米人気歌手のテイラー・スウィフトが「トイ・ストーリー5」のために書き下ろした新曲が、配信開始からわずか1日で再生記録を次々と塗り替えていると、米デッドラインが報じている。タイトルは「I Knew It, I Knew You」。シリーズでおなじみのカウガール人形、ジェシーに着想を得たものだという。
スウィフトの関与をめぐっては、ファンの間で憶測が過熱していた。5月末、シリーズを象徴する青空を背景に「TS」の頭文字を掲げた看板が米国に現れ、アンディの寝室の壁紙には、スウィフトがラッキーナンバーと公言する13と同じ数の雲が描かれていた。ピクサーの公式アカウントも、看板の上で踊るジェシーの画像に、スウィフトのヒット曲「Shake It Off」の歌詞を思わせる一文を添えて投稿するなど、思わせぶりな仕掛けが相次いでいた。
憶測は的中していた。スウィフトは6月1日、本作のために楽曲を書き下ろしたことを自ら発表した。その際、SNSでこうつづっている。
「5歳のころに最初の『トイ・ストーリー』を見て以来、大好きだったキャラクターたちのために曲を書くことを、ずっと夢見ていました。幸運にも『トイ・ストーリー5』を製作の早い段階で見せてもらい、たちまち心をつかまれて、試写から家に帰るとすぐにこの曲を書いたんです。『これだ』とピンとくる瞬間って、ありますよね?」
そして6月5日、「I Knew It, I Knew You」の配信が始まった。
すると、わずか1日で記録が相次いだ。Spotifyでは、女性アーティストによるカントリー曲として史上最多の1日再生数に達したと、同サービスが発表している。Apple Musicでは、サウンドトラック曲の初日再生の歴代最高記録を塗り替え、2026年最大のカントリーシングルにもなったという。Amazon Musicでも、2026年に世界で最も大きなデビューを飾った1曲になったとされる。
曲は、スウィフトがデビューから初期のアルバムで聴かせたカントリー路線への回帰となっており、長年の共作者であるジャック・アントノフと書き上げたという。ジェシーは「トイ・ストーリー2」から登場するキャラクターで、声をジョーン・キューザックが担当している。あわせて披露されたミュージックビデオは、そのジェシーの名場面をつないだ映像で、SpotifyとApple Musicでしか見られない。これが映像を目当てにしたファンの殺到を招き、記録更新を大きく後押ししたと米デッドラインは分析している。
配信日には、バズ・ライトイヤーの決めぜりふ「無限の彼方へ」になぞらえた言葉も投稿した。
「この曲を書くことは、音楽の上では新しい場所へ踏み出すことなのに、同時に家に帰ってくるような体験でもありました。5歳のときから今までずっと、『トイ・ストーリー』っ子として生きてきました。この冒険を、無限の彼方へ、これからも続けていくつもりです」
投稿では、何年も前に脚本を書いた段階でこの曲の書き手としてスウィフトを思い描いていたというアンドリュー・スタントン監督や、主題歌「君はともだち」などシリーズの音楽世界を築いてきたランディ・ニューマンへの感謝も述べている。
「トイ・ストーリー5」は、7月3日から全国公開される。
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トイ・ストーリー5
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