竹俣 紅連載:『紅色の左馬』最終回
スポルティーバとBSフジの競馬中継番組『BSスーパーKEIBA』とのコラボ企画、竹俣紅アナウンサーの連載『紅色の左馬』。最終回となる今回は、新馬戦がスタートし、竹俣アナが注目している2歳馬について綴ってくれた――。

今日は上半期のグランプリ、宝塚記念が行なわれますね。
第26回で綴ったように、昨年夏、賢くて凛々しくてかわいらしいダービー馬クロワデュノールの取材をさせていただきました。そのクロワデュノールが、春の「古馬GⅠ三冠」に王手をかけている一戦。史上初の快挙となるでしょうか。
そして、以前厩舎を取材させていただいた、「茶太郎」ことダノンデサイルも参戦。本来は左回りが得意なダノンデサイルですが、有馬記念、大阪杯と、右回りでもしっかり3着を確保。今回も右回りですが、距離延長は歓迎のはず。"ベリベリ"な走りを楽しみにしています。
メンバーが豪華で、この2頭以外にも、今まで追いかけてきた"推し"たちが激突するドリームレース。皆さまはどの馬に夢を託されるのでしょうか。
さて、日本ダービーが終わり、2歳新馬戦が始まりました。先週は、エフフォーリアの初年度産駒ジョドレルバンクが前評判のとおりの圧倒的な強さを見せて勝利。叔父にクロワデュノールがいますから、早くも来年のダービーに向けて期待してしまいます。
ということで、今回は私の注目している2歳馬について綴ります。
とても気になっている種牡馬が、現役時にアメリカで活躍したフライトラインです。通算成績はGⅠ4勝を含む6戦6勝。この6戦で後続につけた着差の合計は、なんと71馬身!そんなフライトラインの初年度産駒がいよいよデビュー。注目しないわけにはいきません。
なかでも、血統表を見て注目しているフライトライン産駒は、マイクストーリーです。お母さんのシャムロックローズは、GⅠブリーダーズカップフィリー&メアスプリントの勝ち馬。まさにアメリカンな血統構成ですね。馬体写真などはまだ出ていないようですが、登録されている毛色は私の好きな栗毛。どんなお馬さんなのか、楽しみです。
母父Congrats(コングラッツ)にも注目しています。昨年の年度代表馬フォーエバーヤングやダノンデサイルが、母の父がCongratsという血統です。
そこで、母父Congratsの2歳馬を探してみると、フォーエバーヤングの半弟ヤングリッチや、ダノンデサイルの半弟ダノンチャンピオンがいますし、エフフォーリア産駒のノヴァヴェローチェもこの母父。かわいらしい栗毛のノヴァヴェローチェは、馬体重が530kgほどあるそうですね!
それから、馬名がきっかけで注目している馬たちもいます。かわいすぎて、即推しに決定したのが、イチゴワタアメです。実況で名前が呼ばれる日が待ち遠しい!
お父さんマテラスカイと同じ栗毛の馬体。海外GⅠでも活躍したお父さんですが、2024年に急逝してしまったため、産駒は3世代のみなのです。5月30日のGⅢ葵ステークスで、マテラスカイ産駒のデアヴェローチェが勝利し、産駒初のJRA重賞制覇。イチゴワタアメちゃんも続いてくれたらと思います。
もちろん、"ベニ"がついている名前の馬もチェックしています。とくに注目しているのが、ベニカケソライロ。紅掛空色とは、かすかに紅がかった淡い空色のことなのだそう。風流なお名前ですね。
父ゴールドシップ、母サクラレイメイという血統で、血統表を見ると、冠名サクラの馬たちの偉大な母スワンズウッドグローヴのクロスがあるのです。牝系を見ることにハマっているので、これに気づいたときはテンションが上がりました。
新馬戦のレースを見ていくにつれて、注目の2歳馬がまた増えていくと思います。ポテンシャルを感じる走りを見ると、胸が高鳴りますよね。今年はどんなときめきが待っているでしょうか。
それでは、今週も一緒にレースを楽しみましょう!
このコラムは今回が最後となります。読んでくださった皆さま、集英社 web Sportivaチームの皆さま、3年間ありがとうございました!

Profile
竹俣 紅(たけまた・べに)
1998年6月27日生まれ。東京都出身。2021年フジテレビ入社。
趣味:競走馬のぬいぐるみ集め血統表を眺めることガチャピン
モットー:元気に、地道に、前向きに
『BSスーパーKEIBA』
(毎週日曜・午後3時00分~)
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