Netflix の映画部門トップ「劇場公開を望む監督とは組まない」

ダン・リン会長

Netflix の映画部門トップ「劇場公開を望む監督とは組まない」

6月10日(水) 10:00

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Netflixで映画部門を率いるダン・リン会長が、劇場公開にこだわる監督とは「組まないことを受け入れた」と、米ニューヨーク・タイムズとのインタビューで語った。同社は賞レース向けなどの例外を除き、自社作品を映画館で広く上映しない方針を貫いている。

リン会長は、実写版「アラジン」や「シャーロック・ホームズ」を製作したプロデューサー出身で、2024年4月にNetflixの映画部門トップへ就任した。前任のスコット・ストゥーバーは、巨額の予算と創作の自由、そして劇場公開の機会で、マーティン・スコセッシ監督ら巨匠たちをNetflixへ招き入れてきた。リン会長に課されたのは、その路線を改め、より少ない本数の、より良い映画を、より少ない費用で作ることだったと、同紙は伝えている。

「バービー」のグレタ・ガーウィグ監督が手がける新作「ナルニア(原題)」は2027年、Netflix映画として初めて大規模な劇場公開が予定されている。だがリン会長は、これはあくまで例外であり、映画館に対する会社の考え方は変わっていないと強調した。そのうえで、同紙が「トレードマーク」と評する単刀直入さで、こう言い切っている。

「いまも劇場公開を望む映画作家たちがいる。そういう人たちとは組まない。それを我々は受け入れている」

リン会長は就任からの2年間で、88本の映画製作を承認してきたという。ほかの大手スタジオのトップが手がけるのは年間12~15本ほどだ。膨大なラインナップを抱えるだけに「自分の好みを押し付けることはできない。だが、映画の作り方と、映画作家とどう組むかは決められる」と話し、「私が見て育って大好きだった映画を、もう誰も作らなくなっている」として、コメディやロマンチック・コメディ、小説の映画化を増やしたい考えだという。

例外となる「ナルニア(原題)」は、日本では2027年2月10日からIMAX限定の先行上映が始まり、2月12日から劇場公開される。Netflixでの配信は4月2日からの予定だ。

【作品情報】
ナルニア(原題)

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Photo by Chad Salvador/Variety via Getty Images
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