俳優の橋本愛が6月13日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演作「祝山」の公開記念舞台挨拶に登壇した。民俗学や呪術を題材にした作品で知られる作家・加門七海が自身の体験をもとに執筆した小説「祝山」を映画化。橋本がホラー映画に出演するのは、「残穢(ざんえ)住んではいけない部屋」以来10年ぶりとなる。
見どころを聞かれた橋本は「見どころと言いますか、皆さんにお話したいなと思っていることがあって……」と意味深に切り出し、「ホラー映画が大好きな友人が『絶対に見るね』と言ってくれた」と振り返った。
続けて「その友だちが、映画のポスターをスマホの写真フォルダに保存してくれたんですが、『予告編を見たら、怖すぎて無理かも』って。ポスターもフォルダから消したんですけど、消えていなくて……。何回消しても消えないと聞いたので、本当にヤバい映画なのかなって」と、友人に降りかかった怪奇現象を報告。「得体の知れない力がある作品。皆さんも、もう逃げられないかもしれない」と客席に“警告”していた。
もちろん、映画の出来ばえには満足しており「少人数の体制で、純度の高いものづくりができる環境でつくった作品。皆さんにどう届くのか楽しみ」と期待感。「やはり“山”が主人公の映画なので、山の存在感が占める映画。劇場の大きなスクリーン、素晴らしい音響で体験してもらい、本当に祝山に迷い込んで、土を一歩一歩踏みしめる感覚になっていただければ嬉しいと思います」とアピールしていた。
舞台挨拶には橋本をはじめ、共演する石川恋、久保田紗友、草川拓弥、武田真悟監督が出席した。
これまでホラー作品で映画祭受賞などを重ね、本作で劇場長編デビューを果たした武田監督は「10年くらい前に(自分の)ツイッターに、『祝山』を映画化したいとつぶやいていた。かなり時間がかかったが、公開を迎えて、大変光栄に思います」と感無量の面持ち。「恐怖をきっかけに、身近な人が変わっていく。その怖さにもスポットを当てている。それを演じていらっしゃる皆さんの演技に注目してもらえれば」と見どころを語っていた。
スランプに陥ったホラー小説家・鹿角南(橋本)は、中学時代の同級生・矢口朝子(石川)から届いた手紙をきっかけに、当時の仲間たち(久保田、草川)らと再会し、不可解な出来事に巻き込まれていく。調査を進めるうち、異変の背後には、かつて自分たちが足を踏み入れた禁忌の山「祝山」の存在があることが浮かび上がる。
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祝山
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