞きどころなどを含め、NANOさんからファンの方、読者の方に向けてのメッセージをお願いします。
NANO:はい、私たちの1ST ALBUM『QUARTET』に収録された新しい楽曲には“四重奏”というテーマになっているものもあって、「QUARTET」という曲にはまさに四重奏をイメージするような言葉が散りばめられていますし、他の曲にも「4」とか「4人」に関わる言葉がたくさん入っています。ぜひそういう歌詞にも注目しながら聴いていただけたらなって思います。それと、これまでにリリースしてきた曲も“QUARTET ver.”になって、RINちゃんのパートが新たに追加されているので、3人のバージョンと4人の新バージョンを聴き比べてもらうと、新たな強い魅力も見つかるんじゃないかなって思います。いろんな楽しみ方でたくさんの方に聴いていただけると嬉しいです。私たちの『QUARTET』、愛してください!
――TikTokなどSNSで“女狂わせ”と話題になっていたりしますが、女性ファンに向けてのメッセージをYUUKIさんから。
YUUKI:褒める言葉の表現に“狂わせる”というのは、最上級を超えた感じがして、初めて聞いた時、すごく嬉しかったです。私たちもさらにパワーアップして、4人それぞれが自身を磨いて皆様をさらに狂わせる準備が整っておりますので、ライブ会場で5月24日、東京ガーデンシアターで会おう!待ってるよ! (笑)
――最後にもう一つ、以前、Leminoで配信番組「IS:SUE around the WORLD」を3人でされていましたけど、もし4人でまた何か番組をやれるとしたらどんなことをしたいですか?
NANO:前回が“世界”だったから、次は何がいいかな?
YUUKI:今度は国内に目を向けて。どこか地方の学校に突然お邪魔するとか。
RIN:それ、面白そう。
RINO:イベントとかコンサートとかではなかなか行けないようなところに行くのも面白いよね。
YUUKI:前回は、ゲストをお呼びしてお話を聴いて学ぶみたいな座学が多かったから、スタジオを飛び出してロケとかやりたいです。
NANO:職業体験とかもやってみたいかも。
YUUKI:考え始めたらいろいろやりたくなるので(笑)、またぜひ番組をやらせてもらいたいです!
◆取材・文=田中隆信
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