時代を席巻した伝説のフレンチホラー「マーターズ」4K版8月14日公開

時代を席巻した伝説のフレンチホラー「マーターズ」4K版8月14日公開

6月11日(木) 18:00

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2008年にフランス・カナダで制作・公開され、日本では2009年に劇場公開された伝説の映画「マーターズ」(パスカル・ロジェ監督)が4Kデジタルリマスター版で18年ぶりにスクリーンに帰還、8月14日公開される。

日本公開当時は「ホステル」(05)、「ソウ」シリーズ(04~)をはじめとした、凄惨な暴力描写を売りにした作品群の一作とみなされ、その過激な描写が賛否両論を呼び起こしたものの、即物的なだけではない物語の奥行き、予測を裏切り続ける怒濤の展開、つくりこまれた美しい構図や計算された画面構成、そして結末を見届けた観客たちが哲学的な考察を展開したことも相まって大きな話題となり、熱狂的なファンを獲得。当時スクリーンで鑑賞した観客たちに忘れることのできない凄まじい衝撃を与えたものの、以降パッケージや配信での鑑賞機会も限られ、伝説の作品として語り継がれてきた。

フランス公開以来、そのあまりにも苛烈な描写が物議を醸す一方で、崇高さすら感じさせる予測不能な結末へと観客を導き、世界中に賛否両論を巻き起こし、時代を席巻した“フレンチホラー”の到達点だ。ロジェ監督が一貫して描き続ける、絶望に立ち向かう信念を持った女性像の原点にして、恐怖と哲学性を極限まで追求し、人智を超えた領域へと踏み込んだ本作は、18年の時を経た今もなお色褪せることなく、コラリー・ファルジャ監督「サブスタンス」やジュリア・デュクルノー監督「TITANEチタン」をはじめ、現代フランスを代表する映画作家たちにも多大な影響を与え続けている。

1970年初頭のフランス。行方不明だった少女リュシーは、傷だらけで衰弱しきった姿で路上を彷徨っているところを発見される。彼女は何者かによって長い間、監禁・拷問・虐待されており、そこから自力で脱出したのだった。だが、性的虐待の痕跡はなく、犯行の目的は不明のままであった…。15年後のある朝、森に囲まれた平穏な一家の屋敷に、突然呼び鈴が鳴り響く。家主が扉を開けると、そこには猟銃を構えたリュシーの姿があった。自分を虐待した犯人をついに見つけたと確信した彼女は、復讐の引き金を引く。成すべきことを終えたリュシーから電話を受け、屋敷に向かった親友のアンナは、その惨状に思わず目を背ける。死体を処理し、立ち去ろうとする二人。しかし、そこで想像を絶する真実に直面することになる――。

「マーターズ」は、8月14日から全国順次公開。

【作品情報】
マーターズ(2008)

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© 2008 Eskwad - Wild Bunch- TCB film
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