世界的なゲームクリエイターとして知られる小島秀夫の「DEATH STRANDING」の映画化企画において、脚本がほぼ完成していることが明らかになった。同作は話題作を連発しているA24が手掛ける注目作だ。
「DEATH STRANDING」は、小島秀夫率いるコジマプロダクションが2019年に発売した世界的ヒットゲームシリーズだ。崩壊した北米大陸を舞台に、俳優ノーマン・リーダスが演じる配達人サムが、分断された人々と土地を「つなぐ」旅を描いた。実写映画化は2022年に発表され、2025年に「クワイエット・プレイス DAY 1」のマイケル・サルノスキ監督が監督・脚本に起用されていた。
米ゲームメディアIGNのイベント「IGN Live」に登壇したサルノスキ監督は、脚本の進捗についてこう明かした。
「いままさに脚本を書いているところで、うまくいけばもうすぐ書き上がる」
すでにA24と小島が草稿を読んでおり、現在は3者で改稿を進めている段階だという。
映画はゲーム本編をなぞる物語ではなく、同じ世界を舞台に、新たなキャラクターを中心とした並行する物語になるという。異星生物が襲来した初日を別の主人公の視点で描いた前日譚「クワイエット・プレイス DAY 1」と同じ手法だと、サルノスキ監督は説明している。一方で「ゲームのキャラクターが登場するかもしれない」とも語っており、サム役のリーダスが出演するかどうかには触れていない。
取材では、映画通として知られる小島ならではのエピソードも明かされた。サルノスキ監督が脚本にしのばせたエレム・クリモフ監督の旧ソ連映画「炎628」(1985)のネタを、小島は何の説明も受けないまま即座に言い当てたという。「炎628」は、第2次大戦下の少年の過酷な体験を描き、戦争映画の到達点のひとつとして語り継がれてきた1本だ。
キャストや公開時期はまだ発表されていない。
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