【マンガ】『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』を読む
子どもの友情から始まる親同士の付き合いは、自分で築く友情関係とは異なる独特の問題をはらんでいます。気が合えば、親子でいい関係が築ける心強い存在となりますが、そうではない相手だと…。子どもの友情に響いてしまうこともあるママ友との付き合い。でも無理してまで仲良くしないといけないもの…?
幼稚園のママ友関係を3人のママの視点で描いたコミックエッセイ『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』の紹介と共に、著者あさのゆきこさんの思いを伺いました。
■『ママ友トライアングル ~いつも私が余ってる~』あらすじ。さくらママの場合
幼稚園に通う一人娘のさくらは、みおちゃん、けんとくんと仲良し。園が終わった後もよく3人で遊んでいます。
子どもたちが遊んでいる間、ママたちも3人で見守る形となるのですが、みおママとけんとママは付き合いの長い友だち同士。さくらママはいつも疎外感を覚えてしまいます。
さらに自分たち以外の親子2組だけで出かけた話を聞くと、さくらママの胸はぎゅっと痛むのでした。
自分がママたちと仲良くないために娘に寂しい想いをさせてしまう!さくらママは頑張ってけんとママやみおママと仲良くなろうとするのですが…。
なかなか距離を詰められず、悩むさくらママなのでした…。
内気でコミュニケーション力が高いわけではないけれど、娘のことを想ってママ友付き合いを頑張るさくらママ。著者のあさのさんにさくらママについて話を伺いました。
■子どものためにママたちとも仲良くなろうと頑張るさくらママ。こうした無理は必要?
── さくらママが会話についていくために、ドラマや美容のネタを「予習」する姿は非常にリアルで切実でした。あさのさんも幼稚園ママ時代、こうした努力をされていましたか?
あさのさん:はい、努力しました。もともと子どものためのコンテンツと漫画くらいしか会話の引き出しがなかったので、どちらかというと自分を「世間の普通」に近づけるために努力した感じです。
── 娘のためにママ友と仲良くしようと無理をするさくらママ。幼稚園ママを卒業された今振り返ってみて、こうした「無理」は必要だと思いますか?
あさのさん:必要だと思います。よっぽど相手と合わないとか、自分がしんどくなるなら話は別ですが、子どもが仲良くしたいと思う子の親なら、多少は頑張ってもいいのではないかと思っています。ちなみに私は頑張って良かったです。いい経験になりました。
── さくらママというキャラクターを描く上で気をつけた点はありますか?
あさのさん:さくらママは人畜無害な人に見えるように描こうと思いました。気が強くもなく、ネガティブすぎず、ポジティブすぎず。お金持ちに嫁いでいるのですがブランドなどには興味がないといったように、読者の方に出来るだけ敵意を抱かれないようにしました。
***
保育時間外に公園で遊んだり、休日にお出かけしたり。親同士の関係が影響する幼稚園の友だち付き合い。子どもの友情を一番に考えて、自分が無理してでも関係を築くか否か。あなたならどうしますか。
文=K.Kunitake
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