江戸川乱歩賞作家・曽根圭介の同名小説を、「悪い夏」の城定秀夫監督、鈴鹿央士主演で映画化する「藁にもすがる獣たち」(9月25日公開)の第3弾キャストが発表され、新たな“金の獣”として、MEGUMI、前田旺志郎、岩松了、小手伸也、風吹ジュンらが出演することがわかった。
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本作は、たまたま見つけてしまった1億円をきっかけに、決して出会うはずのなかった人物たちが複雑に絡み合いながら金の“獣”と化していく数奇な運命を描くサスペンス。メガホンを取るのは「アルプススタンドのはしの方」「名無し」(公開中)の城定秀夫。脚本を「岸辺露伴は動かない」シリーズの小林靖子が担い、城定監督と初タッグを組んでいる。
主演を務め、チャンネル登録者数“2ケタ”の弱小大学生YouTuber・佐藤寛治を演じるのは、鈴鹿央士。突然手元にやってきた1億円によって、成り行きまかせのさえない毎日が突如一転。“不良警官”江波戸良介(成宮寛貴)や、“夜職悪女”し~な(森七菜)らも現れ、想像を絶する1億円争奪戦に巻き込まれていく。
新たに出演が発表されたキャスト陣が演じるのは、大金に溺れて“獣”と化していく人々。為替投資で大コケし、巨額の借金を抱える幸薄体質のワケあり主婦・庄田美奈役をMEGUMI。森が演じるし~なと出会ったことで、思いがけない方向に進むことになる美奈役について、MEGUMIは「今までやったことのない役で大きなチャレンジでした。土臭く、泥臭く、タイトル通り“藁にもすがる”ようにひとつのものを追い求める人々の必死さが描かれていて、今の時代、先のことを考えすぎて行動しなかったりする人が多い中で、考えずして行動するという意味ではある意味眩しいなと感じました」と、自身が演じた役への手応えと本作に登場するキャラクターの魅力を語った。
そのMEGUMI演じる美奈が働く夜のお店に通いつめる内に、気づけば美奈にガチ恋していた、痛客・武藤真哉役を演じるのは前田旺志郎。小心者だが、愛する美奈のために“とある大きな決断”をすることになる真哉を演じた前田は「ポンコツで小心者ではありますが、謎の正義感と愛らしさのある人物ですごく好きなキャラです。それぞれがそれぞれの欲望に向かい必死に生きる様に心踊る作品になっていると思います」と作品の仕上がりに期待を寄せた。
さらに、郷田組の組長・郷田巌役には岩松了。かつての自分の愛人に関係した因縁から、成宮演じる“不良警官”良介に借金返済を迫り容赦なく追い込んでゆく。郷田組に所属する鉄砲玉で、挙動不審のビビりなチンピラ・デメキン役を二ノ宮隆太郎。郷田組所属のヤクザで、半端なく屈強な肉体を持つフィジカルモンスター、おかっぱ怪力男・エリンギ役には、「筋肉芸人」としても活躍する青木マッチョ。
また、警視庁から派遣された刑事で、良介とバディを組み巨額の詐欺事件を共同捜査することになった食わせ者のデカ・肥後勝次役を小手伸也。鈴鹿演じる孫の寛治と二人暮らしをしており、最近、物忘れが激しいため寛治に認知症を疑われている、家族思いの老人・佐藤富子役を風吹ジュンが担う。
第3弾キャスト陣のコメント全文は以下のとおり。
■MEGUMI/庄田美奈役
私が演じた美奈という役は、今までやったことのない役で大きなチャレンジでした。土臭く、泥臭く、タイトル通り“藁にもすがる”ようにひとつのものを追い求める人々の必死さが描かれていて、今の時代、先のことを考えすぎて行動しなかったりする人が多い中で、考えずして行動するという意味ではある意味眩しいなと感じました。
モヤモヤしているものを抱えている方や言いたいことが言えない方も、この作品をご覧になった後には、やってみるかという気持ちになっていただけるんじゃないかなと思います。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。
■前田旺志郎/武藤真哉役
真哉というキャラクターはポンコツで小心者ではありますが、謎の正義感と愛らしさのある人物ですごく好きなキャラです。僕が恋する美奈役のMEGUMIさんとは14、5年前に親子役でご一緒して以来の共演です。
今回は夜のお店で働く人とその客という関係性で、このお仕事は改めて面白いなと思いました(笑)。それぞれがそれぞれの欲望に向かい必死に生きる様に心踊る作品になっていると思います。
■二ノ宮隆太郎/デメキン役
尊敬する城定秀夫監督の作品に携われたことをとても嬉しく思います。自分は成宮寛貴さんと青木マッチョさんとご一緒する機会が多かったのですが、お二人にはいつも本当に優しくしていただきました。
成宮さんの尋常じゃないカッコ良さと、青木さんの他では見られない獰猛さが劇中内でひしめき合っています。そして、とにかく出てくる登場人物が全員大暴れしています。ぜひそれを劇場で目撃していただきたいです。
■青木マッチョ/エリンギ役
オファーを受け「エリンギ役です」と聞かされた時、意味が分からず、野菜か鍋の物語なのかと思いました。あまり喋らず、無表情で身体が大きいというのが普段の自分そのもので、個人的にエリンギが一番魅力的で好きなキャラクターだったので、演じられて嬉しかったです。
物語や伏線が交差して最終的に収束していくストーリーが好きで、こんなに面白い作品に出られるのだと思って嬉しかったです。人生で一番デカい声を出し、一番目を見開いて、一番口を開いているので、そこにも注目してほしいです。
■岩松了/郷田巌役
オファーを受け、「僕、何の役?」と聞いた時に、ヤクザの親分と言われて喜びました。普段大人しい人間なので、ヤクザの役を喜んで受けました。単に突っ走るだけではなく、思わぬところが次第に折り重なってくるストーリー構造になっています。演出の幅も広く、アクション映画ならではのシーンもあるのでぜひ劇場でお楽しみください。
■小手伸也/肥後勝次役
肥後という役は、獣といっても獰猛な“ビースト”ではなく“スカベンジャー”の方で、ハイエナが死肉を漁るような、ついでに落ちているものを拾ってかすめるイメージで演じました。一番油断のならないタイプです(笑)。
どういう気持ちで見ればいいのだろう…というキャラクターばかりかもしれませんが、神様目線で見ていただくと、愚かな人間たちを俯瞰して楽しんでもらえると思っております。
■風吹ジュン/佐藤富子役
「藁にもすがる獣たち」というタイトルから、地獄から這い上がろうとして、お釈迦様が落とした蜘蛛の糸に一生懸命すがる地獄の人達を連想しました。想像もつかない濃いキャラクターたちの中で、存在感を見せられるように演じました。
城定さんだから描けるアクションの世界、狭い空間での登場人物の雑踏・見苦しさを、面白おかしく、楽しく見ていただけたらいいなと思います。獣達は最後、蜘蛛の糸にすがれるのか?寛治とおばあちゃんの結末は?皆さんの目でお確かめください。
【作品情報】
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藁にもすがる獣たち
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©曽根圭介/講談社©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会