アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーが、女優のグレン・クローズと、「グラディエーター」などで知られるリドリー・スコット監督に名誉賞を贈ると発表した。二人はいずれもアカデミー賞に何度もノミネートされながら、受賞を逃してきた無冠の実力者だ。2人にはガバナーズ賞で名誉賞が授与される。
ガバナーズ賞とは、特定の一作ではなく、映画人の生涯にわたる業績をたたえて贈られる。今年はクローズとスコット監督のほか、ディズニー初の黒人アニメーターとして知られるフロイド・ノーマンにも名誉賞が贈られる。さらに、「パスト ライブス 再会」などを手がけてきた製作会社キラー・フィルムズの創設者、クリスティン・ヴァションとパメラ・コフラーの2人も、すぐれた製作者をたたえるアーヴィング・G・タルバーグ記念賞に選ばれた。
クローズは、その圧倒的な演技で知られながら、長くアカデミー賞とは縁がなかった。「ガープの世界」「危険な情事」、近年の「天才作家の妻 40年目の真実」など、これまで計8度ノミネートされながら、受賞は一度もない。これは、故ピーター・オトゥールと並ぶ、俳優部門での史上最多タイのノミネート数となる。
スコット監督もまた、無冠のまま映画史に名を刻んできた一人だ。「エイリアン」「ブレードランナー」「テルマ&ルイーズ」と時代を象徴する作品を世に送り出し、監督として、また製作者として計4度ノミネートされた。代表作のひとつ「グラディエーター」は作品賞を含む5部門でアカデミー賞に輝いたが、スコット監督自身は受賞を逃している。
ガバナーズ賞授賞式は11月15日に行われる。
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グラディエーター
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