「テッド・ラッソ破天荒コーチがゆく」や「バフィー恋する十字架」で知られる英俳優アンソニー・ヘッドさんが6月5日(現地時間)、72歳で死去した。米Deadlineが報じた。
ヘッドさんの娘で、俳優のエミリーとデイジーは英BBCニュースに対し、ヘッドさんが「肺炎による合併症のため、家族に見守られながら安らかに息を引き取った」と明かした。
1954年2月20日、ロンドンのカムデン・タウンで生まれたヘッドさんは、1970年代後半にミュージカルで俳優としてのキャリアをスタートさせ、1980年代にテレビへ進出した。1990年代には舞台でも大きな役を務めたのち、サラ・ミシェル・ゲラー主演のジョス・ウェドン制作シリーズ「バフィー恋する十字架」で、バフィーのウォッチャーであるルパート・ジャイルズ役を獲得。1997年から2003年まで放送された同作で主要キャラクターを演じ、世界的な知名度を得た。この時期にヘッドさんは米国へ拠点を移している。
その後も、ヘッドさんは数多くのテレビドラマや映画に出演した。コメディ番組「リトル・ブリテン」では架空の首相を演じたことで知られ、ジェーン・オースティン原作のドラマ「説きふせられて」ではサー・ウォルター・エリオット役を務めた。メリル・ストリープ主演のマーガレット・サッチャー伝記映画「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」では、ジェフリー・ハウを演じた。
近年は、Apple TVの「テッド・ラッソ破天荒コーチがゆく」で、ハンナ・ワディンガム演じるレベッカ・ウェルトンの執念深い元夫ルパート・マニオンを演じ、新たな世代のファンを獲得した。同作のアンサンブルキャストの一員として、2024年の全米映画俳優組合賞にノミネートされた。
「バフィー恋する十字架」で共演したゲラーはインスタグラムに、ヘッドさんとの複数の写真を投稿し「『ジャイルズに伝えて。私、答えがわかったし、大丈夫だって』。でも、私は答えなんてわかっていないし、大丈夫でもない。ただ、あなたを知ることができた私は幸運だったのだと思う。デイジーとエミリーへ。あなたたちはお父さんを私だけでなく、世界中の人々と分かち合ってくれました。本当にありがとう」と追悼のコメントを寄せた。
同シリーズでエンジェルを演じたデビッド・ボレアナズは、インスタグラムのストーリーズで「安らかに。彼はとても親切で、寛大な心を持った人だった」と記したほか、スパイク役のジェームズ・マースターズはインスタグラムに、「世界に穴があいてしまった。アンソニー・ヘッドが私たちのもとを去った」、フェイス役のエリザ・ドゥシュクは、「トニー・H、一緒に演じたすべてのシーン、共に過ごしたすべての時間に感謝します。愛と平安のなかで休んでください、優しい紳士。大切な人でした」とつづっている。
【作品情報】
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マーガレット・サッチャー鉄の女の涙
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