6月5日(金) 2:20
「毎日湯船に入るとガス代が高いのでは」と気になる家庭は少なくありません。実際、お風呂は家庭内でもガス使用量が多い設備のひとつです。
一般的に、浴槽に180リットル前後のお湯を張る場合、ガス代は1回あたり約60円かかるとされています。一方、シャワーは使用時間によって異なりますが、15分程度(約150リットル)の使用で、ガス代は約50円が目安です。1ヶ月(30日)単位で見るとガス代の差額は約300円、年間では約3600円の差になります。
つまり、15分程度の短時間のシャワーであれば、湯船よりガス代を抑えられる可能性があります。ただし、シャワーは使用時間が長くなるほど湯量が増えます。シャワーは1分あたり約10リットルのお湯を使うとされており、20分ほど使用すると、浴槽1杯分と同程度の湯量です。
お風呂代を節約したいなら、使い方を工夫するだけでもガス代を抑えられる可能性があります。
まず注意したいのが、長時間のシャワーです。シャワーを出しっぱなしにすると、湯量は想像以上に増えます。さらに、「給湯温度を下げる」「節水シャワーヘッドを使う」といった方法も、日々の積み重ねで大きな差につながるでしょう。
給湯では、追い焚きの回数もガス代が増える原因です。お湯が冷めてから再加熱すると、その分エネルギーを消費します。家族が多い場合は「時間を空けずに続けて入浴する」「風呂ふたで保温する」といった方法も効果的です。
お風呂のガス代を節約したい場合、「シャワーだけ」と「湯船あり」のどちらが得かは、家族構成や生活スタイルによって変わります。
例えば、1人暮らしや夫婦2人程度で、1回のシャワー時間が10分以内なら、シャワー中心のほうがガス代を抑えやすいでしょう。一方、4人以上の家族世帯なら、湯船を活用したほうが結果的に安く済むケースがあります。
特に子どもがいる家庭では、シャワーを出しっぱなしにすることで、想像以上に水道代やガス代がかかるかもしれません。単純に「湯船はぜいたく」と考えるのではなく、自宅の入浴スタイルに合った方法を選ぶことが、無理なく光熱費を抑えるポイントといえるでしょう。
入浴は日々の疲れを癒やす時間でもあるため、光熱費だけを理由に入浴習慣を変えることが難しい場合もあるでしょう。そのため、漠然とした不安から節約を進めるのではなく、実際にどの程度の費用がかかっているのかを把握したうえで、家族で無理のない入浴方法を話し合うことが大切といえます。
また、節水シャワーヘッドのような初期投資で済む対策を優先することで、無理な我慢をせずに固定費を下げることが可能なケースもあります。お互いの価値観を尊重しながら、最新の省エネ知識を取り入れつつ、家計にも心にも優しい最適な入浴スタイルを見つけていくとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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