28年前期朝ドラは「ほんのモキチ」主演・河合優実×作・宮藤官九郎の「ふてほど」コンビ

28年前期朝ドラは「ほんのモキチ」主演・河合優実×作・宮藤官九郎の「ふてほど」コンビ

6月4日(木) 15:15

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NHKは6月4日、東京・NHK放送センターで記者会見を行い、2028年度前期の連続テレビ小説「ほんのモキチ」の制作を発表した。作・宮藤官九郎。主演は河合優実が務め、TBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」コンビが朝ドラに挑む。

118作目の連続テレビ小説は、歌人・斎藤茂吉とその妻・輝子をモデルにした朝ドラ史上最も不仲な夫婦の物語。実在の人物をモデルとしているが、大胆に再構成し、登場人物や団体名などは、一部改称しフィクションとして描かれる。ドラマ上の役名は杜(もり)テル子、杜モ吉となり、原作は存在しない。27年秋にクランクインの予定になっている。

宮藤が朝ドラを執筆するのは、「あまちゃん」以来15年ぶり。「ご無沙汰しております」と挨拶し、「もう15年前になるのかと、ビックリしたんですけど、当時は朝ドラの型を知らずに自由に書いていた」と振り返る。

今回は「できれば、実在の人物がいいなと思った」そうで、「あくまでコメディで、夫婦の話がやりたいなと。10年くらい別居していて、そこも面白い(笑)。なんで別れなかったんだろう。夫に尽くさない妻の話は、朝から見たら楽しいだろうなと」と着想を語った。

河合が演じる主人公・斎藤輝子(1895-1984)は、日本を代表する歌人・斎藤茂吉の妻として、献身的に夫に尽くすわけではなく、“悪妻”と呼ばれながら、ひたすら自分に正直に、自由に生き、晩年にはエベレスト登山をはじめ、世界108カ国を旅し“痛快ばあさん”として名をはせた人物だ。

河合の朝ドラ出演は「あんぱん」以来で、主演は初めて。「朝ドラは本当に特別。ずっと夢でしたと言いたいところでしたが、デビュー当時から、あまりに想像がつかなくて、イメージしたことがあまりない」といい、「心臓バクバクでそのこと(オファー)しか考えられない魔力がある」と背筋を伸ばす。

現在は「覚悟が決まった」そうで、「やる気満々です。特別なことなので、どんなチャレンジができるのか、いまはとてもワクワクしている。波乱の人生を歩まれたご家族で、フィクションですけど、“盛る”必要ないくらいの女性なので、私が感じている魅力をどう演じていこうかと考えている」と闘志を燃やしていた。

なお、2027年度後期の連続テレビ小説については今後、内容・出演者が決定次第、発表される。

【宮藤官九郎コメント】

二度目の連続テレビ小説です。まずはこの機会を与えて頂いた幸運に感謝します。せっかくだから前回とは全く違うアプローチで、半年間お茶の間を賑やかに盛り上げたい。不穏なニュースや日々のストレスで塞ぎがちな現代人の心=キモチを解きほぐす、そんなドラマにしたいと考えました。

そして辿り着いたのが〝猛女と呼ばれた淑女〟こと斎藤輝子さん。

良妻賢母が賞讃された時代に、家事も育児も一切せず、権威をものともせず自由奔放に生きた方。夫は歌人にして精神科医の斎藤茂吉。二人の息子も精神科医。そしてご自身は……元祖グラビアモデルにして、元祖バックパッカー、そのうえ元祖インフルエンサー? なんかすごい。いたんだ、そんな人が、あの時代に。

真っ先に河合優実さんが思い浮かびました。あのキレ味の良さ。醒めた目つき。佇まい。ピッタリだ。支えたり、寄り添ったりしない。むしろ夫の前に立ちはだかるヒロイン。朝ドラ史上、最も不仲な夫婦の物語。夫婦ゲンカの場面をたくさん書くことになる。でも大丈夫。河合さんなら辛くない。見てられる。まだ書いてないけど、すでに楽しい。
痛快で奔放な夫婦ゲンカを半年間お届けします。ほんのモキチです。

【河合優実コメント】

たいへん大きな役目を任せていただくことになり、日々関わってくださる全ての方々に心から感謝しています。

斎藤輝子さんという人の人生をお借りして、いまどんなことを描けるだろうかと考えています。ご本人とその周囲の人びとについて知っていく中で、激動の家族史を強靭なすまし顔で駆け抜けた輝子さんの生き方に、図らずも笑いが漏れてしまいます。人生にはとんでもないことが起こりますが、遠くから見れば喜劇、ということだと思うので、まず至って真剣に向き合いたいです。

また、たくさんの感動をもらってきた宮藤官九郎さんとこのような大舞台でご一緒できることも、幸運に思います。ともに真実からたくさんのものを受け取って、「ほんのモキチ」というまだ見ぬ物語をつくることができるのが楽しみです。

すでに、晴れやかな気持ちというよりは、やってやるぞという気概のほうに胸を膨らませています。愛をもって走ります!どうぞご贔屓に!

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