▶『夫ですが会社辞めました』葉月家のエピソードをまとめ読み
会社を辞めた夫と大黒柱妻、家庭を顧みない夫と手のかかる娘に悩まされる妻、不機嫌で家族を支配する夫に苦しむ妻…。自然豊かな葉山で暮らすそれぞれの家族は、様々な思いを抱えながら、一歩一歩前に進んでいきます。
神奈川県葉山町在住の漫画家・とげとげ。さんが、ご自身の体験や周囲の方々への取材をもとに、現代を生きる夫婦や家族の在り方を丁寧に描く『夫ですが会社辞めました』。その中でも特に人気の高い葉月家のエピソードを再構成してお届けします。
カズと同じ園に通っているユイちゃんの母親・葉月香代は、現在第二子妊娠中。香代の夫・圭太は気分屋で、機嫌のいい時は優しいけれど、一度不機嫌になるとムスッとして口をききません。香代は里帰りしてゆっくり出産したいと考えていましたが、夫の圭太は「自分たちでやろうよ」と反対するのでした。香代が里帰りについてなんとか夫を説得したいと考えていたそんな矢先、カメラマンの香代にウェディングフォトの撮影を依頼してきたある新婦とシェアオフィスで打ち合わせをしました。
彼女は正攻法では説得できない夫に、撮影代を実際より安く伝えて丸め込んだそうです。シェアオフィスでリモートワークしながらその打ち合わせを聞いていた沙月は、「嘘をつくことも、相手との衝突は避けつつ自分の意見を通すひとつの手段」と感心し、香代もなるほどと思うのでした……。
香代にしょっちゅう電話をかけてきては今どこにいるのか、何時に帰ってくるのかを訪ねてくる圭太。妻が実家に帰るのを嫌がるのは今に始まったことではないようで、里帰りに反対することにも何か根深い理由がありそうです。そんな状況に、香代も少々息苦しさを隠せなくなってきました。
「嘘も方便」とは言いますが、パートナーとのケンカや衝突を避けつつ自分の意見を通すためにウソを付くこと、アリだと思いますか?それともナシだと思いますか?
著=とげとげ。
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