人材紹介業のワークポートは2026年5月12日、20代~40代のビジネスパーソンを対象に行った
「管理職志向についての調査」
の結果を発表した。
管理職に昇進・昇格したい...76.7%が前向き
調査では、対象者全員に、今後のキャリアにおいて管理職(マネジメント職)に昇進・昇格したいと思うか聞いたところ、「積極的にしたい」が31.8%、「機会があればしたい」が44.9%となり、「昇進意欲あり」が合わせて76.7%にのぼった。一方、「あまりしたくない」は20.2%、「絶対にしたくない」は3.1%となった。
管理職への昇進・昇格を希望する人に理由を聞いたところ、「収入を増やしたい」が37.5%で最多となった。次いで、「裁量権を持ち仕事を主導したい」が26.2%、「後輩の育成や組織づくりに興味がある」が20.2%となった。
一方で、管理職に昇進・昇格したくないと回答した人に理由を聞いたところ、「報酬が見合わない(責任だけ重くなり、コスパが悪い)」が27.0%で最多となった。続いて、「私生活に影響が出る(ワークライフバランスが崩れる)」が25.5%、「現場業務へのこだわりがある」が17.5%、「人間関係のストレス」が16.1%、「ロールモデルの不在」が5.1%となった。
管理職になることへの不安や負担...合計75.7%が「感じる」
対象者全員に、管理職になることに対して不安や負担を感じるか聞いたところ、「とても感じる」が32.5%、「やや感じる」が43.2%となり、合計75.7%となった。ワークポートは、「期待と懸念が共存する働き手の複雑な心理状態が浮き彫りとなりました」と指摘した。
管理職になることに不安や負担を感じると回答した人に、具体的な内容を聞いたところ(複数回答可)、「成果責任・業務量の増加」が70.1%で最多となった。次いで、「上司と部下の板挟み」が47.4%、「部下の育成・マネジメント」が43.4%と続いた。さらに「評価・査定の難しさ」が39.1%、「ハラスメントのリスク」が29.7%、「多様な価値観への対応」が27.0%と続いた。
ワークポートは、「実務的な負荷に加え、人間関係の調整や教育といった『正解のない業務』に対する心理的ハードルの高さもうかがえる結果となりました」と指摘した。
管理職を引き受ける条件...最多は「責任に見合う報酬」が72.4%
最後に、管理職への昇進・昇格を打診された場合、どのような条件があれば引き受けてもよいと感じるか質問したところ(複数回答可)、「責任に見合う報酬(大幅な昇給)」が72.4%で最多となった。次いで、「裁量権の拡大と労働時間の削減」が50.9%、「マネジメントに専念できる環境」が48.1%と続いた。そのほかには、「研修やサポート体制の充実」が41.7%、「どのような条件でも引き受けない」が4.4%となっている。
ワークポートは、「報酬という目に見える対価に加え、業務の進めやすさや負担が偏らないための環境整備も、管理職を引き受けるうえで重要な要素となっているようです」と指摘した。
調査は2026年4月21日~28日にインターネットで行われ、対象者はワークポートが提供するサービスの利用者で、20代?40代のビジネスパーソン。有効回答数は588人。
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