「食洗機は節水になる」と聞いて導入しました。ただ、1日3回は回していてフル稼働状態です。電気代まで含めると本当に得になっているのでしょうか?

「食洗機は節水になる」と聞いて導入しました。ただ、1日3回は回していてフル稼働状態です。電気代まで含めると本当に得になっているのでしょうか?

6月8日(月) 23:10

食洗機は「水をあまり使わない家電」として紹介されることが多く、家事の負担を減らす目的で導入する人も多いでしょう。一方で、毎食後に1日3回使っていると、「節水できても電気代で高くなっているのでは」と気になることがあります。 そこで、本記事では、食洗機を1日3回使う場合の光熱費の考え方や、電気代を抑えながら使うコツについて解説します。

食洗機は1日3回使っても本当に節約になる?

食洗機は1日3回使っていても、手洗いより光熱費を抑えられる可能性があります。ただし、それは毎回ある程度まとまった量の食器を洗っている場合です。
 
資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、手洗いは年間でガス代と水道代を合わせて約2万5560円、食器洗い乾燥機は電気代と水道代を合わせて約1万9090円とされています。これは、給湯器でお湯を使って手洗いした場合と、標準モードの食洗機を使った場合の比較です。
 
この条件は、1日2回使用を想定したものです。単純に1日3回に置き換えると、食洗機の年間コストは約2万8600円、手洗いは約3万8300円になります。つまり、1回あたりの食器量が同じで、まとまった量を洗う場合は、1日3回でも食洗機のほうが安くなる可能性があります。
 
ただし、朝にコップ数個だけ、昼に皿数枚だけといった使い方では話が変わります。食洗機は少量でも1回分の電気と水を使用するため、こまめに回しすぎると節約効果が小さくなります。
 

食洗機で高くなりやすいのは水道代より電気代

食洗機の強みは、少ない水でまとめて洗える点です。手洗いでは、すすぎのときに水やお湯を出しっぱなしにしがちです。特に冬場にお湯で洗う家庭では、水道代だけでなくガス代もかかります。
 
一方、食洗機で気をつけたいのは電気代です。食洗機は水を温めて洗い、機種やコースによっては温風で乾燥させます。乾燥には電気を使うため、毎回しっかり乾かす設定にしていると、電気代が上がりやすくなる点に注意が必要です。
 
特に、「高温洗浄」「強力コース」「乾燥長め」などを毎回選んでいる場合は、通常より電気を多く使います。油汚れが多い日には便利な機能ですが、軽い汚れの日まで同じ設定にすると、必要以上にコストがかかりかねません。
 
つまり、食洗機は水道代の節約には向いていますが、使い方によって電気代が増える家電でもあります。家計への影響を見るときは、水道代だけで判断せず、電気代と手洗い時のガス代も含めて比べることが大切です。
 

食洗機をお得に使うなら「回数」と「乾燥」を見直す

1日3回使っている家庭では、まず「本当に3回必要か」を見直してみましょう。食洗機は、できるだけまとめて使うほうが効率的です。朝と昼の食器が少ない場合は、汚れを軽く落として庫内に入れておき、昼食後にまとめて洗う方法もあります。
 
ただし、長時間そのまま置くと、においや汚れのこびりつきが気になることがあります。その場合は、食器に残った食べ物を捨て、油汚れを紙などで軽く拭き取ってから入れるとよいでしょう。
 
また、乾燥機能も見直しやすいポイントです。洗浄が終わったあとに扉を少し開け、余熱で乾かすだけでも電気の使用を抑えられます。完全に乾かしたい食器だけ乾燥機能を使い、普段は短めの乾燥や送風にするなど、使い分けると無理なく節約できます。
 
さらに、夜間の電気料金が安いプランに入っている家庭では、食洗機を夜にまとめて使うと電気代を抑えられる場合があります。契約プランによって差があるため、電力会社の料金表を確認しておくと安心です。
 

1日3回使う食洗機の回数と乾燥機能を見直そう

食洗機は、1日3回使っていても、まとまった量を洗っている場合は、手洗いより光熱費を抑えられる可能性があります。特に、お湯で手洗いしていた家庭では、水道代だけでなくガス代の節約にもつながりやすいでしょう。
 
ただし、少量の食器を何度も洗ったり、毎回長時間の乾燥を使ったりすると、電気代が増えて節約効果は小さくなります。そのため、朝と昼の食器をまとめる、汚れに合わせてコースを選ぶ、乾燥は短めにするなど、使い方を少し工夫することが大切です。
 
食洗機は、光熱費だけでなく家事の時間も減らせる便利な家電です。家計と時短の両方でメリットを得るために、回数と乾燥機能の使い方を見直しましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 食器洗い乾燥機
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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